氷菓_(アニメ)
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〈古典部〉シリーズ


ジャンル日常の謎青春ミステリー
小説
著者米澤穂信
出版社KADOKAWA(旧・角川書店

その他の出版社
????
独歩文化
広州天聞角川動漫

掲載誌ザ・スニーカー野性時代・文芸カドカワ
レーベル角川スニーカー文庫角川文庫
掲載号ザ・スニーカー:2002年4月号
野性時代:37号 - 45号(奇数号)、
56号・105号・120号、
146号 - 147号
連載期間野性時代:72号 - 77号
刊行期間2001年10月 -
巻数既刊6巻(2016年11月現在)
その他作者のデビュー作のシリーズ
アニメ:氷菓
原作米澤穂信
監督武本康弘
シリーズ構成賀東招二
キャラクターデザイン西屋太志(原案も兼任)
音楽田中公平
アニメーション制作京都アニメーション
製作神山高校古典部OB会
放送局放送局参照
放送期間2012年4月 - 9月
話数全22話+OVA1話
漫画:氷菓
原作・原案など米澤穂信(原作)
西屋太志(キャラクター原案)
作画タスクオーナ
出版社KADOKAWA(旧・角川書店)
掲載誌月刊少年エース
レーベル角川コミックス・エース
発表号2012年3月号 -
発表期間2012年1月26日[1] -
巻数既刊15巻(2023年7月現在)
テンプレート - ノート
プロジェクトライトノベル漫画アニメ
ポータル文学漫画アニメ

『〈古典部〉シリーズ』(こてんぶシリーズ)は、米澤穂信推理小説シリーズKADOKAWA角川書店ブランド)より2001年10月から刊行されている。

文化系部活動が活発なことで有名な進学校・神山高校で「古典部」という廃部寸前の部活に入部した男女4人が、学校生活に隠された謎に挑む、「日常の謎」に分類されるシリーズ。基本的に、主人公であり探偵役でもある折木奉太郎の一人称で語られる[注 1]

2012年のライトノベルの売上において、〈古典部〉シリーズが第3位となった[2]。2021年12月時点でシリーズ累計発行部数は290万部を突破している[3]

メディアミックス化もされており、コミックスは累計90万部、アニメBD&DVDは19万部を突破している[4]
概要

シリーズ第1作は、著者のデビュー作である『氷菓』。同作はライトノベルの新人賞である角川学園小説大賞のヤングミステリー&ホラー部門で奨励賞を受賞し、角川スニーカー文庫のサブレーベルである〈スニーカー・ミステリ倶楽部〉から刊行された(『氷菓』は第1回配本)。2作目『愚者のエンドロール』も同レーベルで刊行されたものの、〈スニーカー・ミステリ倶楽部〉の企画が頓挫し、続編が出せない状態となった。しかし2004年、米澤がシリーズ3作目(完結編)として執筆されていたものを全面改稿しノンシリーズ作品として東京創元社から出した『さよなら妖精』が高い評価を受けたため、角川書店でのシリーズ再開が決定。2005年にシリーズ3作目『クドリャフカの順番』が単行本四六判)で刊行され、同時に『氷菓』と『愚者のエンドロール』も角川文庫から新装丁で刊行された。以降、シリーズ作品はまず単行本で刊行され、後に文庫化されている(詳しくは既刊参照)。シリーズは奉太郎が高校を卒業するまで続く予定[5][6]

シリーズの舞台である神山市は、「中部地方にあると推定される緑豊かな地方都市」とされている[3]。アニメ版の舞台のロケハンは、主に著者の出身地である岐阜県高山市で行われた[7]十六銀行は、ファンの「聖地巡礼」による高山市内への観光客を年間15万人と想定し、岐阜県内への経済効果は21億円と算出した[8]。2013年2月1日には、アニメのモデルとなった場所を案内する高山市公式ガイドマップが1万枚制作され、市役所や市内の観光案内所等で配布されている[9]
既刊
単行本・文庫
氷菓
2001年10月31日 角川スニーカー文庫 .mw-parser-output cite.citation{font-style:inherit;word-wrap:break-word}.mw-parser-output .citation q{quotes:"\"""\"""'""'"}.mw-parser-output .citation.cs-ja1 q,.mw-parser-output .citation.cs-ja2 q{quotes:"「""」""『""』"}.mw-parser-output .citation:target{background-color:rgba(0,127,255,0.133)}.mw-parser-output .id-lock-free a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-free a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/6/65/Lock-green.svg")right 0.1em center/9px no-repeat}.mw-parser-output .id-lock-limited a,.mw-parser-output .id-lock-registration a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-limited a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-registration a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/d/d6/Lock-gray-alt-2.svg")right 0.1em center/9px no-repeat}.mw-parser-output .id-lock-subscription a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-subscription a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/a/aa/Lock-red-alt-2.svg")right 0.1em center/9px no-repeat}.mw-parser-output .cs1-ws-icon a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/4/4c/Wikisource-logo.svg")right 0.1em center/12px no-repeat}.mw-parser-output .cs1-code{color:inherit;background:inherit;border:none;padding:inherit}.mw-parser-output .cs1-hidden-error{display:none;color:#d33}.mw-parser-output .cs1-visible-error{color:#d33}.mw-parser-output .cs1-maint{display:none;color:#3a3;margin-left:0.3em}.mw-parser-output .cs1-format{font-size:95%}.mw-parser-output .cs1-kern-left{padding-left:0.2em}.mw-parser-output .cs1-kern-right{padding-right:0.2em}.mw-parser-output .citation .mw-selflink{font-weight:inherit}ISBN 4-04-427101-1 のち 角川文庫 ISBN 978-4-04-427101-5シリーズ第1弾。古典部に入部した省エネ主義者・折木奉太郎は、同じく入部した千反田えるに振り回されて日常の謎を解くうちに、文集『氷菓』に秘められた33年前の真実に迫ることになる。本作から『クドリャフカの順番』までの文化祭三部作は「熱狂に押しつぶされた人」がテーマとなっている[6]
愚者のエンドロール
2002年7月31日 角川スニーカー文庫 ISBN 4-04-427102-X のち 角川文庫 ISBN 978-4-04-427102-2シリーズ第2弾。8月下旬の夏休み、3人の探偵志願者の推理を交えながら古典部が2年F組の未完成のミステリー映画の結末とその裏の真意を探っていく。
クドリャフカの順番
2005年6月30日 角川書店 ISBN 4-04-873618-3 / 2008年5月24日 角川文庫 ISBN 978-4-04-427103-9シリーズ第3弾。高校1年生秋の神山高校文化祭(通称:カンヤ祭)の3日間の出来事が描かれる。学内での連続盗難事件「十文字事件」に古典部が挑む。
遠まわりする雛
2007年10月3日 角川書店 ISBN 978-4-04-873811-8 / 2010年7月24日 角川文庫 ISBN 978-4-04-427104-6収録作品:やるべきことなら手短に / 大罪を犯す / 正体見たり / 心あたりのある者は / あきましておめでとう / 手作りチョコレート事件 / 遠まわりする雛シリーズ第4弾で初の短編集。古典部の部員4人の高校入学当初から翌年の春休みまでの1年間を、時系列に沿い、前3作のストーリー間を補完するような形で進行していく。
ふたりの距離の概算
2010年6月25日 角川書店 ISBN 978-4-04-874075-3 / 2012年6月22日 角川文庫 ISBN 978-4-04-100325-1シリーズ第5弾。本作から古典部は高校2年生に進級。5月のマラソン大会「星ヶ谷杯」の20キロメートルの距離を走りながら、奉太郎は古典部に仮入部した1年生の大日向友子が入部を辞退した理由をあらゆる出来事を回想しながら探っていく。
いまさら翼といわれても
2016年11月30日 KADOKAWA ISBN 978-4-04-104761-3 / 2019年6月14日 角川文庫 ISBN 978-4-04-108164-8収録作品:箱の中の欠落 / 鏡には映らない / 連峰は晴れているか / わたしたちの伝説の一冊 / 長い休日 / いまさら翼といわれてもシリーズ第6弾。短編集。奉太郎が合唱祭の本番前に失踪したえるの居場所を様々なヒントを元に推理していく表題作。他5編を収録。
愛蔵版

