水タバコ
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水タバコ

水タバコ(みずタバコ)は、中近東辺りで発明されたと考えられている[注 1]中東で発展した喫煙具の一種。シーシャ、水煙管(すいえんかん)、水ギセル(みずギセル)や水パイプ(みずパイプ)とも呼ばれる。
概要.mw-parser-output .ambox{border:1px solid #a2a9b1;border-left:10px solid #36c;background-color:#fbfbfb;box-sizing:border-box}.mw-parser-output .ambox+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+link+style+.ambox,.mw-parser-output .ambox+link+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+style+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+link+.ambox{margin-top:-1px}html body.mediawiki .mw-parser-output .ambox.mbox-small-left{margin:4px 1em 4px 0;overflow:hidden;width:238px;border-collapse:collapse;font-size:88%;line-height:1.25em}.mw-parser-output .ambox-speedy{border-left:10px solid #b32424;background-color:#fee7e6}.mw-parser-output .ambox-delete{border-left:10px solid #b32424}.mw-parser-output .ambox-content{border-left:10px solid #f28500}.mw-parser-output .ambox-style{border-left:10px solid #fc3}.mw-parser-output .ambox-move{border-left:10px solid #9932cc}.mw-parser-output .ambox-protection{border-left:10px solid #a2a9b1}.mw-parser-output .ambox .mbox-text{border:none;padding:0.25em 0.5em;width:100%;font-size:90%}.mw-parser-output .ambox .mbox-image{border:none;padding:2px 0 2px 0.5em;text-align:center}.mw-parser-output .ambox .mbox-imageright{border:none;padding:2px 0.5em 2px 0;text-align:center}.mw-parser-output .ambox .mbox-empty-cell{border:none;padding:0;width:1px}.mw-parser-output .ambox .mbox-image-div{width:52px}html.client-js body.skin-minerva .mw-parser-output .mbox-text-span{margin-left:23px!important}@media(min-width:720px){.mw-parser-output .ambox{margin:0 10%}}

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水タバコ用の煙草:糖蜜などで固めてある。

火皿で燃えたタバコの煙をにくぐらせ、ろ過された煙を喫煙する[1]。煙が水を通ることで冷やされ、やわらかい味わいになる[1]。後述のように各地で呼び名は異なるものの、専用の香り(フレーバー)が付けられたタバコの葉に炭を載せるなどして熱し、出た煙をガラス瓶の中の水を通して吸うという基本的な構造は同じである。大きさは小さい物で高さ30cmからあり、一般的な物は60–80cmほど、大きい物では1mを超すものも多い。また、フレーバーには果物からスパイス、花、コーヒー、ガムなど多くの種類がある[1]。近年ではタバコ葉を原料としないノンニコチンフレーバーが登場した。煙草葉以外の葉、果実、軽石、等にフレーバー着香され製造している。[2]

1回の燃焼時間が1時間程度と長く[1]、重さもあり気軽に持ち運びはできない。そのため、紙巻きたばこが普及している地域ではあまり知られていないが、煙が水を通る間に多少冷やされることもあって、昼間の気温が高いインドや中近東で人気がある。特に中近東では喫茶店に置いてあることが多い[1]

中国では水タバコを水煙(繁体字: 水煙、簡体字: 水烟、.mw-parser-output .pinyin{font-family:system-ui,"Helvetica Neue","Helvetica","Arial","Arial Unicode MS",sans-serif}.mw-parser-output .jyutping{font-family:"Helvetica Neue","Helvetica","Arial","Arial Unicode MS",sans-serif}?音: shu?y?n)といい、煙缶(繁体字: 煙缶、簡体字: 烟缶、?音: y?nf?u)と呼ばれるフッカーと同様の形状のものや、水煙筒(繁体字: 水煙筒、簡体字: 水烟筒、?音: shu?y?nt?ng)と呼ばれる尺八に似た筒状のものや、水煙袋(繁体字: 水煙袋、簡体字: 水烟袋、?音: shu?y?ndai)と呼ばれる携帯に便利な大きさのパイプに似た形状の喫煙具で吸われている[3]。煙缶はウイグル族に嗜まれ、使われる葉たばこもフッカーと同様だが、水煙袋は18世紀以来中国全土に普及した喫煙具で、刻みたばこを押し固めたものを用いる。

大型のものには吸い口が2本から4本とりつけられたものがあり、一包みのタバコを何人かで吸う珍しいパイプである。集まって車座になり、パイプをゆっくりと味わいながらお茶や雑談をする生活様式に合わせられた喫煙具である。
歴史

一般的には中近東で発明され、その後インド北部や中国東南アジアの一部に伝わったとされている[1]。一方で水たばこの起源には諸説あり、発祥地については中国アフリカペルシャインドといった説があるほか、大麻アヘンの吸引方法として発展した説など様々なものがある[4][5]ペルシャでは16世紀初頭の詩に「ガリヤーン[注 2]」が登場しているが、ペルシャへのタバコ伝来は一般に1585年から1600年頃とされており[6]、別の植物の種子が用いられていたのではないかと推測されている[7]。また、1616年にはインドとペルシャで水たばこを目撃したとする文献が存在する[5]。たばこ総合研究センター特別研究員の川床邦夫は2005年に、近年ではインド起源説が有力だが未だ水たばこの起源に定説はないと述べている[8]

現在一般的なフレーバー付きの水たばこは、1989年にエジプトのナハラ社によって考案された[9][注 3]。同社の社員がアレキサンドリアのお茶屋で葉にジャムを混ぜた水たばこを提供している店があると伝え聞いたことが開発のきっかけであった[10]。元々中近東では「ムアッサル」というたばこ葉をはちみつで固めたものが吸われており、甘く香ばしい香りが人気を博していた[9]。フレーバー付きの葉も糖蜜などを使用しているため、分類としてはムアッサルの一種である[10]
日本での普及状況

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水タバコを吸う男性

日本でバブル期以降に増えた各国料理店のうち、中近東料理(エジプト料理レバノン料理シリア料理イラン料理トルコ料理など)を提供するレストランでは、水タバコを扱うところが僅かながら存在していた。定番の品としてメニューに載っている場合から、数名以上の予約グループ限定、といった具合で状況には多少バラつきがある。

近年の欧米諸国でのブームを受けて日本でも水タバコが新たに注目を集めつつある。その結果、前述の各国料理店以外にも水タバコを提供する場所(主に個人経営によるカフェバーなど)が首都圏近畿圏では増えた。

2018年時点で、東京都内には200を超える水たばこ専門店がある[11]
各地での名称

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エルサレムの市場で水タバコを売る店エルサレムの市場で売られている水タバコ
シーシャ(sheesha エジプトアラビア語: ????‎、argeele シリアアラビア語: ??????‎あるいは nargeele ???????)
エジプトを始め北アフリカマグリブ諸国で主に用いられる名称で、大型の水煙具全般を指す[12]


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