水星
[Wikipedia|▼Menu]
.mw-parser-output .hatnote{margin:0.5em 0;padding:3px 2em;background-color:transparent;border-bottom:1px solid #a2a9b1;font-size:90%}

彗星」とは異なります。

この項目では、惑星について説明しています。tofubeatsの楽曲については「水星 (曲)」をご覧ください。

水星
Mercury

メッセンジャーが2008年に撮影した水星。
仮符号・別名辰星
分類地球型惑星
軌道の種類内惑星
発見
発見年紀元前
発見方法目視
軌道要素と性質
元期:J2000.0[1]
太陽からの平均距離0.38709893 au[1]
平均公転半径57910000 km[1]
近日点距離 (q)0.307 au
(46,000,000 km[1])
遠日点距離 (Q)0.467 au
(69,818,000 km[1])
離心率 (e)0.20563069[1]
公転周期 (P)87日 23.3時間
(0.241 年[1]
会合周期115.88 日[1]
平均軌道速度47.36 km/s[1]
軌道傾斜角 (i)7.00487°[1]
近日点黄経 ( ϖ {\displaystyle \varpi } )77.45645°[1]
昇交点黄経 (Ω)48.33167°[1]
平均黄経 (L)252.25084°[1]
太陽の惑星
衛星の数0
物理的性質
赤道面での直径4,879.4 km[2]
表面積7.4797 ×107 km2[2]
体積6.082721 ×1010 km3[2]
質量3.301 ×1023 kg[2]
地球との相対質量0.0553[3]
平均密度5.427 g/cm3[2][3]
表面重力3.70 m/s2[2][3]
脱出速度4.25 km/s[2]
自転周期58日 15.5088時間(恒星日)[2]
175.84 日(太陽日)
アルベド(反射能)0.065-0.071
(球面)
0.137-0.147
(幾何学値)[4]
赤道傾斜角≦0.027 度
表面温度623 K(日中)
103 K(夜間)
表面温度

最低平均最高
90 K[5][2]440 K[3]700 K[2]

大気の性質
大気圧10×10?10 Pa[3]
10×10?7 Pa[6]
大気成分[1]ナトリウム
マグネシウム
酸素
水素
カリウム
カルシウム

アルミニウム
アルゴン(微量)
二酸化炭素(微量)
(微量)
窒素(微量)
キセノン(微量)
クリプトン(微量)
ネオン(微量)
ヘリウム(微量)
Template (ノート 解説) ■Project

水星(すいせい、英語:Mercury マーキュリー、ラテン語:Mercurius)は、太陽系に属する惑星の1つで、惑星の中で太陽に最も近い公転軌道を周回している。岩石質の「地球型惑星」に分類され、太陽系惑星の中で大きさ、質量ともに最小である[注釈 1]
概要

太陽系で最小の惑星が、水星である。水星の赤道面での直径は4879.4 kmと、地球の38パーセントに過ぎない。木星の衛星の1つのガニメデや、土星の衛星の1つであるタイタンよりも小さい。なお、水星に衛星や環は無い。

地球から水星を観測する場合、水星は太陽に非常に近いため、日の出直前と日没直後のわずかな時間しか観測できない。また、地球と水星と太陽の位置関係によっては、たとえ望遠鏡を使っても観測は難しい。これは地球から見た太陽と水星との離角が、最大でも28.3度に過ぎないためである。なお、天球上での見かけの明るさは、?0.4等から5.5等まで変化し、暗く見える時期には、より観測が難しくなる。

1974年にNASAの探査機であるマリナー10号が初めて水星へ接近した。マリナー10号による観測によって、水星の地表の4割強の地図が作成できた。この際に撮影された写真から、水星の表面には多数のクレーターが有り、地球の衛星の月と類似した環境だろうと考えられた。地球からの直接観測だけでなく、地球から水星へと探査機を到達させる事も比較的難しいため、21世紀に入っても依然として判らない点の多い惑星ではあるものの、21世紀に入ってから再び探査機が水星へと送り込まれた事や、地球からの直接観測の技術の向上に伴って、次第に水星に関する知見が集積されつつある。
軌道
公転

水星の公転周期は約88日である。その軌道離心率の約0.21という値は、太陽系惑星の中で最大であり、近日点が 約0.31 au(46 ×106 km)で遠日点が 約0.47 au(70 ×106 km)という、太陽を焦点の1つとする楕円軌道を描いている[7][8](上)黄道から10度上方の位置から見下ろした水星の公転軌道。(下)黄道の真横から見た軌道。太陽を回る水星(黄色い線)の動きを示したアニメーション。(地球は青色)

公転面は地球の公転面(黄道)に対して7度の傾きがある。その結果、水星の太陽面通過は黄道に水星があるタイミングに限られ、平均7年に1度しか観測されない[9]


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:155 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef