櫻井心那
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 櫻井 心那 Kokona Sakurai
2023年12月24日、アルペン東京にて
基本情報
名前櫻井 心那
ニックネームココナッツ、ナッツ、ここちゃん
生年月日 (2004-02-13) 2004年2月13日(20歳)
身長166 cm (5 ft 5 in)
体重62 kg (137 lb)
国籍 日本
出生地長崎県長崎市
経歴
プロ転向2022年
プロ勝利数10
優勝数
日本LPGA4
他ツアー6
成績
初優勝資生堂 レディスオープン(2023年)
ベストスコア63
世界ランク最高位45位(2023年10月16日付)
賞金ランク最高位JLPGA6位(2023年)
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櫻井 心那(さくらい ここな、2004年2月13日 ‐ )は、日本の女子プロゴルファー[1]。ダイヤモンド世代[2]と呼ばれる学年に属する。ニトリ所属。長崎県長崎市出身[1]

ルーキーイヤーの2022年にステップアップツアーで賞金ランキング1位。史上初の年間5勝。2500万円を突破。

2023年はJLPGAツアーで年間4勝。10代でのレギュラーツアー4勝は、宮里藍(8勝)、畑岡奈紗(4勝)[3]に次ぐ史上3人目の快挙で、10代での年間4勝は、宮里藍(2004年5勝)に次ぐ史上2人目の快挙であった。また、4勝は、年間女王に輝いた山下美夢有の5勝に次ぐ惜しくも単独2位の数であり、最終戦を制した山下が一つ抜け出した。下部ツアー出身であることから、史上最強のステッパーと言われている。
来歴
アマチュア時代

6歳の時、一つ上の兄と一緒にゴルフを始める。長崎日本大学高等学校に進学し、ゴルフ部に入部。

アマチュア時代の主な成績として、2015年(小学校6年)「第9回九州小学生大会」[4]優勝、2020年(高校2年)「第1回OBS九州女子ジュニアゴルフ大会」[5]、2021年(高校3年)「第2回OBS九州女子ジュニアゴルフ大会」[6]「第51回九州女子選手権競技」[7]「第40回九州ジュニアゴルフ選手権競技」[8]「全国高等学校ゴルフ選手権大会」[9]優勝がある。同年秋のプロテストに12位タイで一発合格を果たした[10]

2018年(中学3年)に初めてのプロツアーとして、ステップアップツアーの「九州みらい建設グループレディース」に出場し、惜しくも2打足りず予選落ちした[11]。「OBS九州女子ジュニアゴルフ大会」優勝者として、ステップアップツアーの「フンドーキンレディース」に出場、2020年は、43位タイ[12]、2021年は、27位タイ[13]を記録した。2021年に連続2週目で出場した「九州みらい建設グループレディース窓乃梅カップ」では、41位タイ[14]を記録した。初めて出場を果たしたJLPGAの試合は、「2021 ほけんの窓口レディース」であったが、予選落ちした[15]
プロ時代
2022年

QTランキング117位の資格でステップアップツアーを主戦場とした。

3月の初戦の「ラシンクニンジニアRKB」では3位タイで1年をスタートした。同年6月、「ECCレディスゴルフトーナメント」において、同期の川ア春花を振り切り、通算13アンダーでプロ初優勝を果たした。8月の「北海道meijiカップ」ではJLPGAツアー初優勝を目指し、最終日にイミニョンを猛追したが2位タイに終わった。

初めて挑んだ海外ツアーは、招待された8月のシモーネ・アジアパシフィックカップで、マネージャーもキャディーも同行しない単独での参戦だったが、個人戦では、-3の4位タイ(70-75-68=213)、一緒に組んだ+1の13位タイ(71-72-74=217)の篠原まりあとのチームスコアでも単独5位と好成績を残した。この試合は、ゴルフへの取り組み方についての大きな転機となった[16][17]

