水野亜美
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この項目では、美少女戦士セーラームーンの登場人物について記述しています。声優の同名の人物については「水野亜美 (声優)」をご覧ください。
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美少女戦士セーラームーンのキャラクター
登場(最初)Act 2「亜美?SAILOR MERCURY?」
美少女戦士セーラームーン・第8話「天才少女は妖魔なの? 恐怖の洗脳塾」
作者武内直子
声優久川綾(テレビアニメ)
金元寿子(Crystal)
女優#キャスト 節を参照
プロフィール
別名セーラーマーキュリー
性別女
種類地球人
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水野 亜美(みずの あみ)は、メディアミックス作品『美少女戦士セーラームーン』に登場する架空の人物

原作漫画や実写ドラマでは第2話、『Crystal』では第1話[注釈 1]、テレビアニメでは第8話で初登場。DICエンターテイメントによる北米版の名前は、Amy Anderson(エイミー・アンダーソン)。
人物

セーラーマーキュリーに変身する、心優しい天才少女。紺色のショートボブ[注釈 2]と青い目[注釈 3]を持つ。学習時には眼鏡をかけている[注釈 4]。初登場時は区立十番中学校の2年生で、最後は都立十番高校の1年生に進級する。頭脳明晰なセーラー戦士の参謀格で、高性能コンピューターを持つ[注釈 5]

IQ300と噂される全国模試一位常連者。チェス水泳も得意で、特にチェスはJr.チャンピオンレベルの腕前。知的好奇心が強く、内気で控えめだが思慮深く慎重な性格。いつも参考書や教科書を読んでいる。初登場時は友人もおらずに妬み半分の陰口を叩かれて「自分には勉強しかない」と思っていたが、隣のクラスの月野うさぎルナとの出会いで明るい性格に変化する。理論的で責任感が強く、どんな時も自分のすべきことを果たそうとする。

母親は大学病院の勤務医(実写版での名前は冴子)で、父親は著名な日本画家だが、現在は両親が離婚して母親と2人暮らし(テレビアニメではぼかされている)。亜美自身も将来の夢として医者を目指し、テレビアニメ第62話ではドイツ留学に誘われた。両親の離婚理由は亜美曰く「何もかも合わなかった」。原作と『Crystal』によると趣味のチェスと水泳は父親から習い、父親の紹介でスポーツクラブの会員制プールに通っている。

初登場時に通っていたクリスタルゼミナールのクリスタルディスクを「勉強は自分の力でやるもの」と使わず、クリスタルゼミナールを運営していたダーク・キングダムの妖魔の洗脳を免れている。「アニメイトカセットコレクション」(無印2)では、幼少時代は後に勉強の虫になるのが信じられないほど物覚えが悪く、英語の辞書を1300ページ以上も「暗記パン」のごとく食べたという過去をカミングアウトしている。

コードネームはセーラーV』の愛野美奈子の親友・空野ひかるからキャラクターデザインを流用している。モデルとなったのは武内直子の初期短編作品『ミス・レイン』の主人公「倉満れな」と、当時人気アイドルだった「のりピー」こと酒井法子であり、原作で初めて亜美を見たうさぎがコマの外で「ミス・レインかと思った」と呟いている(新装版以降はカットされている)。

原作初期設定では、空野ひかるが電子頭脳を移植されて「空の神カイオス」に変身する予定だった[1]。加速装置をつけたサイボーグで、武内によると原作第一部終盤に腕などがもげて死亡させるつもりだったが、担当のOSABUに止められていた[2]
プロフィール

年齢:14?16歳、ラスト22歳(原作)14?16歳(テレビアニメ)14歳、ラスト21歳(実写)

誕生日:
9月10日

誕生石:サファイア(好きな宝石も)

星座:乙女座(乙女座の守護星水星

血液型:A型

好きな色:水色

好きな食べ物:サンドイッチ(アニメ、実写も含む)、あんみつ

苦手な食べ物:はまち(ぶりっこはキライ、の暗喩)

