この項目では、田辺聖子の自叙伝・ドラマについて説明しています。タイトルのもととなった戦時標語については「国民決意の標語」をご覧ください。
『欲しがりません勝つまでは』は、1977年に発売された田辺聖子の自叙伝。またそれを原作とする1979年のNHKのテレビドラマ。タイトルは戦時中の有名な標語にちなむ。 サブタイトルは「私の終戦まで」。軍国少女になってしまった13歳の田辺聖子を通して戦争について描く。 銀河テレビ小説枠で放送された。
概要
書誌情報
『欲しがりません勝つまでは 私の終戦まで』(ポプラ社、1977年)
『欲しがりません勝つまでは 私の終戦まで』(新潮文庫、1981年)
『欲しがりません勝つまでは 私の終戦まで』(ポプラ・ノンフィクションBOOKS、1997年)
『欲しがりません勝つまでは』(ポプラ文庫、2009年)[1]
テレビドラマ
概要
放送日:1979年9月24日(月) - 10月19日(金)、20 回 毎週月 - 金曜日放送(祝日含む)
出演
武田トキコ - 藤山直美[1]
高森和子
山田吾一
中村鴈治郎
徳田尚美
佐久間宏則
大場 - 奈三恭子
船本 - 森下愛子
千秋実
片岡愛之助[2]
ほか
スタッフ
原作 - 田辺聖子『欲しがりません勝つまでは 私の終戦まで』(ポプラ社、1977年)
脚本 - 杉山義法
脚注[脚注の使い方]^ 藤山直美 - NHK人物録
^ 片岡愛之助 - NHK人物録
関連項目
芋たこなんきん
国民精神総動員
外部リンク
⇒欲しがりません勝つまでは - テレビドラマデータベース
表
話
1969年
一の糸
天使の羽根
女優 わが道
速歩自源流
極楽夫婦
今日のいのち
西陣模様
ママに贈る大事件
真夏の日食
すばらしき罠
結婚
父と娘の季節
混戦模様
京の川
わが歌声の高ければ
おしん
おやじ乾杯
あゝ笑魂
1970年
華燭
朱鷺の墓
赤ちゃん誕生
めし
針千本
古都憂愁
乱戦模様
どこかでなにかが
潮風の女
花のいのち
孔雀の道
台所太平記
大風呂敷
笑わぬ男
闇からの声
影の顔
砂の城
霧の壁
千鳥
魔の季節
大番
一号車よ、走れ!
面影
かえだま人生
求む!人間
風来先生
歳月
1971年
ふとどき千万
炎の旅路
風の中の女
ゼロの焦点
続・針千本
からすなぜ泣くの
満開の時
現代騎士道
負けるが勝ち
どじょうの唄
八つ墓村
夏の終り
てんてこまい
あほんだれ一代
おおい雲
藍の季節
挽歌
廃墟にて
長良川
港の詩
1972年
夜の河
針女
家族会議
霧の旗
黒い群像
泉
白鳥の歌なんか聞えない
火色
銀河テレビ小説
(1972年4月 -
1989年3月)
1972年
楡家の人びと
それでも私は行く
若い人
愛について
女であること
うりずんの詩
1973年
体の中を風が吹く
感傷夫人
芳兵衛物語
波の塔
すべって転んで
生きて愛して
天気晴朗なれど
何処へ
宗方姉妹
つらつら椿
坂の上の家
1974年
三四郎
恋とコーヒー
風の御主前
お元気ですか
言うたらなんやけど
灯のうるむ頃
僕たちの失敗
自我の構図
おおさか・三月・三年
黄色い涙
1975年
風雨強かるべし
青春
夜の王様
斜陽
永すぎた春
江分利満氏の優雅な生活
霧の視界
帰らざる日々
女の森で
崖
さようならの夏
家庭戦争
青春のいたみ
遠きにありて
いま日は海に
雨やどり
1976年
となりの芝生
凍河
駱駝の夢
霧の中の少女
乳母車
女の顔
居酒屋
櫻守
影は崩れた
夏の故郷