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比叡山自動車道株式会社種類株式会社
市場情報非上場
本社所在地520-0038
大津市山上町長等山776-30
設立1958年3月19日
法人番号1160001001617
比叡山ドライブウェイ(ひえいざんドライブウェイ)は、滋賀県大津市の比叡山にある一般自動車道事業による有料道路である。京阪ホールディングス(京阪)の子会社である比叡山自動車道株式会社が運営している。
本項では、当道と接続している奥比叡ドライブウェイ(おくひえいドライブウェイ)に関しても取り上げる。 滋賀県と京都府に跨がる比叡山の山腹を南側から上り、大津市の田ノ谷峠から延暦寺東塔(根本中堂)および比叡山頂までを結ぶ約8.1 kmの私道の有料道路である[2][3][4][5]。途中の「夢見が丘」で大津市街を始めとする琵琶湖の南湖周辺が一望できる。また、沿線には同じ京阪グループのホテル「ロテル・ド・比叡」がある。 奥比叡ドライブウェイは、比叡山ドライブウェイの終点である根本中堂から、延暦寺西塔(釈迦堂)や横川中堂
概要
なお、大津市方面からは江若交通と京阪バスが、京都市方面からは京阪バスと京都バスが「比叡山ドライブバス・比叡山内シャトルバス」という路線バスをそれぞれ運行しているほか、両ドライブウェイ内を運行するシャトルバス(比叡山内シャトルバス)が運行されており、「比叡山内1日フリー乗車券」も発売されている。 京都市において、叡山自動車道路建設準備委員会が設立され、1938年(昭和13年)に第1回目の調査を行い、それ以降はドライブウェイの建設が懸案となっていた[9]。京都市の計画では会社を設立して民営のものとして開設を考えていた[9]。 一方で、大津市長の上原茂次は就任当時から比叡山に観光用の道路を建設する構想を持ち、昭和29年9月議会ではじめてドライブウェイの問題について公言した[9]。はじめは山中越から尾根を伝って坂本ケーブルに至るもので実際の路線よりも大津市側に寄せた計画が考えられていた[9]。
路線データ
比叡山ドライブウェイ
区間
田の谷峠料金所 - (夢見が丘) - (ロテル・ド・比叡) - ホテル前検札所 - (比叡山頂への交叉点) - 延暦寺東塔
(比叡山頂への交叉点) - 比叡山頂
距離 - 約8.1 km
開業年月日 - 1958年(昭和33年)4月18日
運営者 - 比叡山自動車道株式会社
奥比叡ドライブウェイ
区間
延暦寺東塔 - (延暦寺西塔) - 西谷検札所 - (延暦寺西塔) - (比叡山峰道レストラン) - (延暦寺横川中堂) - 仰木料金所
距離 - 11.82 km
制限速度 - 40 km/h
開業年月日 - 1966年(昭和41年)5月1日
運営者 - 奥比叡参詣自動車道株式会社
沿革
1953年(昭和28年):京阪が中心となった比叡山開発の第一歩として、比叡山に有料道路の建設が計画される。
1958年(昭和33年)
3月19日:運営会社として、株式会社比叡山自動車道を設立する。
4月19日:比叡山ドライブウェイが開通する。
1959年(昭和34年)8月1日:比叡山国際観光ホテルが、ドライブウェイ沿線に開業する。
1960年(昭和35年)7月24日:観光バスが崖下に転落、28名死亡・重傷者16名の大事故が発生(後述)[6]。
1964年(昭和39年)
7月1日:比叡山国際観光ホテルに、和風別館「叡山閣」が開業する。
9月28日:運営会社が、琵琶湖大橋の料金徴収業務を受託する。
1966年(昭和41年)5月1日:奥比叡ドライブウェイが開通する。
1986年(昭和61年)4月23日:子会社の、比叡山ドライブウェイサービスを設立する。
1999年(平成11年)5月1日:ロテル・ド・比叡が、比叡山国際観光ホテル跡地に開業する。
2001年(平成13年)4月25日: ガーデンミュージアム比叡が、比叡山頂遊園地跡地に開業する。
2002年(平成14年)8月1日:(旧)ガーデンミュージアム比叡を吸収合併する。同施設の運営は、同年7月1日に設立した(新)ガーデンミュージアム比叡に委託する。
2003年(平成15年)3月31日:子会社の、比叡山ドライブウェイサービスが解散する。
2005年(平成17年)
1月 - 3月:固定資産の売却損・借入金の返済などの欠損金の解消のため株式の増減資を行う。
3月31日:ガーデンミュージアム比叡の資産を京阪に売却し、翌日より同資産を賃貸する。
2011年(平成23年)4月17日:ガーデンミュージアム比叡に足湯「Floral」(フロレアル)が開業する。
2021年(令和3年)4月1日:山頂駐車場と東塔横バス停駐車場の2箇所に超小型EVカーシェア(トヨタ・C+pod)を設置。比叡山ドライブウェイと奥比叡ドライブウェイ内限定で滋賀トヨペットが運営する[7][8]。
比叡山ドライブウェイ開通まで