比透磁率
[Wikipedia|▼Menu]
この項目の内容は、2019年5月20日に施行されたSI基本単位の再定義の影響を受けます。そのため、その変更を反映するために改訂する必要があります。

この記事は検証可能参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。
出典を追加して記事の信頼性向上にご協力ください。(2012年6月)

透磁率
magnetic permeability
量記号μ
次元M L T −2 I −2
種類スカラー
SI単位H/m
テンプレートを表示

 
数量の比較


圧力

エネルギー

温度

角速度

加速度

時間

仕事率

質量

磁場

周波数

体積



データ量

電圧

電流

電気抵抗率

長さ

速さ

比熱容量

密度

面積



放射能

半減期

透磁率

静電容量

単位の換算


物理単位

SI

SI基本単位

SI組立単位

SI接頭辞

自然単位系











透磁率(とうじりつ、英語: magnetic permeability)または導磁率(どうじりつ)は、磁場(磁界)の強さ H と磁束密度 B との間の関係を B = μH で表した時の比例定数 μ である。単位は H/m (ヘンリーメートル)、あるいは N/A2 (ニュートン毎平方アンペア)。

磁界の強さ H と磁束密度 B との関係、磁化曲線または B-H カーブの傾きになる。実用的な強磁性磁気材料では、磁化曲線はヒステリシスをもつので、透磁率は始め小さく(初透磁率)、その後大きくなる。

真空の透磁率 μ0 との比 μs = μ/μ0 を比透磁率という。均質で等方的な媒質の比透磁率は、光学波長域では1である。
目次

1 透磁率の値の例

2 脚注

2.1 注釈

2.2 出典


3 関連項目

透磁率の値の例

以下の表を使用する場合は、強磁性体の透磁率が磁束密度によって大きく変化することに注意。例えば4%ケイ素鋼は通常0 T付近で2,000の透磁率を持つが、最大では35,000にもなる[1]。十分に高い磁束密度中では磁気飽和を起こすため、どんな物質の比透磁率も1となる。

代表的な物質における磁化率と透磁率の値物質磁化率 χm
(volumetric SI)透磁率 μ [H/m]比透磁率 μ/μ0磁束密度最大周波数
Metglas(英語版)7000126000000000000?1.26×1007006100000000000000?1000000[2]0.5 Tにおいて100 kHz
(水素雰囲気中で焼きなましされた、99.95% 純鉄)6999250000000000000?2.5×10?17005200000000000000?200000[3]
ナノパーム6999100000000000000?1.0×10?17004800000000000000?80000[4]0.5 Tにおいて10 kHz
ミューメタル6998250000000000000?2.5×10?27004200000000000000?20000[5]0.002 Tにおいて
ミューメタル6998630000000000000?6.3×10?27004500000000000000?50000[6]
コバルト合金 (高透磁率ストリップ素材)6998230000000000000?2.3×10?27004180000000000000?18000[7]
パーマロイ7003800000000000000?80006998100000000000000?1.0×10?27003800000000000000?8000[5]0.002 Tにおいて


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:24 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef