機動新世紀ガンダムXの登場人物
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機動新世紀ガンダムXの登場人物(きどうしんせいきガンダムエックスのとうじょうじんぶつ)は、テレビアニメ機動新世紀ガンダムX』に登場する架空の人物を列挙する。
メインキャラクター
ガロード・ラン
Garrod Ran
- 高木渉年齢:15歳[1] 身長:161cm 体重:53kg アイカラー:エメラルドグリーン ヘアカラー:ダークグリーン[2]本作品の主人公。15歳。一人称は「俺」。父親は旧連邦軍の技術者であったらしいが第7次宇宙戦争で死亡、母親も戦後の混乱で死に別れ、戦災孤児となる。彼自身も父と同じエンジニアになりたかったようだが、ある日、流れのMS乗りに住んでいた町を襲われ、本人は奇跡的に助かるが町は壊滅してしまう。それを境に本人曰く「一度死んで、何かが吹っ切れた」状態となり、以降はバルチャーとしてモビルスーツ狩りやジャンク屋などで一人生計を立てていた。明るい性格で負けず嫌い、その一方でナイーブな面もある。自称「炎のモビルスーツ乗り」(第34話より)。A.W.(アフターウォー)15年のある時、北米のセントランジェの町でティファ・アディールという少女をバルチャー艦「フリーデン」から奪還するよう依頼され、艦内に潜入。しかし、依頼人の顔を見たティファのおびえを見て依頼に背いて逃走、放棄されていたガンダムXと運命的に出会い追っ手を蹴散らす(第1話)。その後はなし崩し的にフリーデンのクルーになるが、独りで生きてきた時間が長いため、当初は優しくされることに不慣れで集団生活にも馴染めず、ガンダムXごと脱走したこともあった(第7話)が、持ち前の明るさで物語が進むにつれフリーデンのメンバー達とも打ち解け、ガロード自身にとってもかけがえのない居場所となっていく。人工ニュータイプであるカリスとの対決ではガンダムXのサテライトキャノンを破壊されるほどの完敗を喫して一時自信を失うものの、ジャミルの叱咤による導きとキッドの手で改修されたガンダムXディバイダー、持ち前の操縦センスと順応性、そして自身の努力と工夫によって辛くもこれを打ち破った。かつてない強敵であったカリスとの戦い以降も、フロスト兄弟やニュータイプ候補生などの強敵達と幾度となく戦い、かつてのジャミルのライバルである歴戦の勇士ランスローとも渡り合うほどの実力を身につけ、戦う毎にパイロットとして、一人前の男として逞しく成長してゆく。MSの操縦センスは天才的で、特に順応性についてはジャミルやキッドが太鼓判を押すほど。猛吹雪の中ビットを全機撃ち落とし、目視困難なモノフィラメントワイヤーの先端モーター部や敵MSのスラスターを正確に撃ち抜く等、後述のコロニーレーザー狙撃も含め極めて優れた射撃技術を持つ。格闘戦においても、ビームソードのみでバリエント部隊を圧倒し、フロスト兄弟のガンダム相手に素手だけで戦い抜いたこともあった。第1話にてティファ奪還の仕事を引き受けた際、彼女に一目惚れしている。それ故に彼女を守りたいという意志がガロードの戦いの原動力になっている。カトックとの交流やエスタルドでの戦いを経験して次第に世界に目を向けていくようになり、最終決戦の後は「この世界で自分にどんなことができるのか探してみたい」とティファ達に語った。第八次宇宙戦争において、フロスト兄弟との最終決戦に勝利すると共に、マイクロウェーブ送信施設を副次的に破壊した。チーム解散後は、ティファと共に新たな旅に出て、始まりの地であるセントランジェに足を運んだ。アニメ版最終話の「D.O.M.E.」との対話において、ニュータイプであるティファの予見した未来をことごとく変えてきた事実を、大切な人を人を守りたかっただけであり自分は特別な人間では無いと言うガロードに対し「D.O.M.E.」