「いが」はこの項目へ転送されています。
三重県の地名については「伊賀」をご覧ください。
その他のイガについては「イガ」をご覧ください。
クリの毬
植物の毬(いが)とはクリ(Castanea crenata)やセイヨウトチノキ(Aesculus hippocastanum)などの種子を覆う棘のついた外皮をいう。植物学上、毬は総苞がカプセル状に発達したもので、熟すと開裂する。棘は総苞片の腋から出る腋芽の発達したものである。 クリの毬はカプセル状に発達した総苞により形成されており、その中にクリの種子が包まれている。クリの古毬に寄生する菌類として、ユーラシア大陸のLanzia echinophila
クリの毬
セイヨウトチノキの毬は刮ハ、すなわち種子を覆う果皮が裂ける裂開果の一種である。 ラ・ノルヴィール市
文化
ルドン市(ブルターニュ地方)には「金色の毬」(La Bogue d'or
)という祭典がある。この祭典は、オート=ブルターニュ地方の歌謡・音楽・伝承の評価を高めるためにジャン=ベルナール・ヴィジェッティが中心となって1975年に創設され、ヴェレーヌ地方のブルターニュ文化協会によって毎年10月第4週目に開催されている。祭典名は、ルドン市の特産であるクリに由来する。「金色の毬」はフランスの無形文化遺産の一つに登録されている[2]。