『武者ケロ』(むしゃケロ)は、武者や戦国時代をモチーフとした『ケロロ軍曹』のメディアミックス作品の総称。 『ケロロ軍曹』のメディアミックス作品の1つ。武者や戦国時代をモチーフとした作品であり、この他に海賊をモチーフとした『ケロロパイレーツ』などのメディアミックス作品が造られている。 本稿では、『武者ケロ』での呼称とその設定のみを記述する。他のメディアでのケロロ小隊についてはケロロ小隊を参照。 アニメ版にも登場するが、漫画版は彼らのロボットを探すのが主題となっている[1]。 映画『武者ケロ お披露目!戦国ラン星大バトル!!』から始まり、その後テレビアニメ5thシーズンにてシリーズ化され不定期で放送されていた。 アニメ版サブタイトルの末尾にある「でござそうろう」は、それぞれの前週における次回予告では「でござ候」と表記。 『武者ケロ』シリーズに登場。武士のような鎧を身にまとっている七人兄弟のヴァイパーで、戦国ラン星を支配している。また、兄弟一人一人の顔の色や左腕の武装(ただし武者ヴァイパーシローのみ右腕)も異なっている。アニメ版に登場する他のヴァイパーと同じく声は全て飛田展男が担当しているが血縁関係は不明。
概要
ケロロ小隊
武者ケロロ(むしゃケロロ)
声 - 渡辺久美子武将のような鎧や兜を装着している。テレビ版は、彼が『武者ケロ お披露目!戦国ラン星大バトル!!』での出来事の終了後、嘘の報告をしたことが事の発端となっている。
タママ足軽兵(タママあしがるへい)
声 - 小桜エツ子漫画版では、ヴァイパーに敗れた後、かつて鬼を倒した神に似ているとして奉られていた。
ギロロ浪人(ギロロろうにん)
声 - 中田譲治
クルル藪医(クルルやぶい)
声 - 子安武人漫画版では、ヴァイパーに敗れた後、秋葉原に似たアキバシティで暮らしていた。
ドロロ頭領(ドロロとうりょう)
声 - 草尾毅漫画版とアニメ版で最も立場が違ったキャラクター。アニメ版では、「戦国」という忍者の設定を色濃く出せる場所のため、影が濃くなりいつもより生き生きしている。漫画版では、トラウマを引きずるキャラクターで、アニメや原作漫画とも異なりトラウマスイッチの発動とともにケロロをボコボコにしている。
ロボット
武者ケロロロボ
ケロロの専用機。化身はケロン人を思わせる姿をした「おっさん」。
牛蛙形態
四つ足で走る形態。
足軽タママロボ
タママの専用機。化身はスーパーインセクターを思わせる姿をした「カブトムシ」。
御玉杓子形態
プラモデルのみでの登場。
浪人ギロロロボ
ギロロの専用機。化身は旅の途中であった赤ん坊の「ダイギロー」。
鉄拳砲撃形態
桃太郎を倒す際に変形。
藪医クルルロボ
クルルの専用機。化身はクルルロボの入っていた「岩」。
シャチホコ形態
漫画版にも登場するが名前は登場しない。
頭領ドロロロボ
ドロロの専用機。化身は東谷小雪を思わせる姿をした「お雪」。
天翔木馬形態(ペガサスモード)
飛行可能の形態。
アキヴァンゲリヲン
漫画版オリジナル。クルルが製作したロボット。“初号機”はいわゆる典型的なオタクの姿をしている。大きさはヴァイパーロボより小さく、銃撃で簡単に倒されてしまった。後に苦情が来たらしく“真初号機”として日向秋に似たロボットが登場した。エヴァ初号機の特徴的な部分を着たような姿で際どい格好。出撃したものの、量産機(オタク)に囲まれ逃亡した。
合体形態
ケロロロボ・タママロボの合体
名前は不明。必殺技は「タママラブラブインパクト」。
団子大将軍
ケロロロボ・タママロボ・クルルロボの合体。必殺技は、永友の槍で放つ「スペシャルフレンドリー・ハイパーメガトンハンマー」。
計六六大将軍
ケロロ小隊のロボット全五体の合体。
天下無双形態
必殺技は、次元封魔槍計六光で放つ「閻魔落し」。
アニメ版
サブタイトル
武者ケロ お披露目!戦国ラン星大バトル!!劇場版。
武者ケロ 壱の巻 伝説の勇者 でござそうろう第211話。2008年5月10日放送。
武者ケロ 弐の巻 爆笑!戦国お笑い合戦 でござそうろう第219話。2008年7月5日放送。
武者ケロ 参の巻 大爆発!桃姫危機一髪 でござそうろう第231話。2008年9月27日放送。
武者ケロ 四の巻 武者ケロ小隊 西へ! でござそうろう第237話。2008年11月8日放送。
武者ケロ 伍の巻 隠し砦のケロン人 でござそうろう第249話。2009年2月7日放送。
武者ケロ 六の巻 蘇る勇者!! でござそうろう第250話。2009年2月14日放送。
商品展開
プラモデル
ケロロ小隊の武者ケロバージョンの5体、武者ロボの5体がプラモデル化された。
DVD
アニメの通常のDVDとは別に、『ケロロ軍曹 武者ケロせれくしょん でござ候』の上ノ巻、下ノ巻として発売。
登場人物
武者ヴァイパー
武者ヴァイパー竹千代(むしゃヴァイパーたけちよ)
長男。第231話で登場。左腕に鋭い釘先のついた棍棒型のサイコガンを装備。
武者ヴァイパー次郎長(むしゃヴァイパーじろちょう)
次男。第237話で登場。左腕に鉄の爪型のサイコガンを装備。
武者ヴァイパーサブロー(むしゃヴァイパーサブロー)
三男。第219話で登場。左腕に棘の付いた金棒型のサイコガンを装備。
武者ヴァイパーシロー(むしゃヴァイパーシロー)
四男。第219話で登場。三男の武者ヴァイパーサブローと「武者ヴァイパーサブロー・シロー」というコンビを組んでいる。ヴァイパー関連のキャラクター中、唯一の左利きであるため上記のヴァイパーサブローと対をなすように右腕に棘の付いた金棒型のサイコガンを装備している。
武者ヴァイパー五右衛門(むしゃヴァイパーごえもん)
第237話のラスト・第249話・第250話で登場。名古屋弁を話す。
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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