好きな教科:数学

苦手な教科:なし

趣味:読書チェス水泳

特技:計算

苦手なもの:ラブレター

将来の夢:医者

異名:模試荒らし

経歴:港区立十番中学校→都立十番高校

原作漫画

テレビアニメよりもクールで辛口だが、友達への言動に悩んだりする不器用な性格。初登場時は制服の上にカーディガンを羽織っていた。勉強によって知識を獲得する趣味を持ち、赤点組の月野うさぎ木野まこと愛野美奈子には勉強会でスパルタ指導を行っている。ラブレターを見たり触れると、蕁麻疹が出て昏倒してしまう(本人曰く、恥ずかしいからとのこと)。「受験生のお供はカップラーメン」と力説したことがある。両親にしっかりした子と評され、仕事でいつも帰れない母親を寂しく思っている。

初登場時はダーク・キングダム経営の学習塾「クリスタルゼミナール」に通い、セーラー戦士にもらった変身ペンを筆記用具にしてクリスタルディスクの洗脳を防いでいた。大理石の床でできた「万」では買えない高級マンション(俗に言う億ション)に住んでおり、「伝説の聖剣」の検分では提供したダイヤの指輪を砕かれるが「うちのママはこういうの何個も持ってるから大丈夫」と答えた。司令室に侵入したタキシード仮面との戦いでは、クラウンを巻き込まないように異次元空間を出現させた。

第二部によると耳を澄まして水の流れの音を聞き、ダウジングのように遠くの物を探知する能力を持つ。超能力ダウザーに化けたブラック・ムーン一族のベルチェには邪道呼ばわりされ、テレビ番組でチェス勝負を挑まれた。第三部の美童ゆいことビリユイとの戦いでは無限学園の13階からプールに飛び込み、防犯カメラのレンズをシャープペンシルで砕いて変身した。カオリナイトの呪術でビリユイが復活すると知識欲を利用されて無限学園のメインコンピュータと融合する幻覚に囚われるが、外部太陽系戦士の攻撃で事なきを得た。

第四部では冥王せつなに新たな知識を授けられ、新しい力に目覚める予兆を感じる。アクアショップで熱帯魚(デッド・ムーンのフィッシュ・アイ)を購入。彼氏と遊びながら自分を「勉強ばかりしている変わった子(だからほっといても大丈夫)」と答える母親の幻覚を見せられ、家族と遊ぶことや恋への憧れを呼び起こされるが、ガーディアン・マーキュリーにセーラークリスタルを授けられてパワーアップした。

受験戦争編で唯一アニメ化された『亜美ちゃんの初恋』では、高校受験と高熱に浮かされ、全国模試で同率一位を取った「数理くるめ」にライバル心を燃やして暴走した。

第五部では十番高校に進学するが、シャドウ・ギャラクティカのセーラーアルーミナムセイレーンにセーラークリスタルを抜かれて消滅する。セーラーギャラクシアに操られた状態で復活するが、セーラームーンに倒されて消滅。セーラークリスタルを活性化させたコルドロンの中でうさぎと再会し、数年後のうさぎと衛の結婚式に出席している。
テレビアニメ

優しく冷静沈着な性格で、理論派のしっかり者。恋愛に奥手な唯一のメンバーで、ややとぼけた天然キャラ。たまに辛辣な指摘をする。初登場時は懐疑心が強く表情も固かったが、月野うさぎと友達になって表情が和らぎ、年相応にはしゃぐようになる。仲間との勉強会では指導役を担当し、初めての仲間との旅行で私物の教科書を読み耽って怒られたが、『スターズ』のOPでは参考書を読むふりをしてアイスクリームを食べている。

初登場時は不思議なエナジーの波動でルナに妖魔と疑われるが、妖魔がエナジーを奪えない不思議な力を見たルナに変身ペンを渡され、初めて変身した。直後に原宿でうさぎと遊んで買い物したり、レイが加入するとクルーズ旅行に誘われた。真面目で知的な性格をルナに信頼されてよく肩に乗せている。最初は「乱暴者」と噂された木野まこと(セーラージュピター)を怖がったが、ルナを可愛がるまことに見とれてからは昼食や登下校などを共にする。まことが恋に落ちると気にしたり、変身後もジュピターに庇われることが多い。友情への想いは人一倍強く、20話ではかつての自分を思わせるペンションの孤独な少女・サキコを気にかけた。

他の内部太陽系戦士とは異なりミーハーな面は少ないが、『劇場版R』で「覗き見なんてダメ」と言いながらレイたちにつられてうさぎと地場衛のキスを覗こうとしたり、うさぎとフィオレが衛を取り合う様子に「衛さんって男の人にもモテるのね」と発言して愛野美奈子に「やだ!亜美ちゃんエッチ!」と言われたり、『スターズ』ではスリーライツのファンクラブに入会したり[注釈 6]、星野光の裸をさりげなく凝視したりなど、スケベな一面も見られる。

無印第27話で妖魔七人衆の1体が転生した少年・浦和良試験の成績を抜かれ、正体を見抜かれて予知能力と恋心を打ち明けられる。亜美の死を予知して苦しんでいた彼に「未来は変えられる」と諭して両想いになるが、彼は遠くに引っ越してしまう(第41話で再会する)。第45話ではDDガールズの愛の幻覚で浦和の幻を見て驚いている。『R』以降は浦和の存在そのものが描かれていないが、『S 』?『SuperS』の間を描いたSFCゲーム『Another Story』では浦和と連絡を取り合っている。

無印第45話ではDDガールズとの戦いでジュピターが戦死し自暴自棄になったうさぎに「しっかりしてほしい」と喝を入れ、「攻撃力が低い自分は足手まといになるから足止めに残る」と言って仲間を先に行かせ、DDガールズの幻影術の源をポケコンで砕いて力尽きた。スーパー・ベリルとの最終決戦では幻の姿でうさぎに力を貸し、銀水晶の力でダーク・キングダムと戦った記憶をなくして過去の世界に転生した。

『R』で記憶がないままうさぎたちと親しくなり、目の前でセーラームーンが敵に倒されてルナに記憶を返される。ドイツ留学に誘われるが、最終的には仲間と一緒にブラック・ムーン一族と戦うことを優先する。日本チェス界のジュニアチャンピオンで、昔からの知り合いのチェスタワーの館長には友人ができたことを喜ばれた。チェスタワーであやかしの四姉妹のベルチェに勝負を挑まれ、正体を現したベルチェから仲間を命がけで守ってベルチェを改心させる。ドロイドのギワークの力で支配された生徒達にカンニング疑惑を着せられた上に、仲間に中傷される幻覚を見せられて操られかけるが、最後は自ら幻覚を打ち破った。デス・ファントムとの最終決戦の前には、「今までありがとう。もう一度みんなでクラウンのケーキ食べたかったね」と仲間に言って「帰ったらケチケチしないで食べ放題に行こう」と励まされる。

『S』では海王みちるに水泳勝負を挑まれ、手を抜いて勝ちを譲るが本気の勝負を望まれて今度は負けてしまう。その後再戦を挑み、敗北への恐怖に打ち勝ってリベンジを果たした。学生でありながら教官もしている美堂ゆい(ウィッチーズ5のビリユイ)の能力至上主義には「優れた指導者は勉強ができない子の気持ちも分かってあげなくては」と対立、「科学に心はいらない」と信じて自滅したビリユイの最期を見届けた。

