毘盧舎那仏
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東大寺の毘盧舎那仏

毘盧遮那仏(びるしゃなぶつ)は、大乗仏教におけるの1つ。
目次

1 概要

2 密教

3 脚注

4 関連項目

概要

毘盧遮那とはサンスクリット語のVairocana「ヴァイローチャナ」の音訳で「光明遍照」(こうみょうへんじょう)を意味する。「毘盧舎那仏」とも表記される。略して盧遮那仏(るしゃなぶつ)、遮那仏(しゃなぶつ)とも表される。

史実の人物としてのゴータマ・シッダールタを超えた宇宙仏(法身仏)。宇宙真理を全ての人に照らし、悟りに導く仏。毘盧遮那仏については、『華厳経』に詳しく説かれている。 
密教

真言宗などの密教における「摩訶毘盧遮那仏」(大毘盧遮那仏、Mah?vairocana(マハー・ヴァイローチャナ))は、大日如来と呼ばれ、成立の起源を、ゾロアスター教の善の最高神アフラ・マズダーに求める学説がある。仏像では、聖武天皇の発願により造られた東大寺盧舎那仏像(奈良の大仏、東大寺大仏)が有名。

毘盧遮那仏は完成当初、約16mだったが戦乱などで被害を受け、作り直された結果、現在は座高が16.2m、顔の長さが4.8mになっている。同様に、鑑真が開創した唐招提寺金堂の中尊も、天平時代の脱乾漆像として有名であり、鑑真が中国からもたらした盛唐様式の作風を伝える彫刻[1]として貴重な存在である。尊名に於いて舎と遮の使い分けであるが、華厳経では毘盧舎那仏(舎)であり、大日経では毘盧遮那仏(遮)と記述されている様である。
脚注

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^ 平凡社 世界大百科事典 『毘盧遮那仏』

関連項目

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