殻ノ少女
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殻ノ少女ジャンルサイコミステリィAVG
対応機種Windows 2000/XP/Vista
発売元Innocent Grey
発売日2008年7月4日
レイティング18禁
キャラクター名設定なし
エンディング数13
セーブファイル数60
メディアDVD-ROM
画面サイズ800×600
BGMフォーマットPCM
キャラクターボイスあり
CGモードあり
音楽モードあり
回想モードあり
メッセージスキップ全文/既読
オートモードあり
備考DirectX7.0a以上必須
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『殻ノ少女』(からのしょうじょ)は、2008年7月4日に有限会社グングニルのブランド「Innocent Grey」より発売されたアダルトゲーム。通常版は同年7月25日、ダウンロード版は同年12月20日に発売された。初回版発売同日には主題歌・BGMが収録されたサウンドトラック「Azure」(アジュール)も発売された。2009年7月24日に「ぶる?べり?そふと」よりDVDPG版が発売された。2011年6月29日にはMangaGamerより英語版『Kara no Shoujo』が発売された。2013年2月8日に続編『虚ノ少女』が発売された。2019年12月20日に一部キャストを変更したリマスター版『殻ノ少女《FULL VOICE HD SIZE EDITION》』が発売された。
概要

昭和31年3月の戦後東京を舞台に、探偵の主人公が猟奇殺人事件を追うアドベンチャータイプのゲーム。30人以上もの人物が登場し、手帳を駆使して人物や証拠などの情報を整理するシステムを採用している。そのため、エンディングは複数存在する。また、残虐な事件を扱う作品の性質上、グロテスクな表現も少なくない。なお、体験版は本編の冒頭部分を抜き出した一般的なものではなく、前日談として別個に制作された内容となっており、専用のイベントCGが数枚含まれる。

アダルトゲームとしては珍しく、公式サイトには、本作ゲームの担当声優たちのオーディションの様子が公開されている(つまり源氏名を扱う声優の素顔も公開されている)[1]

多くのアダルトゲームのパッケージは内容物のDVDやマニュアルに比べて過剰に大きいが、本作のパッケージはアルバムジャケットと同じくらいのサイズだったため話題を呼んだ[2]

本作は美少女ゲームアワード2008のBGM部門とプロモーション部門で金賞を受賞した[3]。また、シナリオ部門とグラフィック部門で優秀賞を受賞している。
ストーリー

昭和31年のある春の日、時坂 玲人は井の頭公園で出会った少女・朽木冬子から「本当の自分を見つけ出してほしい」という依頼を受けた。同じころ、玲人は警視庁時代の同僚だった魚住から、少女ばかりを狙った連続殺人事件の調査の依頼が来た。そして、玲人の妹・紫の通う櫻羽女学院の教頭からも、行方不明になった生徒の捜索の依頼が来た。

