武器
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脚注による出典や参考文献の参照が不十分です。脚注を追加してください。(2019年10月)


大言壮語的な記述になっています。(2022年10月)


独自研究が含まれているおそれがあります。(2022年10月)


古代の石器。大きなものは、石斧として用いられたと考えられている。飛行中のMGM-29A短距離弾道ミサイル

武器(ぶき、: weapon, arms、ラテン語: arma アルマ)は、戦闘に用いる道具や器具の総称である。

広義では、戦争軍隊で用いる兵器武装、さらには人員・物資までも含めて「武器」とよぶ場合や、人間や動物がもつ社会競争で有効な長所や生き残りの手段を「武器」と比喩表現することまで含める場合もある(例:「逃げ足の速さが武器」「豊富な知識が武器」「コネクションの広さが武器」、など)。

武器は殺傷、損傷、捕縛、破壊、無力化、を元来の目的として攻撃能力を有する道具で、これらを背景に警告、威嚇、抑止力にも用いられる。主な用途は戦闘だが、それらを模して行われるスポーツ競技や演劇用の模造品・玩具がある。

人が手にして攻撃に用いれば様々な道具や物体が武器となる。握りやすくある程度の重みがあり武器としての使用に適するため、「柄のあるもの」、つまりは斧や銛(もり)、鎌(かま)、鎚(つち)のような農・工具、狩猟道具類は武器としての使用や転用がたやすく、それらから本格的な武器へと発展するものもあった。ダーク(短剣の一種)のように、非常時での武器としての使用を意図した道具もあり、武器と道具の関係は深い。

英語では「weapon ウェポン」「arms アームズ」と呼び、中国語では武器の他「兵器」(へいき)「器械」(きかい)と呼んでいる。それぞれの指す意味は日本語の狭義の「武器」と同一ではない。

武器の強弱はしばしば話題になるが、状況の変化によって長所が短所となりえるため「全てにおいて優れる」武器は存在しない。例えば槍の長所である「長さ」は、閉所には持ち込みすらできない、持ち込めたとしても十分には振り回せずに「短所」となる。破壊力の高い銃も弾薬の補給が滞れば本来の能力を発揮できず、またこのような銃は近距離では使えないものも多い。また複合武器の欠点は、複雑なため使いこなすには長期間の訓練が必要なこと、多目的武器は、どの用途に使っても専門の武器には及ばないことが上げられる。

そういった武器の構成要素として長さ・射程、重量、威力、速度・連射力、操作性などが問題となり、さらに軍での運用視点から見ると、操作に必要な熟練度、調達コスト、生産性、信頼度、耐久性、携帯性といった要素も問われる。隠密性を求める特殊な武器も存在する。それら長所や短所は、他の武器や兵科との組み合わせ、操法や戦術の工夫によってある程度補われる。

武器はその能力以外に民族や権力の象徴のような特別な意味を持つ場合がある。儀礼に用いる武器のほか、職権を示す職杖や魔よけなどがある。高度な製造技術を利用した武器は多く、財産的価値を持つものも多い。また装飾とは別に武器が持つ一種の機能美に美術的価値が見出される。
武器のエネルギー

武器に限らず、道具が効果を発揮するにはエネルギーが必要である。まず一つは動作を行うエネルギー源であり、もう一つが攻撃対象に作用するエネルギーである。武器の多くが対象へ物体を衝突させる運動エネルギーによる攻撃方法をとる。

人間の力をエネルギー源とする武器は、使用のたびにエネルギーを失う(疲労する)。これに対し、化学エネルギーをエネルギー源とした武器は、基本的に人力よりも大きなエネルギーを得ることができ、弾薬やバッテリーの交換によりエネルギーの回復が容易である。
運動エネルギー

前述の通り多くの武器が運動エネルギーによる攻撃、つまり物体を運動させ対象へと衝突させる攻撃を行う。運動エネルギーは質量に比例し、速度(角速度)の2乗に比例する。運動エネルギーを保持した武器は対象へと食い込み、構造を物理的に破壊する。棍棒などの打撃武器は衝撃を対象内部へと浸透させて構造を破壊する仕組みをもつ。青銅のような、硬く靱性(粘り)があり強度の高い材質は変形しにくく堅牢なため武器に向く。硬さはあるが粘りがない材質(ガラス)は武器に成形しても自壊してエネルギーを逃がしてしまうため、武器には不向きといえる。ただし投射武器としては優秀な物となることがある。即席の打撃武器としても通用しやすく、また鋭利な刃物としても使うこともできるが、長くは維持できない(使用するたび切断力が落ちる)ため、あまり実用性はない。

