アメリカ合衆国の殊勲十字章(しゅくんじゅうじしょう、英:Distinguished Service Cross、DSC)は、主にアメリカ陸軍の軍人に対して授与される勲章。陸軍省が授与する、名誉勲章に次ぐ高位の勲章。これに相当する勲章として海軍の海軍十字章(Navy Cross)及び空軍の空軍十字章(Air Force Cross)が制定されている。
目次
1 概要
2 主な受章者
3 関連項目
4 外部リンク
概要 アメリカ合衆国の殊勲十字章
勲章順位では第二位。「戦闘において比類ない英雄的行為をした者」に授与される。最高位の名誉勲章が滅多に受章できず、受章したとしても命と引き換えで生きて受章した例は少ないことから、実質上の最高位勲章である。複数回受賞も可能で、2度目以降はクラスター(柏の葉を象った飾り)が追加される。
通常、アメリカ合衆国において殊勲十字章(Distinguished Service Cross)と称されるのは陸軍の殊勲十字章である。そのため、日本では同等のものであるNavy CrossとAir Force Crossが海軍殊勲十字章、空軍殊勲十字章と訳される場合も多く、Distinguished Service Crossが陸軍殊勲十字章と表記される場合もある。
海兵隊員や他国の将兵に授与されることもあり、受章者には複数回受章している者も存在する。主な受章者はそれぞれの記事を参照のこと。
主な受章者
クレイトン・エイブラムス - Creighton W. Abrams, Jr. アメリカ陸軍 - 柏葉付 (2度の受賞)
エドワード・アルモンド