教頭の依頼を受ける形で、櫻羽女学院へ潜入したところ、玲人は冬子と再会した。
登場人物
時坂 玲人(ときさか れいじ)
:なし / 高橋がならない(ドラマCD・アニメ版) / 髭内悪太(HD)本作の主人公で、新宿に事務所を構える私立探偵。本編の6年前に起きた「六識事件」で恋人を失い警察を辞職した元刑事。幼馴染でかつての同僚でもある現職刑事の魚住とのつながりから、警察より事件の調査の依頼を受けることも多い。趣味は読書。7年ほど前に両親が飛行機事故で死亡したため、杉並区の自宅で妹の紫と2人で暮らしている。戦中は軍で九七式中戦車の操縦手を務めていた。白兵戦で負傷した右目を長い前髪で隠している。以前、夜中に紫が飼っていた大量のコオロギが逃げ出して自室に入り込んで来て以来、虫が苦手である。
時坂 紫(ときさか ゆかり)
声:かわしまりの玲人の妹で、家事全般をこなすしっかり者。家では和服を着ている。櫻羽女学院の生徒であり、美術部に所属している。虫全般に異様なまでの関心を持っており、昆虫学の知識が豊富。採集や飼育に止まらず、捕まえてきたイナゴを自分で佃煮にして食べるほど。あちこちから集めてきた様々な虫を自宅で飼育しており、1匹ごとに名前を付けている。「フェルナンド」と名付けた殻が右巻きの珍しいヒダリマキマイマイがお気に入り。本編の進行状況によっては大きく運命を左右される一人。
朽木 冬子(くちき とうこ)
声:あじ秋刀魚櫻羽女学院の生徒で、美術部に所属している。ミステリアスな雰囲気を持つ少女。まるで少年のような口調で話す。自分が養子である事を知って悩み、玲人に「本当の自分を捜して欲しい」と依頼する趣味は写生、月夜の散歩。名前の読みが同じである透子から極度に依存されており、一緒にいる事が多い。「再生不良性貧血」を患っており、定期的に薬を投与しなければ倒れてしまう。この体質が災いし、物語後半で事故に巻き込まれてしまう。ボンベイ型という特殊な血液を持つ。本編では悲劇的な結末を避け得ない人物だが、『ルリノユメ』収録のドラマCDでは本編の6年後にイタリアで絵画修復職人を目指して修行に励む姿が描かれている。
朽木 千鶴(くちき ちづる)
声:葉村夏緒冬子の母。物静かで儚げな印象を受ける女性。若い頃に兄・文弥と愛し合い身篭るが急性の白血病を患い、その治療の際に流産し、子供が出来ない身体となる。結末によっては養子である冬子とのぎくしゃくした関係に長年苦しんでいた様が明かされる。当人は知らないが、冬子は千鶴が「戸籍上の母」で「血の繋がった母」ではないことを知っていた。
四十宮 綴子(よそみや つづりこ)
声:日向葵櫻羽女学院の生徒で、紫の親友。明るく活発な性格で、学生にして文芸誌に作家デビューしている一面をもつ。売れっ子作家である「葛城シン」に憧れている。玲人によって「トジ子」というあだ名を付けられ、友人達の一部にも普及しつつある。口癖は「トジ子言うな!」。「文藝小説」誌上にて紫が題名を考案した小説「無間の珠」を連載中。
魚住 夾三(うおずみ きょうぞう)
声:滝沢アツヤ警視庁刑事、巡査部長。玲人とは幼馴染でかつて同じ上司のもとで働いていた。玲人とは異なり、肉体派である。葉月 杏子に気があるが、彼女を前にするとほとんど何も喋れなくなってしまう。趣味は釣り。
水原 透子(みずはら とうこ)
声:吉田美海櫻羽女学院の美術部員。冬子の親友でいつも一緒に行動している。裕福な出自ではないため強い劣等感を持っており、今おかれている環境や周囲の学生、母親、自分さえも嫌っている。冬子に対してだけは崇拝に近い感情を抱いており、「冬子になりたい」と願っており、彼女を真似て短かった髪を伸ばそうとしている。同様の理由から急速に冬子と親しくなっていく玲人を快く思っていない。趣味は絵本を描くこと。
水原 未央(みずはら みお)
声:草村ケイ透子の母親で、貝殻などからつくる絵画用の顔料の精製師。生活は貧しく、常に借金取りが家に来ている。女手一つで娘の透子を育ててきたが、娘から一方的に嫌われていて関係は険悪。旧姓は間宮未央(まみや みお)。
月島 織姫(つきしま おりひめ)
声:かわしまりの櫻羽女学院の生徒会長。大富豪のお嬢様で高いカリスマ性をもち下級生の憧れの的となっているが、今の環境を窮屈に感じている。趣味は読書。自分と同じ様に抑圧されている都内の女子学生達を集め、「シスマ」という売春グループを組織し社会秩序を乱そうとしていたが、やがてメンバーが次々に殺害され始めるとその行動にも確信を持てなくなり、思い悩む。避妊薬を常用している。
西園 唯(にしぞの ゆい)
声:香澄りょう櫻羽女学院の美術部員で、紫や冬子の後輩。幼い頃に両親が離婚し母親に引き取られたが、その母親も既に死亡している。本編開始の1ヶ月半ほど前から行方不明になっている。歩と仲が良かった。趣味は写生。夜月から写真のモデルを頼まれ親しくなり、「笑い方が分からない」と悩みを打ち明けていたが、彼が撮影した写真には晴れやかな笑顔で写っている。「シスマ」のメンバーで、堕胎経験がある。なお、体験版では行方不明になる前の姿を見る事が出来る。
佐東 歩(さとう あゆむ)
声:柚木かなめ櫻羽女学院の剣道部員。西園唯と親友同士で、その関係から美術部の紫たちと面識がある。初めは消極的であるが徐々に玲人と打ち解けていく。後々、玲人の事件解決につながる手助けを何度もすることになる。
佐伯 時生(さえき ときお)
声:馬並硬太 / 佐藤晴男(ドラマCD版)櫻羽女学院の教頭で、時坂に行方不明の学生を捜して欲しいと依頼しにきた人物。おだやかな物腰が特徴。趣味は写生で美術部の顧問も担当。戦前は将来を嘱望された画家であった。6年前に起きた「六識事件」で櫻羽女学院に在学中だった次女の美羽(みう)を亡くしている。玲人にいろいろと協力してくれる一人である。
日下 達彦(くさか たつひこ)
声:広野大地櫻羽女学院教師。紫や冬子たちの担任。大人しい好青年風。趣味は映画鑑賞。両親の離婚の際に父親に引き取られた、西園唯の実兄。
朱崎 寧々(あかざき ねね)
声:葉村夏緒櫻羽女学院の養護教諭。人望があり、生徒から様々な相談を受けているが、相談だけではなく身体の関係もある生徒もいる。時間があれば調べ物をしているが、何を調べているのかは教えてくれない。
葉月 杏子(はづき きょうこ)
声:柚木かなめ吉祥寺の喫茶店「月世界」のオーナーで、未亡人。玲人や魚住らとは昔馴染みで、よき相談相手になることも。魚住の好意には気付いておらず、自身は玲人に好意を抱いている。夫は7年前に在日米軍将校の運転する車に轢かれ、死亡した。事故捜査を米軍が行ったため真相は不明のままで、遺体の返還もなされていない。
雨宮 初音(あめみや はつね)
声:雅姫乃喫茶店「月世界」に住み込みで働いているウェイトレスで、玲人の妹・紫よりも年上である。少女時代に上野の娼館「雪白」で手伝いをしており、その頃に世話になった秋五には今でも感謝と尊敬の念を抱いている。


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