9月には、「山陽新聞レディースカップ」、次週の「2022中国新聞ちゅーピーレディースカップ」と2週連続で優勝し、さらに、1週間を挟んで、「かねひで美やらびオープン」、次週の「日台交流うどん県レディースゴルフトーナメント」と、また2週連続で優勝を果たした。実に5週で4勝の快挙である。このステップアップツアー史上最多の5勝を、出場わずか16試合(勝率31%)という驚異的なペースでマークし、史上最年少の賞金女王に輝いた。ステップアップツアーでは、優勝以外にも5度のトップ10をとり、一度も予選落ちしなかった。尚、「日台交流うどん県レディースゴルフトーナメント」最終日の後半ハーフでは、イーグル2つを含む28打というステップアップツアーのハーフ最少スコア新記録[18]で上がり、トータル63を記録した。
2023年

1月、台湾女子ツアー(英語版)の開幕戦である「日立慈善盃(日立レディスクラシック)」に出場し、ウー・チャイェンを振り切り、海外ツアー2戦目で優勝を飾った[19][20]

2月21日、ニトリと所属プロ契約を締結したことが発表された[21]

3月1日、CROSS-BEEとマネジメント契約を締結したことが発表された[22]。同日、ゴルフウェアブランドアンパスィを展開するブラックアンドホワイトスポーツウェアとウェア着用契約を締結したことが発表された[23][24]

前年度ステップアップツアー賞金ランキング1位資格でレギュラーツアー前半戦の出場資格を得て本格参戦し、最初の2戦は予選落ちしたが、4月の「KKT杯バンテリンレディスオープン」で初めてのトップ10フィニッシュとして5位タイを記録した。

7月の「資生堂 レディスオープン」において、最終日最終組の1つ前の組で桑木志帆と共にスタートし、17番と18番で連続バーディーを決めて10アンダーで首位の桑木に追いつき、プレーオフを制してJLPGAツアー初優勝を果たした[25]

更に4週間後の「楽天スーパーレディース」では、初めての最終日最終組で、2打差の2位から66を記録し逆転優勝。ツアー2勝目を挙げた[26]。なお、19歳167日でのツアー2勝は、畑岡奈紗宮里藍笹生優花に続く史上4番目の年少記録である。

9月には、ゴルフ5レディスで、最終日1打差での状況から最終組でプレーをスタートし、山下美夢有小祝さくらと9アンダーで並んだ18番でバーディーを決めて首位に抜け出して逆転で3勝目を挙げた。これで櫻井は10代でのレギュラーツアー3勝目となり、これは宮里藍畑岡奈紗に続く史上3人目、3番目の若さ(19歳202日)での達成である。またアマチュアでのツアー優勝を経験せずにプロテストを経た選手としては初の達成者となった[27]

更に10月の「富士通レディース」では、最終日の3日目大雨の予報の状況で、首位と3打差でスタートし、2日目の肝心な最終ホールでのバーディーを含め、9バーディー・ノーボギーの自己ベストタイ「63」(ステップアップツアーでも1度記録)を記録して逆転で単独首位に立つと[28]、最終日は、スタート直後に中断となり、その後雨天中止となったため2日目の成績で順位が確定し、宮里、畑岡に次ぐ3人目の10代でのレギュラーツアー4勝目をまたもや逆転で挙げた[29]

年間獲得賞金は、6位の1億1230万7733円。メルセデス・ランキングは5位に終わった。

年末には、GTPAルーキー・オブ・ザ・イヤーを受賞し[30]、さらに、JLPGA AWARDSの敢闘賞[31][32]およびJLPGAチームの一員として特別賞を受賞した[33]
2024年

1月23日、史上3人目の快挙となる10代での4勝などの成績により、顕著な活躍をした九州・沖縄のゴルファーに贈られる第50回2023年度のグリーンハット賞で初選出された[34]

2月7日、五輪強化指定選手に新規に選定されたことが発表された。[35]


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