機神飛翔デモンベイン
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機神飛翔デモンベインジャンルノベル+3Dロボットアクションアドベンチャー
対応機種Windows98SE/2000/Me/XP
発売元ニトロプラス
発売日2006年5月26日発売
キャラクター名設定不可
エンディング数3
セーブファイル数60
画面サイズ800×600
BGMフォーマットPCM
キャラクターボイスフルボイス
CGモードあり
音楽モードあり
回想モード無し
メッセージスキップあり
オートモードあり
備考サントラCD等の付いたDX版と、通常版の2種類を発売。
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『機神飛翔デモンベイン』(きしんひしょうデモンベイン)は、2006年5月26日ニトロプラスより発売した一般向け(15歳以上推奨)PCゲーム2003年に発売された18禁PCゲーム『斬魔大聖デモンベイン』および2004年に発売された同作のPlayStation 2版『機神咆吼デモンベイン』の続編で、今回は従来のADV形式とは異なり、3Dアクションゲームパートを加えた構成となっている。前作と同様にクトゥルー神話の用語などが登場する。今回は前作と同様のノベルゲーム形式で進行する「ノベルパート」と、鬼械神(デウス・マキナ)同士の3Dアクションバトルを行い進行する「アクションパート」から成るノベル+3Dロボットアクションゲームとなっている。

通常版とDX版があり、DX版には特典としてミニゲームディスク「都心復興デモンベイン」、O.S.T「Fabula Adamas」、特製ビジュアルブック「機神飛翔特別図書館」が同梱されている。
ストーリー

この節にあるあらすじは作品内容に比して不十分です。あらすじの書き方を参考にして、物語全体の流れが理解できるように(ネタバレも含めて)、著作権侵害しないようご自身の言葉で加筆を行なってください。(2013年3月)(使い方

かつて、覇道財閥の開発した巨大ロボット・デモンベインにて大導師マスターテリオン率いるブラックロッジの陰謀を撃ち破り、邪神によって歪められた因果を正した主人公・大十字九郎と相棒アル・アジフは、新しく生まれ変わった世界で魔導探偵として活躍していた。

ある日、若き覇道財閥当主・覇道瑠璃の依頼で、連日アーカムシティで多発している、謎の血が起こす怪事件を調査していた二人の前に、赤いドレスの少女アナザーブラッドと、それを追う二闘流(トゥーソード / トゥーガン)の異名を持つ少年が現れる。九郎とアルの前に現れる血塗れのデモンベイン。そして、本来この世界に存在する筈の無いかつての世界のアンチクロスの復活。それは新たなる戦いの始まりだった。
キャラクター
魔導探偵
大十字九郎(だいじゅうじ くろう)
- 伊藤健太郎本作の主人公。かつて、最強の魔導書にして相棒のアル・アジフと共にデモンベインで悪の秘密結社ブラックロッジと戦った探偵兼魔術師の青年。前作では仕事の無い貧乏探偵として食うや食わずの生活を送っていたが、本作では通称「魔導探偵」として覇道財閥の依頼の下、アーカムシティで起こっている怪事件を調査している。かつての世界でアンチクロスの一人であるネロ(エンネア)から譲り受けた二挺拳銃(クトゥグア&イタクァ)を愛用。
アル・アジフ
声 - 神田理江九郎の相棒(パートナー)。その正体は魔導書「ネクロノミコン」の原書(オリジナル)「アル・アジフ」が長き年月の果てに肉体と魂を得た化身、精霊である。可憐な見た目とは裏腹に性格は傲岸不遜。戦闘時には九郎を「マギウススタイル」という超人形態に変身させ、自身はちびアルとなって九郎に付き従う。
覇道財閥
覇道瑠璃(はどう るり)
声 -
麻見順子覇道財閥の若き総帥。九郎の雇い主で、財閥の創始者である祖父・覇道鋼造(声 - 上別府仁資)から帝王学を学んだ才色兼備のお嬢様。前作では亡き鋼造から財閥とデモンベインを受け継いでいたが、本作では世界の修正に伴い、総帥の座は存命している父親の兼定に母親のエイダ(オーガスタ・エイダ・覇道(旧姓はオーガスタ・エイダ・ダーレス))(声 - 麻見順子)と20年越しのハネムーンに行くからという理由で暫定的に押し付けられている。
ウィンフィールド
声 - 子安武人瑠璃に仕える執事。常に陰から瑠璃をサポートしている。冷静沈着で優秀な執事だが、自慢のボクシングを使い戦闘もこなす。前作ではアンチクロスの一人であるティトゥス(声 - 中田譲治)と互角以上に渡り合った。
チアキ、ソーニャ、マコト
声 - 茂呂田かおる(チアキ)、こおろぎさとみ(ソーニャ)、浅川悠(マコト)瑠璃に仕えるメイドたち。それぞれ個性的な性格をしている。メイドの一人チアキはエイダの弟子。
新キャラクター
二闘流(トゥーソード / トゥーガン)九朔(くざく)
声 -
斎賀みつき今回の怪事件に現れた謎の少年。一人称は「我」。二挺拳銃と二刀流を使い分けることから「二闘流(トゥーソード / トゥーガン)」の異名を持つ。鬼械神であり2体目のデモンベインである「デモンベイン・トゥーソード」を招喚する。彼の持つ二挺拳銃は、九郎の持つクトゥグア(モーゼル)とイタクァ(マテバ)に酷似した物であることが確認されている。本名は大十字九朔。別の世界で旧神となった九郎とアルの実の息子である。九郎とアルは生まれた九朔だけは幸せになってもらいたいとデモンベインを使い別世界の覇道財閥へ預けたが、それでも両親と一緒に暮らしたかったと多少ながら恨んでいた。母・アルに対しては思慕の情があるが、九郎の事は、自分が思い描いていた人物(優しく力強い)と大分かけ離れていた(破天荒で行き当たりばったり)ため、父親とは認めていない。
アナザーブラッド
声 - 神田理江九郎たちの前に現れた紅いドレスの少女。一人称は「私(わたくし)」。鬼械神であり3体目のデモンベインである「デモンベイン・ブラッド」を招喚する。アル・アジフをお母様と呼ぶが、その意図はもっと深い所にあるらしい。九朔とは旧知の仲。「アナザーブラッド」というのはあくまで通称であり、本人はこう呼ばれることをとても嫌っている。ネクロノミコン血液言語版。その正体は、九朔の“悪”をナイアルラトホテップが取り出し、肉体を与えた存在。つまり大十字九朔の半身であり、もう一人の大十字九朔(本名も二闘流と同じ大十字九朔)。極限状況では中途半端な存在だったトゥーソードを完全に至らせる最後のピースでもある。
ラバン・シュリュズベリイ
声 - 大塚明夫魔術師。一人称は「私」。魔導書「セラエノ断章」の写本を所持し、魔翼機「バイアクヘー」を駆り、鬼械神「アンブロシウス」を招喚する。ハスターの風を操り邪悪な怪異や邪神崇拝集団と日夜闘う邪神ハンターでもある。常にサングラスをかけている。かつてミスカトニック大学で教鞭をとったことがあり、九郎も彼の薫陶を受けた経験があるらしい。名前の由来はオーガスト・ダーレスの連作小説『永劫の探求』シリーズの主人公から。
ハヅキ(葉月)
声 - 氷青魔導書「セラエノ断章」の精霊。一人称は「私」。本体はシュリュズベリイが自らセラエノの石版の欠片を書き写した写本である。性格は非常にクール。シュリュズベリイの魔力を使って化身している為、名実共に生みの親とも言える彼を「ダディ」と呼ぶ。
アズラッド
声 - 置鮎龍太郎前作『斬魔大聖』または『機神咆吼』より更に以前の話である小説『機神胎動』の主人公。一人称は「私」。九郎以前のアル・アジフの契約者の一人であり、己の妻を殺した魔術師を復讐の為に追っていた。九郎ほど飛びぬけた魔術の才能は無いが、「バルザイの偃月刀」を使った近接戦闘を得意とする。既に死亡している筈なのだが、アンチクロス同様にこの世界に現れ、鬼械神「アイオーン」を駆って九郎たちと共に戦う。
ミスカトニック大学の三博士(ヘンリー・アーミティッジ、フランシス・モーガン、ウォーラン・ライス)
声 - 山崎たくみ(ヘンリー・アーミティッジ、フランシス・モーガン)、川村拓央(ウォーラン・ライス)ミスカトニック大学隠秘学科の教授たち。博士のひとり、アーミティッジは学生時代の九郎の大学での後見人もしており、前世界では覇道鋼造と共にデモンベインの動力源である銀鍵守護神機関「獅子の心臓(コル・レニオス)」の開発にも関わっていた。ハワード・フィリップス・ラヴクラフトの小説『ダニッチの怪』で旧支配者の落とし子を倒している。
アンチクロス