これらの武器では、運動エネルギーを小さな断面積に集中させ、より大きな効果を得る構造をもつ。メイスの出縁やの穂先は点に、刀剣は線に集中させる構造といえる。
人力平治物語絵巻』(ボストン美術館蔵)に描かれた鎌倉時代武士薙刀で戦っている。弓で鹿を仕留める源経基を描いた『貞観殿月』(月岡芳年「月百姿」)

伝統的武器のほとんどは人間の力をエネルギー源として武器を運動させる。多くは体やひじ・手を軸とした回転運動で、てこの働きにより大きな力となる。長い武器は回転半径が長くなるため効果もまた大きなものとなる。棍棒や剣を「振るう」動作はこの回転運動を利用する攻撃方法といえる。

これに対し、槍などの「突く」動作は「振るう」動作に比べると回転が小さく、動作から生まれるエネルギーは小さい。しかし、使用者もしくは攻撃対象の直線運動を効率よく加えることが可能となっている。騎兵の槍での突撃と、騎兵に対する槍での防御を思い浮かべるとわかりやすい。また突く動作は動作が小さく「点」での攻撃のため防御されにくいという利点もある。また一点に力が集中するため、エネルギー自体は小さくてもあまり問題はない。

これら伝統的な武器は、単純に言えば、重く硬く長い武器を高速で運動させれば強力な攻撃を行える。ただし、大型の武器はモーメントが大きくなるため扱い辛く、充分に広い場所が必要になり疲労もまた大きい。また安定した足場が必要になるものも多い。またこのような武器(射撃武器などにもいえる)はできる限り構造は単純に構成するほうが強力になりやすく、利点も多い(機械構造を持つナイフでボタン一つで三叉になるものがあったが実用性、信頼性ともに悪かった)。

また、伝統的な武器はその見た目から、その痛みを想像しやすいものが多く、相手に恐怖を与えることが射出武器などよりも容易であり、心理戦においてこれは絶大な効果を持つ。

弾性によって射撃する弓、空気によって矢を飛ばす吹き矢などもあるが、根本が人力であるため大きな変わりはない。
武術
このような自身の体や武器を効率よく操るための技術体系として発展したものが武術である。特に一つの武器に修練を絞ったものは、その武器の名を冠して「○○術」あるいは「○○道」と言った呼び名を与えられる。剣であれば剣道剣術、槍であれば槍術などと日本ではこれらの(槍術の場合、上流階級が代々継承していることも多い。剣術の場合、“間合い”等の関係から全ての武術の基本と考えられているので、厳密には武器を持つほとんどの人も修練していることが多い。またこれら以外にも投石器火縄銃等を習う武士もいた)。流派によっては武器の操法にとどまらず精神修練も含めて修練を納める流派や、技そのものを学び個別の武器の操法を重視しない流派もあり内容は様々である。

他にも色々な武術がある。代表的なものとして、柔術水術古式水泳)、砲術組討術など。

投射する武器では、射出あるいは投擲した後のコントロールはできない。そのため精神的なものを除けば、構えや射出方法がその技術の大半を占めている。特に銃は射出方法も機械式であるため武術的な修練は成立しがたいと考えられている。銃を使用する武術としてはCQBCQCで用いられる現代軍隊の近接戦闘術が近い。ただしCQCが行われる至近距離では銃器はむしろ使用されない。また銃を用いる銃剣術は銃と銃剣を用いた格闘術なので発砲をその技術に含んでいない。
火・燃焼ベトナム戦争ナパーム弾を投下するアメリカ軍

熱エネルギーを燃焼する武器は人力以外では古い歴史を持つ代表的存在である。可燃物を延焼させる火の性質を利用するものと、燃焼によって生じるエネルギーを利用するものがある。
火炎・燃焼
人類の火の利用の歴史は古く、武器への利用もまた古代から行われていた。木製の建築物や船舶、陣地を焼き払うのに威力を発揮する火矢は広く世界で使われてきた。古くは可燃性の液体を用いたギリシア火薬、火薬を用いた焙烙玉があり、現代の火炎放射器焼夷弾は、大規模な延焼のみならず酸素消費、発生する煙・ガスによる窒息効果をもたらす。ロケット兵器や爆弾では可燃性の炸薬や推進剤に、火をまき散らす副次効果をもたせたものがある。
爆発
燃焼による急速な気体膨張は爆発と呼ばれ、特に膨張速度が音速 (sonic) を超えるものは爆轟(ばくごう)と呼ばれ超音速 (supersonic) の衝撃波を伴う。特に爆轟は大きな破壊力と爆風を生み出し炸薬の量と質によっては大規模な破壊を起こす。弾頭に炸薬を充填し命中時に爆発するミサイルは現代の軍事において重要な役割を担っている。小規模な爆発を利用した武器も多く、爆弾手榴弾砲弾は衝撃と爆風を利用する。


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