次期大使(じきたいし、英語: ambassador-designate、フランス語: ambassadeur designe 〈男〉 / ambassadrice designee 〈女〉)とは、外交プロトコルにおいて、派遣国による任命を経た一方で接受国の国家元首ないし国家元首に準ずる人物に対して未だ信任状を捧呈していない状態の特命全権大使を指す。ほとんどの次期大使は近い将来に信任状を捧呈して特命全権大使に就任するが、まれに何らかの事情で信任状を捧呈できず次期大使のまま任期を終えることもある。
次期大使のまま任期を終えた例
小幡酉吉(在中華民国次期大使): 1929年10月に中華民国がアグレマン拒否[1]。
廉隅(在大日本帝国次期大使): 1945年5月に任命[2]、1945年8月に大日本帝国が外交主権を喪失して中華民国南京国民政府が崩壊。
西宮伸一(在中華人民共和国次期大使): 2012年9月11日に任命、2012年9月16日に逝去[3]。
ヴラディミル・ヤカブチン