著者デビュー20周年を記念し刊行。装幀は四六版・函入り[10]
愛蔵版〈古典部〉シリーズI 氷菓・愚者のエンドロール
2023年3月2日 KADOKAWA ISBN 978-4-04-112460-4収録作品:氷菓 / 愚者のエンドロール / プールサイドにて / クリスマスは箱の中「プールサイドにて」はアニメ『氷菓』第11.5話「持つべきものは」を、「クリスマスは箱の中」はアニメ『氷菓』BD-BOXに収録された同題漫画を小説化したもの。
愛蔵版〈古典部〉シリーズII クドリャフカの順番・遠まわりする雛
2023年10月25日 KADOKAWA ISBN 978-4-04-112461-1収録作品:クドリャフカの順番 / 遠まわりする雛(やるべきことなら手短に / 大罪を犯す / 正体見たり / 心あたりのある者は / あきましておめでとう / 手作りチョコレート事件 / 遠まわりする雛)
愛蔵版〈古典部〉シリーズIII ふたりの距離の概算・いまさら翼といわれても
2024年3月26日 KADOKAWA ISBN 978-4-04-114287-5収録作品:ふたりの距離の概算 / いまさら翼といわれても(箱の中の欠落 / 鏡には映らない / 連峰は晴れているか / わたしたちの伝説の一冊 / 長い休日 / いまさら翼といわれても) / 三つの秘密、あるいは星ヶ谷杯準備滞ってるんだけど何かあったの会議[注 2] / 虎と蟹、あるいは折木奉太郎の殺人
関連書籍
米澤穂信と古典部
2017年10月13日 KADOKAWA ISBN 978-4-04-106051-3「虎と蟹、あるいは折木奉太郎の殺人」を収録。
アンソロジー本
本格ミステリ07 二〇〇七年本格短編ベスト・セレクション
2007年5月11日
講談社ノベルス ISBN 978-4-06-182530-7
法廷ジャックの心理学 本格短編ベスト・セレクション
2011年1月14日 講談社文庫 ISBN 978-4-06-276857-3本格ミステリ作家クラブの編によるアンソロジー。「心あたりのある者は」を収録。『法廷ジャックの心理学 本格短編ベスト・セレクション』に改題され文庫化された。
ザ・ベストミステリーズ 2007 推理小説年鑑
2007年7月14日 講談社 ISBN 978-4-06-114908-3「心あたりのある者は」を収録。
Ultimate Mystery 究極のミステリー、ここにあり ミステリー傑作選
2010年4月15日 講談社文庫 ISBN 978-4-06-276637-1日本推理作家協会の編によるアンソロジー。「心あたりのある者は」を収録。『ULTIMATE MYSTERY 究極のミステリー、ここにあり ミステリー傑作選』と『MARVELOUS MYSTERY 至高のミステリー、ここにあり ミステリー傑作選』の2冊に分冊し文庫化され、同作は前者に収録された。
つばさスペシャル きみが見つける物語 あこがれのハイスクールライフ!
2011年6月13日 角川つばさ文庫 ISBN 978-4-04-631162-7小学生向けの文庫本として出たアンソロジー短編集。対象年齢に合わせ、漢字にはふりがなが付けられている。「手作りチョコレート事件」を収録。併録は「涼宮ハルヒの退屈」(谷川流涼宮ハルヒシリーズ)、「クロスキューブ」(初野晴〈ハルチカ〉シリーズ)の2編。各話ごとに担当イラストレーターが異なり、本作は琴音らんまるがイラスト担当。
絶対名作! 十代のためのベスト・ショート・ミステリー 学園ミステリー
2021年11月 汐文社 ISBN 978-4-8113-2910-9千街晶之の編によるアンソロジー。「鏡には映らない」を収録。
オーディオブック

2019年よりAudibleにてデータ配信でシリーズ全巻が順次オーディオブック化された[11]


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