水上の音楽
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この項目では、ヘンデルの楽曲について説明しています。テレマンの楽曲については「水上の音楽 (テレマン)」をご覧ください。
テムズ川上のジョージ1世とヘンデル(19世紀の想像図).mw-parser-output .side-box{margin:4px 0;box-sizing:border-box;border:1px solid #aaa;font-size:88%;line-height:1.25em;background-color:#f9f9f9;display:flow-root}.mw-parser-output .side-box-abovebelow,.mw-parser-output .side-box-text{padding:0.25em 0.9em}.mw-parser-output .side-box-image{padding:2px 0 2px 0.9em;text-align:center}.mw-parser-output .side-box-imageright{padding:2px 0.9em 2px 0;text-align:center}@media(min-width:500px){.mw-parser-output .side-box-flex{display:flex;align-items:center}.mw-parser-output .side-box-text{flex:1}}@media(min-width:720px){.mw-parser-output .side-box{width:238px}.mw-parser-output .side-box-right{clear:right;float:right;margin-left:1em}.mw-parser-output .side-box-left{margin-right:1em}}ポータル クラシック音楽

水上の音楽(すいじょうのおんがく、(水の上の音楽(みずのうえのおんがく)とも): Water Music)は、ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデルが作曲した管弦楽曲集。

弦楽合奏オーボエホルントランペットフルートリコーダーなどからなる管弦楽編成。フランス風序曲形式による序曲と、舞曲形式を主とする小曲数曲の楽章からなり、管弦楽組曲のジャンルに属する。今日ではヘンデルの代表的な管弦楽作品の一つとして知られる。

なお、ゲオルク・フィリップ・テレマンの管弦楽組曲『ハンブルクの潮の満ち干』TWV 55:C3 も英語で"Water Music"(ドイツ語で全く同義の"Wassermusik")と称される。
作曲の経緯

ヘンデルは、1710年にドイツのハノーファー選帝侯宮廷楽長に就いていたが、1712年以降、帰国命令に従わず外遊先のロンドンに定住していた。ところが、1714年にそのハノーファー選帝侯がイギリス王ジョージ1世として迎えられることになる。

そこでヘンデルが王との和解を図るため、1715年テムズ川での王の舟遊びの際にこの曲を演奏した、というエピソードが有名であるが、最近の研究では事実ではないと考えられている。しかし現在確実とされているのは、1717年の舟遊びの際の演奏であり、往復の間に3度も演奏させたという記録が残っている。後、1736年プリンス・オブ・ウェールズの妃に決まったオーガスタを迎えるための舟遊びが催され、そこでも『水上の音楽』が演奏されているが、この曲は1717年の曲とは別のものであったらしい。現行の『水上の音楽』は、これらの舟遊びに関係して数度に分けて作曲、演奏されたものと今日では考えられている。
構成.mw-parser-output .listen .side-box-text{line-height:1.1em}.mw-parser-output .listen-plain{border:none;background:transparent}.mw-parser-output .listen-embedded{width:100%;margin:0;border-width:1px 0 0 0;background:transparent}.mw-parser-output .listen-header{padding:2px}.mw-parser-output .listen-embedded .listen-header{padding:2px 0}.mw-parser-output .listen-file-header{padding:4px 0}.mw-parser-output .listen .description{padding-top:2px}.mw-parser-output .listen .mw-tmh-player{max-width:100%}@media(max-width:719px){.mw-parser-output .listen{clear:both}}@media(min-width:720px){.mw-parser-output .listen:not(.listen-noimage){width:320px}.mw-parser-output .listen-left{overflow:visible;float:left}.mw-parser-output .listen-center{float:none;margin-left:auto;margin-right:auto}}第1組曲 ヘ長調 HWV 348 (オープンソースオーディオコレクション、1981年第1曲「序曲(ラルゴ - アレグロ)」第2曲「アダージョ・エ・スタッカート」第3曲「(アレグロ) - アンダンテ - (アレグロ)」第4曲「メヌエット」第5曲「エアー」第6曲「メヌエット」第7曲「ブーレ」第8曲「ホーンパイプ」第9曲(アレグロ・モデラート)これらの音声や映像がうまく視聴できない場合は、Help:音声・動画の再生をご覧ください。

(新ヘンデル作品全集に含まれるH.F.レートリッヒ版(1962年))

第1組曲 ヘ長調 HWV 348(9曲) オーボエ、ホルン主体

第1曲「序曲(ラルゴ - アレグロ)」

第2曲「アダージョ・エ・スタッカート」

第3曲「(アレグロ) - アンダンテ - (アレグロ)」

第4曲「メヌエット」

第5曲「エアー」

第6曲「メヌエット」

第7曲「ブーレ」

第8曲「ホーンパイプ」

第9曲(アレグロ・モデラート)


第2組曲 ニ長調 HWV 349(5曲) トランペット主体

第1曲(序曲)

第2曲「アラ・ホーンパイプ」…全曲の中で最も紹介される機会の多い曲

第3曲「ラントマン」

第4曲「ブーレ」

第5曲「メヌエット」

(第1曲・第2曲にはヘ長調で第1組曲と同編成の異稿が存在する(協奏曲ヘ長調HWV331)。元来第1組曲に含まれていたのが転用されたと考えられている。)

第3組曲 ト長調 HWV 350(5曲) フルート、リコーダー主体

第1曲(メヌエット)

第2曲「リゴードン」

第3曲「メヌエット」

第4曲(アンダンテ)

第5曲「カントリーダンスI・II」

1723年ごろ、11曲のパート譜が出版され、1743年にはチェンバロ編曲版(26曲)が出版された。オリジナルの管弦楽曲は一旦遺失したが、レートリッヒ版(25曲)は、これらを元に管弦楽に復元したものである。他にも管弦楽復元版が数種類存在し、20曲からなるF.クリュザンダー版、6曲からなるH.ハーティ版が知られる。

演奏時間は約45分(各27分、9分、9分)
関連項目

王宮の花火の音楽」…「水上の音楽」と類似点があり、よくセットで録音される。

古楽の楽しみ」… NHK-FMで放送のクラシック音楽を題材としたラジオ番組。オープニング・エンディングのテーマ曲に使用されている。

外部リンク

水上の音楽
の楽譜 - 国際楽譜ライブラリープロジェクト

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