機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイの登場兵器では、小説および劇場アニメ『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』に登場する人型機動兵器「モビルスーツ (MS)」などの架空の兵器について解説する。 作品に登場する兵器デザインのうち、Ξガンダム、ペーネロペー、メッサー、グスタフ・カールのMS4体は、1989年に小説『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』が刊行された際に森木靖泰が手掛けた[1][2]。事前に小説を読んだわけではなく、ある程度『ガンダム』をデザインする上での約束事は踏まえているものの当時はまだ『ガンダム』が巨大コンテンツに成長する前ということもあり、あくまで森木が自己流で自由に描いたMSとなっている[3]。Ξガンダムとペーネロペー(特に後者)は、「怪獣」や「ラストボス」的なイメージを意識してデザインしている[3]。また、当時は量産型MSといえば連邦とジオンのイメージしかなかったので、メッサーはザク系、グスタフ・カールはジム系としてデザインした[3]。その後、ゲーム化や模型化のたびにデザインや設定のマイナーチェンジを受けている[2]。 2020年には同作の劇場アニメ化にともない、新たに全メカのデザインまたはそのリファインが行われ、カトキハジメと山根公利というガンダムシリーズに馴染みの深い2人のほか、監督の村瀬修功との相性が良い中谷誠一と玄馬宣彦が担当した[2][4]。山根は航空機などを担当し[5]、すでに小説版などのデザインが存在しているMSには、既存のデザインを料理するのが上手いカトキが選ばれた[4]。まずカトキがそれまでのデザインを基にプロットデザインを描き、玄馬が村瀬やカトキと意見を交換してそれを集約し、中谷がアニメ用にクリンナップを仕上げた[2]。Ξガンダムとペーネロペーのデザインは森木の小説版デザインをリスペクトして原点回帰し、「化け物」「怪物」的なイメージを強調している[2]。また、Ξガンダムは脱ガンダムを目指し、逆にペーネロペーはよりガンダムに近づけたという[2]。 小説『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』発表時にメカニックデザインを担当したのは森木靖泰[1]。
概要
マフティー
Ξガンダム
デザイン(Ξガンダム)