水野 秀方(みずの ひでかた、明治8年〈1875年〉 - 昭和19年〈1944年〉)とは、明治時代から昭和時代にかけての女性浮世絵師。 水野年方の門人。本姓は市川。後に年方の妻となって水野姓を名乗り秀方と号す。 作画期は明治後期から昭和にかけてで、主に女性らしい肉筆浮世絵の美人画や挿絵を描いた。 明治40年(1907年)12月に博文館から刊行された『幼年画報』第2巻16号の「オ祖父サン」という挿絵などを、市川秀方の名義で描いている。 女性でありながら年方門下の塾頭となり、年方の没後も塾を経営し、秀方自身も画名を上げ各種の画会において受賞を果たした。享年70。
来歴
作品
「つげの花」 絹本著色 福富太郎コレクション資料室 明治30年代
「西王母図」 紙本淡彩
「舟渡図」 絹本着色
「家庭の花」 錦絵12枚揃 明治40年
参考文献
東京新聞 『肉筆浮世絵の華 歌川派の全貌展』 東京新聞、1980年
日本浮世絵協会編 『原色浮世絵大百科事典』(第2巻) 大修館書店、1982年
全般
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