殿方ごろし
Pane, amore e...
監督ディーノ・リージ
脚本エットーレ・マリア・マルガドンナ
『殿方ごろし』(とのがたごろし、イタリア語: Pane, amore e..., 「パンと恋と…」の意)は、1955年製作・公開、ディーノ・リージ監督によるイタリアの映画である[1][2][3]。イタリア式コメディの1作で、『パンと恋と夢』、『パンと恋と嫉妬』のシリーズ完結篇である[1][2]。 本作は、1953年にティタヌスが製作・配給して同年12月22日、イタリア国内で公開されたルイジ・コメンチーニ監督の『パンと恋と夢』のヒットと高評価を受け[4]、翌1954年12月6日に同様に公開された同監督による続篇『パンと恋と嫉妬』[5]に次ぎ、さらに翌年の1955年、同シリーズの完結篇「パンと恋と…」(Pane, amore e...)として製作された[1][2]。 本作に関しては、監督がルイジ・コメンチーニからディーノ・リージに、主演女優がジーナ・ロロブリジーダからソフィア・ローレンに刷新された[1][2]。同年12月22日、同社が同社が配給して、イタリア国内で公開された[1]。1956年6月22日 - 7月3日、西ドイツ(現在のドイツ)のベルリンでまで開催された第6回ベルリン国際映画祭に出品され、特設された最優秀ユーモラス特別賞を受賞した[1]。同年のダヴィド・ディ・ドナテッロ賞では、ヴィットリオ・デ・シーカが主演男優賞、製作元のティタヌス代表のゴッフレード・ロンバルドが製作賞を受賞した[1]。 日本では、『パンと恋と夢』『パンと恋と嫉妬』の続篇として連続的に劇場公開されることはなく、1963年12月7日、大映が配給して、原題の「パンと恋と…」(Pane, amore e...)とはかけ離れた『殿方ごろし』と題して、劇場公開した[2][3]。日本でのビデオグラムは、2010年8月現在、未発売である[3][3]。
略歴・概要
スタッフ
エグゼクティヴプロデューサー : ニーノ・ミディアーノ (Nino Midiano [6])
プロデューサー : マルチェロ・ジロージ
監督 : ディーノ・リージ
原作 : エットーレ・マリア・マルガドンナ (Ettore Margadonna)、マルチェロ・ジロージ、ディーノ・リージ、ヴィンセンツォ・タラリコ (Vincenzo Talarico)
脚本 : エットーレ・マリア・マルガドンナ
撮影 : ジュゼッペ・ロトゥンノ
美術 : ガストーネ・メディン (Gastone Medin [8])
装置 : フェルディナンド・ルッフォ (Ferdinando Ruffo [9])
編集 : マリオ・セランドレイ (Mario Serandrei)
音楽 : アレッサンドロ・チコニーニ (Alessandro Cicognini)