武蔵大学
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武蔵野大学」とは異なります。

武蔵大学
武蔵大学・大講堂(佐藤功一設計)

武蔵大学・江古田キャンパスの位置
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大学設置1949年
創立1922年
学校種別私立
設置者学校法人根津育英会武蔵学園
本部所在地東京都練馬区豊玉上一丁目26番1号
.mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯35度44分10秒 東経139度40分0秒 / 北緯35.73611度 東経139.66667度 / 35.73611; 139.66667座標: 北緯35度44分10秒 東経139度40分0秒 / 北緯35.73611度 東経139.66667度 / 35.73611; 139.66667
キャンパス江古田(東京都練馬区)
学部経済学部
人文学部
社会学部
国際教養学部
研究科経済学研究科
人文科学研究科
ウェブサイトhttps://www.musashi.ac.jp/
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武蔵大学(むさしだいがく、英語: Musashi University)は、東京都練馬区豊玉上一丁目26番1号に本部を置く日本私立大学1922年創立、1949年大学設置。大学の略称は武蔵(むさし)。稀に武大(むだい)。
概観
大学全体正門旧本館濯川

武蔵大学は、東武財閥の創設者初代根津嘉一郎が「社会から得た利益は社会に還元する義務がある」という信念から1922年に設立した日本初の私立の旧制高等学校である旧制武蔵高等学校(入学生は東京帝国大学への入学が確約されていたが、旧制武蔵高等学校はいわゆる現在の高等学校とは全く異なる機関である)をその前身とする。新制大学の設立の際、旧制高校教授会ははじめ文理学部開設を希望したが、法人の意向により、1949年に経済学部医学部進学課程1962年廃止)の2つの学部を持つ大学として設立された経緯から、伝統的に経済学部が看板学部といわれている[1]。当初、学長には旧制武蔵高等学校長の宮本和吉、経済学部長には鈴木武雄が就任した。その後、1969年人文学部を増設、1998年に人文学部社会学科が独立して社会学部が設置、2022年国際教養学部が設置され、現在は4学部9学科2研究科を有する。旧制高等学校を起源とする東京四大学 (武蔵大学、学習院大学成蹊大学成城大学)の一校で、北海道札幌市に所在する北海道武蔵女子大学・短期大学は姉妹校。
大学名の由来

「武蔵」という校名は地名の
武蔵国と平和主義を意味する漢語「?武崇文」(武をおさめ文を崇ぶ)に由来する[2]。かつては「蔵」は、「藏」を使い、「武藏大學」と表記していた[3]

本学、「武蔵」大学とは別に、東京都江東区有明に本部を置く武蔵野大学武蔵野音楽大学武蔵野美術大学など、「武蔵野」とつく大学が多いが、全て別法人にて運営されており、完全なる別大学である[4]。ただし、武蔵野音楽大学は、同じ西武池袋線江古田駅近くにキャンパスがあり、練馬区を介し、近隣の日本大学芸術学部と併せ、包括的な連携・協力に関する協定を結び、交流をしている。

建学の理念と目標

武蔵大学は建学の三理想および、3つの目標を定めている。

三理想という、事実上の校訓ないし校是があり、その内容は、
東西文化融合のわが民族理想を遂行し得べき人物

世界に雄飛するにたえる人物

自ら調べ自ら考える力ある人物

である。これは、開校初年度の入学式で一木喜徳郎が述べたものについて、1929年に表現上の変更をしたものである。実質的には山本良吉の創案と思われ、彼が1920年から1年間行った欧米視察旅行の反省を踏まえたものであった[5]。山本は1937年の創立15周年座談会で三理想の第1項、第2項について次のように述べている。あれは私の洋行の結果ですが、将来世界の文明が二つ現れるだらうと云ふのが私の考へであつた。一つは東洋文明と西洋文明が東の方を廻つて、日本で東西文明が新しい実を結ぶだらう。今一つは東洋文化が太平洋を渡つて、アメリカで以て違つた実を結ぶだらうと考へて帰つて来たものです。その考へが第一節に入つて居るのです。殊にその頃は日本文化なんて云ふ考へは、不思議な話だけれども社会全体に於て今と較べると余程薄かつたものです。矢張りまだ文明と云へば西洋の文明と云ふやうな考へが、日本には満ちて居たものです。これをどうしても壊さなくちやいかんと云ふ頭があつたものです。それで東西文化と言つたのですけれども実は西は付たりで、東の方を拡げなければならぬと云ふことがあつたのです。それから世界に雄飛する人間を作ると云ふ意味は、日本の文化、東洋の文化を世界にもつと拡げなくてはいかん。さう云ふ人間を作る必要があると云ふ意味です[6]

また、第3項は「従来の暗記中心の『注入主義』的な教育に対し、『自分の頭で考える』ことをすすめるもの」[7]であり、「教授とは人生に必要な一切の知識を与えることではなく、『よく自ら考へ、自ら判断し、最も適当の方法を取って行く』ための力を養うことが肝要」[7][8]との山本の考えを表しているという。

3つの目標
[自立] 自ら調べ自ら考える

[対話] 心を開いて対話する

[実践] 世界に思いをめぐらし、身近な場所で実践する

教育および研究根津嘉一郎 (初代)旧本館(1923年)大講堂(1928年)
少人数教育

設立以来、少人数教育を行っているが、その特色を最もよく反映しているのが「ゼミナール」である[9]。武蔵大学のゼミはゼミ当たりの平均人数は13名で、約400種類のゼミが用意されている[10]

これは武蔵大学の前身に当たる旧制武蔵高等学校時代からの伝統で、1951年昭和26年)にはすでに1年次から4年間全ての学生が必修の充実したゼミ教育を受けていた。また、武蔵のゼミ教育を発展させたものが「学部横断型ゼミナール・プロジェクト」である[11]
グローバル市民の育成

従来から、協定留学・短期海外語学研修の拡充、テンプル大学ジャパンキャンパスとの連携強化、外国語の実践的訓練や異文化体験の場としての Musashi Communication Village の開設など「グローバル市民」の育成のための施策を全学で打ち出してきた。各学部も国際化を推進する特設コースを設置している。経済学部では「ロンドン大学と武蔵大学とのパラレル・ディグリー・プログラム (PDP)」を2015年度にスタートし、2017年度から人文学部では「グローバル・スタディーズコース (GSC)」を、社会学部では「グローバル・データサイエンスコース (GDS)」を開設した。これら各学部で新しいプログラムやコースを設置するなどの教育改革を図り、その集大成となったのが、2022年の国際教養学部の開設である。
留学制度

学生国外留学奨学金や学生海外研修奨学金などの奨学金制度、留学準備講座などさまざまな制度やプログラムで学生の留学をサポートしている武蔵大学の留学制度の大きな特徴は、その包括的支援体制にある。


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