歴史小説
[Wikipedia|▼Menu]
.mw-parser-output .ambox{border:1px solid #a2a9b1;border-left:10px solid #36c;background-color:#fbfbfb;box-sizing:border-box}.mw-parser-output .ambox+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+link+style+.ambox,.mw-parser-output .ambox+link+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+style+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+link+.ambox{margin-top:-1px}html body.mediawiki .mw-parser-output .ambox.mbox-small-left{margin:4px 1em 4px 0;overflow:hidden;width:238px;border-collapse:collapse;font-size:88%;line-height:1.25em}.mw-parser-output .ambox-speedy{border-left:10px solid #b32424;background-color:#fee7e6}.mw-parser-output .ambox-delete{border-left:10px solid #b32424}.mw-parser-output .ambox-content{border-left:10px solid #f28500}.mw-parser-output .ambox-style{border-left:10px solid #fc3}.mw-parser-output .ambox-move{border-left:10px solid #9932cc}.mw-parser-output .ambox-protection{border-left:10px solid #a2a9b1}.mw-parser-output .ambox .mbox-text{border:none;padding:0.25em 0.5em;width:100%;font-size:90%}.mw-parser-output .ambox .mbox-image{border:none;padding:2px 0 2px 0.5em;text-align:center}.mw-parser-output .ambox .mbox-imageright{border:none;padding:2px 0.5em 2px 0;text-align:center}.mw-parser-output .ambox .mbox-empty-cell{border:none;padding:0;width:1px}.mw-parser-output .ambox .mbox-image-div{width:52px}html.client-js body.skin-minerva .mw-parser-output .mbox-text-span{margin-left:23px!important}@media(min-width:720px){.mw-parser-output .ambox{margin:0 10%}}

この記事は検証可能参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。出典を追加して記事の信頼性向上にご協力ください。(このテンプレートの使い方
出典検索?: "歴史小説" ? ニュース ・ 書籍 ・ スカラー ・ CiNii ・ J-STAGE ・ NDL ・ dlib.jp ・ ジャパンサーチ ・ TWL(2013年9月)
15世紀1482年)を描いたヴィクトル・ユーゴーノートルダム・ド・パリ』(1938年

歴史小説(れきししょうせつ)は、主として歴史上に実在した人物を用い、ほぼ史実に即したストーリー、またはその時代を設定して、その中での空想上の物語が書かれたものが展開される小説のことである。
歴史小説と時代小説

一般的には、歴史小説と時代小説とはほぼ同じ意味に用いられているが、文学の上ではかなり明確な区別がある。

歴史小説は、主要な登場人物が歴史上実在した人物で、主要な部分はほぼ史実の通りに進められる。著者がその主人公の生き方や思想に感動したことによって物語が生まれ、主人公の行動あるいは言動に、著者が訴えたいモチーフが込められており、歴史を題材とした評論的な趣が強い。山岡荘八の『徳川家康』や丹羽文雄の『親鸞』、『蓮如』などは典型的な歴史小説といえる。

これに対して時代小説は、『銭形平次捕物控』のように架空の人物を登場させるか、実在の人物を使っても史実と違った展開をする。徳川光圀(水戸黄門)は実在の人物であるが、『水戸黄門漫遊記』のように助さん・格さんの二人の子分を従え、諸国を巡り歩いて裁きをするなどというのは、史実と照らし合わせるとかなり荒唐無稽である。いくら「天下の副将軍」でも、大名が勝手に他の領主の領地に入ることは禁止されていたからである。つまり、史実や著者の訴えよりも面白さ、いわゆるエンターテインメント性を重要視したのが時代小説である。吉川英治の一連の作品や池波正太郎の『鬼平犯科帳』などは時代小説である。かつて「チャンバラ」と呼ばれた劇を「時代劇」というが、その小説版と見てもいい。
ジャンルの歴史「戦争文学」も参照

歴史小説が出来る以前にもウィリアム・シェイクスピアジョン王 (シェイクスピア)』『リチャード二世』『ヘンリー四世』『ヘンリー五世』『ヘンリー六世 第1部』『ヘンリー六世 第2部』『ヘンリー六世 第3部』『リチャード三世 (シェイクスピア)』『ヘンリー八世』やフリードリヒ・フォン・シラー『ヴァレンシュタイン三部作(ドイツ語版、英語版)』(1799年)などがいた。

19世紀初頭のスコットランドの小説家ウォルター・スコットはイギリス文学のみならず、西洋文学における歴史小説の先駆者である。1814年に発表された『ウェイヴァリー(英語版)』に続く一連の作品は多くの模倣者を生み出し、歴史小説という新しいジャンルを確立した。19世紀前半におけるヨーロッパの歴史小説ブームの背景には、フランス革命後、民主化の進む社会において、一般市民の居場所のある新しい歴史観が求められていたからとする説もある。

そうした一群の作家には、エドワード・ブルワー=リットンポンペイ最後の日』(1834年イギリス)、ニコライ・ゴーゴリ隊長ブーリバ』(1835年ロシア)、アレクサンドル・プーシキン大尉の娘』(1836年ロシア)、アレクサンドル・デュマ・ペール『ボルジア家風雲録』(1839年)『王妃マルゴ』(1845年フランス)、チャールズ・ディケンズ二都物語』(1859年イギリス)、ギュスターヴ・フローベールサランボー』(1862年フランス)、ジョージ・エリオット『ロモラ(英語版)』(1862年イギリス)、レフ・トルストイ『セヴァストポリ物語(英語版)』(1855年)『戦争と平和』(1869年)『ハジ・ムラート(英語版)』(1912年ロシア)、ヴィクトル・ユーゴー九十三年』(1873年フランス)といった錚々たる大作家が含まれている。イギリスにおいては、歴史小説はその後ひとたび停滞するが、1880年代に再びその勢いを取り戻した。

フェデリコ・デ・ロベルト『副王たち(イタリア語版、フランス語版)』(1894年)『至上権(イタリア語版)』(1929年イタリア)、ヨーゼフ・ロートラデツキー行進曲』(1932年オーストリア)、シュテファン・ツヴァイク『マリー・アントワネット(英語版)』(1933年オーストリア)、ハインリヒ・マン『アンリ四世の青春(ドイツ語版)』(1935年ドイツ)、サマセット・モーム『昔も今も』(1946年イギリス)、トマージ・ディ・ランペドゥーサ山猫』(1958年イタリア)などが発表された。ヘンリク・シェンキェヴィチクォ・ヴァディス』(1896年ポーランド)、イヴォ・アンドリッチドリナの橋』(1945年ユーゴスラビア)は、ノーベル文学賞を受賞した。


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:27 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef