水郷筑波国定公園
Suig?-Tsukuba Quasi-National Park
IUCNカテゴリV(景観保護地域)
霞ケ浦と筑波山
指定区域 日本関東平野東部
分類国定公園
面積34,956ha[1]
指定日1959年3月3日[1]
運営者千葉県
年来園者数963万人[2]
事務所千葉県県民生活環境部環境政策課
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水郷筑波国定公園(すいごうつくばこくていこうえん)は、関東平野東部に位置する国定公園[1][3]。茨城県と千葉県にまたがり、霞ヶ浦、潮来、佐原などの水郷地帯、鹿島神宮、香取神宮、犬吠埼?屏風ヶ浦に至る海岸線を含め水郷国定公園と定めた[3]。1959年3月3日指定[1][3]。後の1969年2月1日に筑波山、加波山地域を加え水郷筑波国定公園とした[3]。全ての座標を示した地図 - OSM
全座標を出力
江戸時代から人々に親しまれた景勝地が多く、現在も年間の利用者が多い。また、鹿島、香取など近辺には著名な神社があり、筑波山も山岳信仰で名を高めた地であることから、文化的景観保護の意味合いも強い公園といえる[3]。
なお、同公園は茨城県下では唯一の上級公園である[4]。
歴史1930年頃(昭和初頭)の鹿島・香取付近の地図。
1934年(昭和9年) - 千葉県が水郷として銚子、笹川町から神崎町間の利根川沿岸、香取神宮、手賀沼を千葉県立公園に指定。
1951年(昭和26年) - 千葉県・茨城県が「日本水郷国立公園」指定の申請書を厚生省に提出。
1951年(昭和26年)11月 - 千葉・茨城両県選出の国会議員により「日本水郷国立公園促進議員連盟」を結成。会長:徳川宗敬、幹事長:山村新治郎 (10代目)。
1952年(昭和27年)5月 - 千葉県における「日本水郷国立公園期成同盟会」設立。会長:佐原市長、副会長:銚子市長、東金町長。
1959年(昭和34年)3月3日 - 九十九里海岸や筑波山、大洗海岸などの範囲の切捨てを経て、霞ヶ浦沿岸、鹿島神宮、香取神宮、水郷大橋以東の利根川沿岸、横利根川、北利根川、与田浦、下津海岸、神之池、銚子黒生海岸から屏風ヶ浦一帯が水郷国定公園として指定。
1962年(昭和37年)6月 - 郵政省が記念切手シリーズとして水郷国定公園の切手を発行。
1965年(昭和40年)3月 - 厚生省により水郷国定公園の区域変更が告示され、鹿島開発によって埋立が決定された神之池を国定公園区域から除外される[5]。
1969年(昭和44年)2月1日 - 筑波山や加波山を編入し水郷筑波国定公園となる[3]。
著名な景勝地初夏に花咲くハナショウブ(水郷佐原あやめパーク)
筑波山(.mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯36度13分31.2秒 東経140度6分24.1秒 / 北緯36.225333度 東経140.106694度 / 36.225333; 140.106694 (筑波山)
利根川は古くから暴れ川で知られ、そのために下流域一帯には湖沼群が見られる。水郷一帯にはマコモ、ヨシ、ガマ、アサザ、ヒシなどが繁茂し、水生植物の宝庫である。潮来はアヤメなど湿地植物の繁茂が見られ、古くから人々の目を楽しませてきた。聖域として保護されてきた鹿島神宮の社叢にはスダジイ、タブノキの巨木も見られる。