前作に登場したブラックロッジの7人の大幹部。全員がローマ皇帝の名を持つ魔術師であり、それぞれ専用の鬼械神を持つ。以前の世界では九郎とアルの駆るデモンベインによって全滅したのだが、なぜ今の世界に彼らが現れたのかは不明となっているが、復活した可能性が高い。6人の詳細は『斬魔大聖デモンベイン』を参照。
ネロ
声 - 成瀬未亜7人目のアンチクロスで紅一点。「暴君」の異名を持つ魔術師。一人称は「ネロ」若しくは「私」。魔導書「無名祭祀書」を所有し、鬼械神「ネームレス・ワン」を招喚する。歪んだ因果を修正した世界ではマスターテリオンと同様に存在しない(少なくとも地球上には)はずなのだが。
その他
マスターテリオン
声 -
緑川光前作にて魔術結社ブラックロッジを率いていた大導師(グランドマスター)にして最強最悪の魔人。怜悧な美貌と絶大な魔力を持つ。エセルドレーダと共に大十字九郎とアル・アジフの間で死闘を繰り広げるが最終決戦にて敗れる。本来、アンチクロスともども修正された世界で彼が存在するはずはないのだが。
エセルドレーダ
声 - 神田理江最古の魔導書「ナコト写本」の化身。主人であるマスターテリオンに絶対的な忠誠心を持っている。
ライカ
声 - 黒河奈美九郎が世話になっているシスター。街の片隅にある教会で身寄りの無い子供たちと暮らしている。面倒見の良い女性ではあるが、妄想癖があるのが唯一の難点。前作から登場しているが、本作からはコスチュームが一新されている。
ジョージ、アリスン、コリン
声 - 折笠愛(ジョージ)、斎賀みつき(コリン)、氷青(アリスン)ライカの教会で暮らす孤児たち。ジョージとコリンはいたずら少年コンビで九郎を呼び捨てにしながらからかっており、アリスンは九郎のことを「九郎お兄ちゃん」と呼びながら心配している少女。
ドクター・ウェスト
声 - 山崎たくみ破壊ロボなど奇天烈な発明品で騒ぎを起こすマッドサイエンティスト。破壊ロボに乗った彼が生身の九郎に二挺拳銃だけで倒された事から九郎をライバル視している。お供に人造人間のエルザを連れている。また、場の空気を読まないことがほとんどであり、時にはそれにより御都合主義(デウス・マキナならぬデウス・エクス・マキナ)や邪神の計略すらもブッチ切るトンデモっぷりを巻き起こす。


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