は、その心の強さが未来を変える力であり、漫画版では次の時代を築くに相応しいニュータイプを超えたオールドタイプと評されている。後日談『あなたと、一緒なら』では、北米大陸のサウスフェニックス自治区を拠点に、ジャンク屋で生計を立てている。ガロード・ランという名前は「我が道を行く」すなわち「我(ガ)が道(ロード)を行く(ラン)」が由来。『ガンダムX』の監督であった高松信司は、ガロードというキャラクターを「過去に縛られた古い世界が終わった後に新たな世界を切り拓いていくべき少年」と語っている[3]。ガロードの服装は、高松が『ガンダムX』の前年まで監督を務めていた『黄金勇者ゴルドラン』の主人公・原島タクヤの服装とそっくりである。この件について高松はDVD-BOX同梱冊子のインタビューで「(ガロードの髪型が『勇者警察ジェイデッカー』の主人公・友永勇太に似ていることも含めて)僕の好みのスタイルだったんでしょう」と回想している。搭乗機はGX-9900 ガンダムX(GX-9900-D.V. ガンダムXディバイダー)、GX-9901-DX ガンダムダブルエックス。サテライトキャノンによるコロニーレーザー狙撃(34話)において歴代ガンダムシリーズキャラクターで最長距離[注 1]狙撃を成功させている。また、その間都合3発の狙撃を行っているが、内2発は作戦上わざと場所をずらしてコロニーレーザーを掠めさせるという妙技を披露[注 2]。この精密な射撃技術にパーラは舌を巻いた。[先頭へ戻る]
ティファ・アディール
Tiffa Adill
声 -
かないみか年齢:15歳[1] 身長:157cm 体重:40kg アイカラー:ラピスブルー ヘアカラー:ダークバイオレット[2]本作品のヒロイン。戦後において唯一確認されている地球上に自然発生したニュータイプの少女である。幼い頃からアルタネイティヴ社を初めとした「ニュータイプの力を求める者」たちによって研究材料にされていたためか、ほぼ無口で物静かな人見知りする傾向にある。第1話にてジャミルに助け出された後、ティファ奪還の依頼を受けてフリーデンに潜入したガロードと出会い、ガロードもフリーデンのクルーになってからは自らの能力によってジャミルのニュータイプ探しの旅を導いて行く。ニュータイプ能力に関してはフラッシュシステムはガロードが入手したガンダムXのサテライトシステムの初回登録を行なう際に使用(第2話)。予知能力も持っており、その力でフリーデンを目的地まで導き、ガロード達の戦いを補佐したりしている。ガロードとの出会いも予知していた。しかし、力を使い過ぎると気を失ったり、多くの人の死に際の恐怖を感じてしまったショックで昏睡状態に陥ったりするなど、その力にはリスクがある。また、ガロードが世界に目を向けるようになった時、自分のことを見てくれないという寂しさのあまり能力が衰えてしまったこともあった。予知したものを具象化するために絵を描いているため、絵の腕前は中々なもの。ガロードやジャミルとの出会いと交流、そして様々な経験を通して一人の少女として心を開いてゆき、自らを幾度となく危機から救い出し、常に想い続けてくれるガロードに対して次第に好意を寄せていくようになる。特にストーリーの後半以降はパーラにガロードとの恋仲を追及されて頬を染めたり、ガロードが戦争のことで葛藤を続けていると寂しさを表に表す等、豊かな表情・感情を見せるようになった。また、宇宙革命軍に拉致された際には以前のように怯える様子もなく、ガロード達の元へ必ず帰るという強い意志を見せるなど、精神面で大きな成長を遂げた。決戦前夜にガロードと結ばれたことにより、自身の力を認める強さも得ている。最終決戦後は、世界を巡ることを望んだガロードと共に旅に出た(第39話)。後日談『あなたと、一緒なら』でも、本編最終話から引き続きガロードと生活を共にしている。本編の活躍から恩賞が支給されているが、ガロードとの間に子供が出来た時に備えて蓄えておくことを提案して、慎ましい生活を送っている。能力を発揮する場面は見られず、普通の人間として生きるという本編の決断から抑制していると考えられる。[先頭へ戻る]
ジャミル・ニート
Jamil Neate
声 -
堀内賢雄年齢:30歳[1] 身長:180cm 体重:74kg アイカラー:ブラウン ヘアカラー:ブロンド[2]バルチャー艦フリーデンのキャプテン。ほとんどのクルーからは「キャプテン」と呼ばれており、ガロード、ティファ、ウィッツ、ロアビィ、キッド、テクスからは「ジャミル」と呼ばれている。劇中の15年前、第7次宇宙戦争に旧地球連邦軍に所属するニュータイプ兵士として参加し、エースパイロットとして少年の身ながらガンダムXを操縦していた。当時宇宙革命軍のランスローとはライバル関係にあり、幾度も激闘を繰り広げた。上官に当たるルチルに対しては淡い想いを抱いていたとみられる。旧連邦時代はニュータイプ兵士のエースとして前線の兵士や軍からの評価も非常に高かったが、戦後はサテライトキャノンを切っ掛けとする世界荒廃の元凶としてかつての戦争を知る兵士達からは憎悪の対象となる。大戦の最後の作戦では、革命軍のコロニー落としを迎撃するためにサテライトキャノンの引き金を引きコロニーを破壊するが、逆にそれが宇宙革命軍に作戦を強行させるきっかけとなってしまい、その結果おびただしい数のコロニーが地球に落下してしまう。そしてその惨状の中、ランスローの駆るフェブラルとの激戦の末相討ちとなり、GXの頭部を破壊された勢いでジャミルとGXはそのまま地球に落下。ジャミルはコロニー落下による地球壊滅という悲劇を自分が招いたという罪悪感がトラウマになり、「コクピット恐怖症」を抱えそれと同時にニュータイプ能力のほとんどを失ってしまう。ニュータイプ能力を能動的に使えなくなったが、完全に能力を失ったわけではなく、序盤ではティファからの思念を感知する場面がある。しかし、無理に力を使おうとすると非常な苦痛を伴う。また「声」だけではなく、ガロードが狙撃する方向と角度を特定するため、ティファが送ってきた遠隔地の映像を感知することもあったが、その時にも耳から出血していた。またルチルの補佐を受けビットモビルスーツを起動したがその際にも起動するまでに能力が思うように使えず苦しむ描写がある。ジャミル自身が「自分もかつては、時を垣間見ることができた」と言っていたように、ティファのような未来予知や能動的に何者かの存在を探知することは、前大戦における最後の戦い以来できなくなった。さらにフラッシュシステムの起動に関しても、完全にできなくなったようであり、連邦軍のようなニュータイプを兵器として見ている者達にとって「力を失った」というのは、このことを指す。戦後はバルチャーとして活躍。大戦中に道具の如く利用されてしまったニュータイプの保護を志しニュータイプ探しの旅を始める。その最初の対象となったのがティファであった。ガロードがフリーデンに来てからは、厳格さと寛大さを状況によって使い分けて接する等、育成の才も窺わせる。ガロードの前向きさに感化され、自身もキッドとテクスの協力でコックピット恐怖症を克服。ガンダムXディバイダーで自ら出撃し、前線でフリーデンのガンダムチームの指揮をとるようにもなった。エースパイロットとしての腕も完全に甦り、フロスト兄弟も「一味違う」とたじろがせる戦いぶりを見せる。事実、ガンダムXディバイダー搭乗後は劇中でまともな被弾を一度もしていない。特徴的なもみ上げとサングラスという風貌。サングラスの下の片方の目に走る傷跡は、ランスローとの相打ちの瞬間負ったものである。


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