殺人に関する短いフィルム
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殺人に関する短いフィルム
Krotki film o zabijaniu
監督
クシシュトフ・キェシロフスキ
脚本クシシュトフ・キェシロフスキ
クシシュトフ・ピエシェヴィッチ
製作Ryszard Chutkowski
音楽ズビグニエフ・プレイスネル
撮影スワヴォミール・イジャック
編集エヴァ・スマル
配給 ヘラルド・エース
公開 1988年3月11日
1988年5月16日(CIFF
1989年7月29日
上映時間84分
製作国 ポーランド
言語ポーランド語
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『殺人に関する短いフィルム』(ポーランド語: Krotki film o zabijaniu、英語: A Short Film About Killing)は、1988年制作のポーランド映画。

十戒をモチーフとした、クシシュトフ・キェシロフスキ監督のテレビシリーズ『デカローグ』の第5話を長編映画として再構成した作品。本作の主題となった戒律は『汝、殺すなかれ』。

画面全体に陰影をともなった特徴的な撮影技法が採用されており、カンヌ国際映画祭審査員賞ヨーロッパ映画賞作品賞を受賞している。
ストーリー

弁護士を志すピョートルは、司法修習を前に口頭試問に臨む。犯罪を抑止する方法としての死刑について問われ、彼は懐疑的な意見を述べる。試問後、ピョートルはガールフレンドとともに赴いたカフェで、行き場をなくした若者と偶然行きかう。

行き場のない若者、ヤチェックはカフェを立ち去るとワルシャワの町を放浪する。タクシーに乗り込んだヤチェックは、とっさにモコトフ区を行き先として運転手に告げる。

ヤチェックはタクシー車内で、衝動的に運転手の首を紐で締め上げる。川べりで停まったタクシーから逃げようとする運転手を、彼は石塊で撲殺する。

弁護士となったピョートルとともに法廷に臨むヤチェックに極刑が告げられる。

刑場でヤチェックは、自分の子供時代や亡くなった自分の父と事故死した妹のこと、母親に会って欲しいということをピョートルに語りかける。ピョートルとヤチェックの会話は係官に中断され、ヤチェックは絞首刑に処される。
キャスト

ミロスワフ・バカ:ヤチェック

クシシュトフ・グロビシュ:ピョートル

ヤン・テサシ:タクシーの運転手

外部リンク

殺人に関する短いフィルム
- allcinema

Krotki film o zabijaniu - IMDb(英語)










ヨーロッパ映画賞 作品賞


殺人に関する短いフィルム(1988)

霧の中の風景(1989)

宣告(英語版)(1990)

リフ・ラフ(1991)

小さな旅人(英語版)(1992)

ウルガ(1993)

Lamerica(1994)

大地と自由(1995)

奇跡の海(1996)

フル・モンティ(1997)

ライフ・イズ・ビューティフル(1998)

オール・アバウト・マイ・マザー(1999)

ダンサー・イン・ザ・ダーク(2000)

アメリ(2001)

トーク・トゥ・ハー(2002)

グッバイ、レーニン!(2003)

愛より強く(2004)

隠された記憶(2005)

善き人のためのソナタ(2006)

4ヶ月、3週と2日(2007)

ゴモラ(2008)

白いリボン(2009)

ゴーストライター(2010)

メランコリア(2011)

愛、アムール(2012)

グレート・ビューティー/追憶のローマ(2013)

イーダ(2014)

グランドフィナーレ(2015)

ありがとう、トニ・エルドマン(2016)

ザ・スクエア 思いやりの聖域(2017)

COLD WAR あの歌、2つの心(2018)

女王陛下のお気に入り(2019)

アナザーラウンド(2020)

アイダよ、何処へ?(2021)

逆転のトライアングル(2022)

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