この記事は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。出典を追加して記事の信頼性向上にご協力ください。(このテンプレートの使い方)
出典検索?: "殺しの烙印"
殺しの烙印
Branded to Kill
監督鈴木清順
脚本具流八郎
出演者宍戸錠
南原宏治
真理アンヌ
音楽山本直純
主題歌大和屋竺「殺しのブルース」
撮影永塚一栄
編集鈴木晄
製作会社日活
配給日活
公開 1967年6月15日
上映時間91分
製作国 日本
言語日本語
テンプレートを表示
『殺しの烙印』(ころしのらくいん)は、1967年6月15日公開の日本映画。監督:鈴木清順、主演:宍戸錠。製作・配給:日活。モノクロ、シネマスコープ(2.35:1)、91分。殺し屋の「ランキング」第3位の男が、近いランクの殺し屋たちと暗闘する姿が描かれるアクション映画。
公開時は社内で不評を買い、鈴木清順監督の解雇騒動に発展したが、観客や批評家に受け、カルト映画としての評価を得るに至った(後述)。
公開時の併映作品は『花を喰う蟲』(監督:西村昭五郎)。公開時のレイティングは成人映画だった[1]。 殺し屋がランキングされ、すべての殺し屋がナンバー1になろうとしのぎを削る世界。ナンバー3の花田は、元締めの藪原から名前を名乗らない謎の男の護送を依頼され、任務中にナンバー4とナンバー2を倒し、新たなナンバー2の座を獲得して任務を終える。運転手兼相棒の春日を任務中に失った花田は、「夢は死ぬこと」と語る謎の女・美沙子に迎えられて帰路につく。 美沙子は来日中の外国捜査官の男の狙撃を花田に依頼するが、花田は手元を狂わせ、無関係の人物を射殺してしまう。このためにランキング外に転落した花田は、殺し屋稼業の掟として、彼を処刑しに来る殺し屋たちの襲撃を次々と受ける羽目になる。妻の真実や、美沙子も処刑人のひとりだった。しかし美沙子と花田は、お互いを愛し合ったために殺し合うことができず、ともに逃げる立場となる。美沙子は殺し屋組織に囚われの身となる。 美沙子以外の刺客をすべて倒した花田の前に最後の敵として現れたのは、かつて彼が護送した謎の男だった。この男・大類こそが伝説の殺し屋ナンバー1だった。花田は大類と決闘し、相討ちとなる。瀕死の花田は朦朧とした意識の中で「ナンバー1は俺だ」と叫び、さらに乗り込んできた刺客を瞬時に射殺するが、それは美沙子だった。花田は美沙子を撃ったことに気づかずに絶命する。
ストーリー
キャスト
花田五郎:宍戸錠
大類進:南原宏治
藪原道彦:玉川伊佐男
中条美沙子:真理アンヌ
花田真実(花田の妻・藪原の愛人):小川万里子
春日義平(花田の相棒・元ランク入りの殺し屋):南廣
バーテン:長弘
スタイリストの高(ナンバー4の殺し屋):大和屋竺
ホテルのボーイ:野村隆
下級官吏(花田の標的):宮原徳平
眼科医(花田の標的):緑川宏
宝石商(花田の標的):久松洪介
義眼の男:荒井岩衛
コック:伊豆見雄
宝石店員:水木京二
レストランのトイレに入る客:瀬山孝司
佐倉の手下:本目雅昭
埠頭の隠れ家の殺し屋:沢美鶴
郵便配達人:戸波志朗
埠頭で轢かれる殺し屋:高橋明
埠頭の隠れ家の殺し屋:柴田新三
埠頭に自動車でやって来る殺し屋(助手席):中平哲仟
埠頭の隠れ家の殺し屋:小林亘
佐倉(ナンバー2の殺し屋):大庭喜儀
埠頭に自動車でやって来る殺し屋(運転手):溝口拳
スナックの女:萩道子
スタッフ
監督:鈴木清順
企画:岩井金男
脚本:具流八郎(鈴木清順、大和屋竺、木村威夫、田中陽造、曽根中生、岡田裕、山口清一郎、榛谷泰明)
撮影:永塚一栄
照明:三尾三郎
録音:秋野能伸
美術:川原資三
助監督:葛生雅美
特殊撮影:日活特殊撮影部