『SuperS』ではうさぎの弟・進悟に好意を寄せられ、アマゾン・トリオのタイガーズ・アイによって溺れた進悟を心臓マッサージと人工呼吸によって助ける。

『亜美ちゃんの初恋』は原作漫画の短編のアニメ化作品のため、ラブレターを苦手がったり、前述の浦和への初恋がなかったことになるなど、テレビアニメのキャラクターとは矛盾が起きている。また、同作品内で理想の男性を「あの特殊相対性理論アインシュタイン様」と語っている。

『スターズ』の第177話では、学力テストでスリーライツの大気光と同率一位になるが夢やロマンを否定され、晴れたら教師の天野川ワタルの家でワタル彗星を見るという約束をする。第196話ではセーラースターライツとセーラームーンを庇ってスターシードを抜かれ消滅したが、心を取り戻したギャラクシアにスターシードを返されて復活する。
実写ドラマ版

IQ300の設定は除外され、学校一の秀才ということになっている。内気で少し暗い性格であり、母親と疎遠で、勉強を通してでしか人と繋がれない孤独を感じている。メインとなる回は少ないが、登場人物の中でもさまざまな葛藤を抱えた不安定なキャラクターとして描かれている。初期は内向的な性格がより強調され、常に眼鏡をかけている。

初めて出来た友達である月野うさぎに依存しており、「自分が戦士だから仲良くしている」という疑いも持っている。うさぎの親友である大阪なるに嫉妬して、無理やりうさぎを呼び捨てにしようとしたこともある。

ダーク・キングダム四天王のクンツァイトに心の闇を気に入られて洗脳され、「ダークマーキュリー」にされてしまう。別人のように好戦的でプライドが高くなり、クイン・ベリルやクンツァイトにもふてぶてしい態度を取っている。学校ではクラスメイトを洗脳して取り巻きにしたり、自分の優秀さに強い自信を持つなど、内向的な自分への劣等感を反映したような振る舞いを見せた。

洗脳が解けて元に戻った後は自分に素直になり、比較的積極性を持つようになる。変身前も眼鏡をかけなくなったり、地味だった私服も一転しておしゃれをするようになった。
ミュージカル版

登場台詞は「愛と知性の戦士、セーラーマーキュリー!」(バンダイ版)。演じた女優によって違いがあるが、初代の森野文子が演じて以来、テレビアニメ版後半のようなボケボケしたキャラクターが基本となっている。しかし、四代目の河辺千恵子のような明るく弾けたキャラクターも存在する。

『夢戦士?愛・永遠に?』では、デッド・ムーンに洗脳され、不良のようになって「いい子はやめた」という歌を歌う場面があり、実写版のダークマーキュリーの先駆けとも言われた。

2022年「美少女戦士セーラームーン」30周年記念 Musical Festival -Chronicle-では現在マーキュリー役を務める前川歌音に加えて各回ごとに歴代キャストもゲスト出演し、バンダイ?ネルケの垣根を超えた歴史的な舞台となった。
『Crystal』

第1期と第2期は制服の上にはセーターを着用していることが多い。性格がテレビアニメに近くなっており(特に第3期)、他の内部太陽系戦士がうさぎを呼び捨てにしていったなかで最後までうさぎを「うさぎちゃん」と呼び続けた。
セーラーマーキュリー

水星守護星に持つと知性の戦士。テレビアニメとバンダイミュージカルでは「愛と知性の戦士」を自称。水との力を操る、頭脳派のスピード戦士。モニター機能搭載のゴーグルを内蔵するピアスと小型パソコン「ポケコン」を持ち、コンピューターを使った調査・分析と作戦考案を得意とする。同じ水属性のセーラーネプチューンとは淡水・氷属性で差別化している。

コスチュームの色は水色(アイスブルー)[注釈 7]。リボンの色はパステルブルー[注釈 8]。原作と実写版のコスチュームは肩にプロテクターがないノースリーブタイプ。水滴のような水色の石の3連ピアス[注釈 9]ロングブーツ[注釈 10]を着用。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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