江戸の旋風
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江戸の旋風
ジャンル
時代劇
原作島田一男
脚本櫻井康裕、田上雄、蘇武道夫ほか
監督高瀬昌弘、森一生、小野田嘉幹ほか
出演者加山雄三近藤洋介ほか
ナレーター井上孝雄
製作
制作東宝フジテレビ

放送
音声形式モノラル放送
放送国・地域 日本

同心部屋御用帳 江戸の旋風
出演者田中邦衛地井武男津坂まさあき木村四郎千秋実池部良ほか
放送期間1975年4月10日 - 1976年3月25日
放送時間木曜 21:00 - 21:54
放送分54分
回数49

同心部屋御用帳 江戸の旋風II
出演者津坂まさあき→秋野太作、加納竜潮哲也、森哲夫、露口茂小林桂樹ほか
放送期間1976年4月1日 - 1977年3月31日
放送時間木曜 21:00 - 21:54
放送分54分
回数53

同心部屋御用帳 江戸の旋風(第3シリーズ)
出演者秋野太作、潮哲也、露口茂、小林桂樹ほか
放送期間1977年4月7日 - 1978年4月27日
放送時間木曜 21:00 - 21:54
放送分54分
回数50

同心部屋御用帳 江戸の旋風(第4シリーズ)
出演者秋野太作、名高達郎、潮哲也、露口茂、小林桂樹ほか
放送期間1978年11月16日 - 1979年5月17日
放送時間木曜 21:00 - 21:54
放送分54分
回数26

同心部屋御用帳 新・江戸の旋風
出演者沖雅也渡辺篤史倉田保昭、潮哲也、小林桂樹ほか
放送期間1980年1月10日 - 8月28日
放送時間木曜 21:00 - 21:54
放送分54分
回数31

時代劇スペシャル
同心部屋御用帳 江戸の旋風
出演者名高達郎、渡辺篤史、潮哲也、小林桂樹ほか
放送期間1984年1月19日
放送時間木曜 21:02 - 22:48
放送枠時代劇スペシャル
放送分106分
回数1
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『江戸の旋風』(えどのかぜ)は、1975年から1980年まで断続的に5年間、フジテレビ系列で毎週木曜日21:00-21:54に放送された時代劇シリーズである。

同心部屋御用帳 江戸の旋風

同心部屋御用帳 江戸の旋風II

同心部屋御用帳 江戸の旋風(第3シリーズ)

同心部屋御用帳 江戸の旋風(第4シリーズ)

同心部屋御用帳 新・江戸の旋風

また、1984年時代劇スペシャル枠で1回だけ復活している。
内容

捕り物を題材にした時代劇といえば『右門捕物帖』(佐々木味津三原作 NET日本テレビ)や『銭形平次』(野村胡堂原作 フジテレビ)など、単独の同心や岡っ引を主人公に据えた作品が定番であるが、本作は町奉行所直属の定町廻り同心たちが集団で様々な事件を解決して行く姿を描いた時代劇。主演にテレビ時代劇初出演の加山雄三を筆頭に、東宝若大将シリーズ』の「青大将」で加山とのコンビも人気だった田中邦衛、同じ東宝のスター女優・浜美枝らを迎え、『太陽にほえろ!』を始めとする当時大人気だった刑事ドラマのテイストを取り入れて作られた。これが功を奏し、本作は目論み通りに高視聴率を稼ぎ、断続的ながら全5シリーズまで作られるほどの人気シリーズとなった。また、この人気を受けて本作と同じスタッフにより、『江戸の渦潮』、『江戸の激斗』、『江戸の朝焼け』といった派生的作品も作られている。実制作は東宝テレビ部の下請けで円谷プロダクションが行っている[1][2]。制作担当の伊東正純は本シリーズでのフジテレビとの繋がりから後にプロデューサーとなり、時代劇スペシャルへの円谷プロダクションの参加を実現させた[2]

第2シリーズからは本作の音楽を服部克久が担当し、メインテーマも第1シリーズでのウエスタン調の曲から、パート2以降は刑事ドラマ風のスリリングなテーマ曲になった。第2シリーズのテーマ曲は服部が作曲したNHK少年ドラマシリーズ夕ばえ作戦』(1974年)のテーマ曲をアレンジしたものとなっている。第2シリーズのBGMのうちの1曲が、大原麗子出演のサントリーレッドCMで服部作曲のBGM「花想い」としてアレンジされ使われている[3]
スタッフ

プロデューサー - 広岡常男
市川久夫

企画 - 中本逸郎

原作 - 島田一男『同心部屋御用帳』(桃源社版)

撮影 - 内海正治、宇野晋作、中村隆彦

照明 - 山口偉治、金子勝治

美術 - 伊東正靖

殺陣 - 宇仁貫三

音楽

第1シリーズ - 山倉たかし、卓大介

第2シリーズ以降 - 服部克久


制作協力 - 円谷プロダクション

制作 - 東宝フジテレビ

同心部屋御用帳 江戸の旋風
キャスト


千秋城之介 -
加山雄三
全シリーズの主人公。南町奉行所定町廻り同心。頭も切れ腕も立つ、同心部屋の切り込み隊長。女性に甘いのが難点。
早見茂太夫 - 千秋実 (9話まで)
筆頭同心。病気療養のため、序盤で姿を消す[4]
高瀬儀右衛門 - 近藤洋介 
次席同心。妻を亡くし息子と二人暮らし。鬼同心で悪人には容赦ないが、人情深く、子供には弱い。意外とコミカルな一面を覗かせることもある。
由良三九郎 - 田中邦衛 
城之介の先輩同心。女好きで要領が良い、同心部屋のムードメーカー。26話より隠密廻りへ配置換え(準レギュラー)となる。
三保木大学 - 地井武男 
吟味与力を父に持つ、若手エリート同心。幼少の頃に三保木家の養子となる。49話のラストで吟味方に転属したことがナレーションで語られた。
日下兵馬 - 木村四郎 
同心部屋一の若手で新米同心。49話のラストで牢屋見回りに転属したことがナレーションで語られた。
千葉左内 - 津坂まさあき (26話 -)
三九郎の後任同心で、以前は牢屋見回り同心。三九郎同様、女好きで口の達者な三枚目。厳しい母親に頭が上がらない。
根津新兵衛 - 池部良 (14話 - 最終話)
隠密廻りより茂太夫の後任筆頭同心として着任。表向きはニヒルな皮肉屋だが、実は部下思いで情に厚い。49話のラストで隠密廻りに帰属したことがナレーションで語られた。
勘八 - 橋本功
城之介配下の岡っ引。三枚目で慌て者だが威勢がよく「勘弁ならねぇ!」が常套句。
嘉助 - 守田比呂也
老練の岡っ引。兵馬の配下だが、若い兵馬の教育係としての一面も見せる。
六助 - 中原成男
三九郎配下の岡っ引。女癖の悪い三九郎に度々手を焼いている。三九郎が隠密廻りに配置換えしたあとは左内の配下のように動くが三九郎同様女癖の悪い左内に手を焼いている。
お葉 - 浜美枝
富本節の師匠で城之介とは恋仲の間柄。かつては「つばくろお葉」の異名を持った女掏摸。
高瀬大四郎 - 小田敏治
儀右衛門の一人息子。
三保木左十郎 - 小沢栄太郎
大学の義父。一線からは退いているものの、臨時廻り同心として部下達に厳しく接している。新兵衛が着任するまで、茂太夫の代理として同心たちを束ねた。
お清 - 村地弘美(14・17・23・27 - 28・31・34・40・42 - 44・46・49話)
14話で奉公先の主人が殺される現場に居合わせた娘。事件後、大学の世話で茶屋に勤めることになる(17話)。14・17・23話ではゲストと同じように役名なしでクレジットされていたが、27話から役名つきでクレジットされるようになった
根岸肥前守 - 原保美
南町奉行。
ナレーター - 井上孝雄


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