永野 藤夫(ながの ふじお、1912年 - 2002年6月6日)は、日本のドイツ文学者、横浜国立大学名誉教授。福島県生まれ。1941年、東京帝国大学独文科卒。横浜国立大学助教授、教授。1964年、「宗教改革時代のドイツ演劇 その史的発展の考察」で東京大学文学博士。1976年、定年、名誉教授。ドイツ演劇、キリスト教文学が専門、文芸評論も書いた。
著書
オーベルアムメルガウ受難劇研究 中央出版社、1950
独逸中世宗教劇概説 中央出版社、1950
ドイツ語30時間 第三書房、1961、新版1982
宗教改革時代のドイツ演劇 その史的発展の考察 創文社(全2巻)、1962-1963
世界の文学 中央出版社、1968
啓蒙時代のドイツ演劇 レッシングとその時代 東洋出版、1978
疾風怒涛時代のドイツ演劇 若きゲーテ・シラーとその時代 東洋出版、1982
古典主義時代のドイツ演劇 ゲーテ・シラーとその時代 東洋出版、1984
世界の演劇文化史 人類史の生のリズムを映す世界劇場 原書房、2001
翻訳
運命の樹 ドロステ・ヒュルスホフ 甲文社、1949 カトリック古典文芸叢書
ラインハルト・ヨハネス・ゾルゲわたしたちの道 ズザンネ・マリア・ゾルゲ 中央出版社、1949
パスカル キリスト教的意識 ロマーノ・グァルディーニ 創文社、1957
不安と冒険 ペーター・ヴースト 創文社、1957
兵士フェルテンの記録 ゲルハルト・クラーマー 川崎芳隆共訳、春陽堂、1957
永遠の女性 ゲルトルート・フォン・ル・フォール 磯見昭太郎共訳、ヴェリタス書院、1958 現代カトリック文芸叢書
ドストエーフスキイ 五大ロマンをめぐって ロマーノ・グァルディーニ
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