機動戦士ガンダム_ククルス・ドアンの島
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おおのじゅんじによる漫画「機動戦士ガンダム THE ORIGIN MSD ククルス・ドアンの島」とは異なります。

機動戦士ガンダム
ククルス・ドアンの島
MOBILE SUIT GUNDAM
Cucuruz Doan's Island
監督安彦良和
脚本根元歳三
原作矢立肇
富野由悠季
出演者古谷徹
武内駿輔
音楽服部隆之
主題歌「Ubugoe」
森口博子
撮影葛山剛士
飯島亮
編集新居和弘
制作会社サンライズ
製作会社バンダイナムコフィルムワークス
配給

松竹

公開 2022年6月3日
上映時間108分
製作国 日本
言語日本語
興行収入11億円[1]
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『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』(きどうせんしガンダム ククルス・ドアンのしま)は、2022年6月3日公開のサンライズ制作による日本アニメーション映画ロボットアニメ機動戦士ガンダム』の荒木芳久脚本による第15話「ククルス・ドアンの島」のリメイク作品である。根元歳三脚本、安彦良和監督[2][3]

松竹系で全国公開された。Dolby Cinema(ドルビーシネマ)4DX版も同時公開。

キャッチコピーは「ガンダム、再び大地に立つ」「おかえり、ホワイトベース隊」「ガンダムよ、このザクを倒せるか。」
作品解説

『機動戦士ガンダム』テレビシリーズのエピソードの一つである「ククルス・ドアンの島」をモチーフに制作された劇場用アニメーション作品。いわゆる「ファーストガンダム」の新作映画としては、1982年公開の映画『機動戦士ガンダムIII めぐりあい宇宙(そら)編』以来、およそ40年ぶりの劇場公開となった。主題歌には森口博子が起用された。
制作

2021年9月15日、バンダイナムコグループの「ガンダムプロジェクト」より、「第2回ガンダムカンファレンス」が開催され、実物大νガンダム立像の計画や『機動戦士ガンダム 水星の魔女』などと共に本企画が発表された。当初、漫画『機動戦士ガンダム THE ORIGIN MSD ククルス・ドアンの島』の映画化なのではないかと考察するファンも多かった[4]が、『ガンダムエース』2021年12月号の安彦へのインタビューで否定された。

安彦は、本作を作ろうと考えて自ら提案したのはMSD版がきっかけと述べており[5]、「題名は同じだけど話は全然違う。だったら元のリメイクを俺はやりたいという気になったんです」と語り、制作においてMSD版が直接の動機になったと述べている[6][7]

安彦は、漫画『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』が終了した今、単発エピソードならば映画の企画が通ると考え、サンライズ現社長の浅沼誠と前社長の宮河恭夫が同席した場で企画意図を説明すると、あっさりと了承が貰えた。これについて安彦は「ガンダムナンバーですからね。べらぼうな映画作りをしなければ、そこそこ会社に貢献できることは分かっています。だからあっさりOKを頂けたんだと思います」と語っている[8]

制作当時は、CGよりも手描きアニメの方がコストが高くなっており、制作部長の提案でメカ作画は全てCGで描かれ、監督の安彦がCGに不得手であるため、修正の類はあまり行われなかった。CG制作は『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』と同様にYAMATOWORKSへ発注され、同社所属の森田修平の提案で、2次元的表現の3次元映像が考案された[9]

メカニカルデザインを担当したカトキハジメは、ドアン専用ザクを原典のまま鼻長にしようと提案したが、安彦は「冗談じゃない」「作画が崩れる」と反対した。しかしカトキは「それに拘っているファンもいるんです」と説得し、エグゼクティブプロデューサーの小形尚弘が「異形のザクなんですよ」と賛同したため、カトキ案が採用されることになった。また、総作画監督の田村篤も「ドアンのザクはやっぱり石を投げないと」と、原典への拘りに執心していたという[10]

タイトルについては、監督の安彦から「今回は『THE ORIGIN』ではない」との意見が出され、原典をテレビ版の第15話とし、そのリメイクであることを意識したものとなったが、安彦は「『THE ORIGIN』と繋げようとすれば繋がる。『THE ORIGIN』を認めない人にも楽しんで貰いたいので敢えて謳っていない」とコメントしている[11]

テレビ版のエピソードでは子どもが4人登場するのに対し、本作では20人に増やし、ドアンが生活臭のあるより優しいキャラクターになるようにしたという[12]

また、安彦は本作に出演した古谷徹武内駿輔との対談で「ガンダムの映像を作るのは本作が最後となる」とも述べている[13]。安彦はこのほか、これで「ファーストガンダムに思い残すことはなくなった」といい、映画ではテレビ版よりモビルスーツの活躍場面を増やしており、任侠映画でいえばガンダム鶴田浩二、ククルス・ドアンのザク池部良のイメージと語っている[14]

時系列は安彦による漫画『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』に準拠した設定となっており、ドアンのようなエピソードは厭戦気分が高まってからの話であるだろうと、ジャブロー戦とオデッサ戦の間に変更されている[15]モビルスーツの設定も踏襲しているが[16]、「THE ORIGIN」という名称は安彦が「つける必要もない」と判断したため作品名には入っていない[7]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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