比婆山
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比婆山(ひばやま)は、日本神話においてイザナミが葬られたと記される地。

古事記において「かれその神避りし伊邪那美の神は、出雲の国(現在の島根県)と伯伎の国(伯耆の国、現在の鳥取県)の堺、比婆の山に葬りき」と記される。イザナミの墓所の伝承地は、日本神話に記される比婆山や熊野市有馬のほか、雲伯国境を中心として日本各地にある。宮内省八雲村(現在の松江市)の神納山を比定地の中で最も有力として「陵墓参考地」に認定し、内務省船通山の北にある御墓山を「伊弉冉尊御陵流伝地」に指定していた。

しかし近世以降、古事記解読に初めて成功した本居宣長の古事記伝の話と、鉄製品を作る最良の砂鉄の産地は雲伯国境地帯であることから安来市伯太町のもの(比婆山久米神社)が支持されていた歴史があり、江戸時代、母里藩の古地図にも峯山大権現と記されているのが確認されている。さらには当地に伝承されてきた、たたら製鉄でつくり出される玉鋼は日本人の魂の象徴とされる日本刀の創始(安綱)ともかかわりが深く、最近では安本美典がこれら諸説を文献学的に比較し、島根/鳥取県境に最も近い安来市伯太町の比婆山を比定している。

広島県庄原市から島根県仁多郡奥出雲町境にある比婆山は現在、国定公園に指定されている。
広島県庄原市の比婆山

比婆山
標高1,299 m
所在地広島県庄原市
位置.mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯35度03分06秒 東経133度03分56秒 / 北緯35.05167度 東経133.06556度 / 35.05167; 133.06556
山系比婆山地
OpenStreetMap
プロジェクト 山
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広島県の比婆山(ひばやま)は、庄原市にある標高1264 mの山。中国山地中部にあり、比婆道後帝釈国定公園に属している。

比婆山連峰の最高峰は立烏帽子山 (1299 m) であり、比婆山といえばこれを指すこともあるが、立烏帽子山の北北西方向、標高1264 mのブナ林の中に円丘があり、伊邪那美命の御陵と伝えられる苔むした巨石が横たわっている。この峰を特に比婆山あるいは比婆山御陵と呼ぶ場合もあり、国土地理院の2万5千万分の1地形図ではここを「比婆山」としている。

さらに烏帽子山(御陵の北西側・島根県境)、池ノ段(立烏帽子山の西側)、竜王山(立烏帽子山の南東側)に三等三角点が設置され、それぞれ「烏帽子山」1225.14 m、「立烏帽子」1279.46 m、「川奥」1255.84 mとなっている[1]。また烏帽子山の西にある吾妻山は、日本三百名山に選定されている。

竜王山の南西側山麓には伊邪那美命を祭った熊野神社があり、比婆山への参道の遥拝所にあたるとされる。熊野神社の境内には、樹齢千年といわれる全国でも有数の巨杉がある。

北東側山麓の六の原にはたたら製鉄場跡があり復元展示され、県史跡に指定されている[2]。 一帯はひろしま県民の森として整備され、宿泊施設、キャンプ場、スキー場がある[3]

比婆山連峰は、1970年未確認動物であるヒバゴン目撃騒動の舞台となった。
交通

JR
芸備線備後落合駅からタクシーで約30分。県民の森センター宿泊の場合は送迎有り。

中国自動車道庄原ICより国道183号国道314号県道256号を経由して約38 km。車での所要時間は約50分。

文学作品

短歌集『比婆山』(
山本康夫、遠藤正人共著、真樹叢書11、真樹社、1942年)

著者それぞれが詠んだ「比婆山百首」が収録されている。










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