横浜税関
Yokohama Customs
横浜税関本関(東側より)
種別税関
管轄区域宮城県、福島県、茨城県、栃木県
千葉県(東京税関の管轄域を除く)
神奈川県
所在地〒231-8401
神奈川県横浜市中区海岸通1丁目1番地
リンク公式サイト
横浜税関(よこはまぜいかん)は、日本の税関。横浜市中区海岸通に主たる事務所を置く。
南東北および関東地方にある都県のうち、東京税関の管轄外である太平洋側の地域を管轄する。1953年(昭和28年)に東京税関を分離した。 横浜税関本関 1923年(大正12年)の関東大震災で庁舎が倒壊焼失し、帝都復興事業の一環として1934年(昭和9年)に完成した本関庁舎は緑青色のドームがシンボルで、「クイーンの塔」として親しまれている。神奈川県庁本庁舎(キングの塔)、横浜開港記念会館(ジャックの塔)とともに「横浜三塔」の一つに数えられる。横浜市認定歴史的建造物(2001年度認定)。増築部施工には戸田建設が携わり、第46回BCS賞(2005年度)を受賞している。 当初高さ47mで計画されていた税関庁舎は、第22代税関長であった金子隆三の「日本の表玄関たる国際港横浜の税関の庁舎とするなら、高くすべき」との意見により4m高くされ、高さ51mの横浜税関庁舎が完成した[2]。完成当時は横浜で最も高い建物であった[3]。
歴史関東大震災前の横浜税関(1912年頃)
1859年7月1日(安政6年6月2日) - 横浜港開港と同時に神奈川運上所を開設
1872年
1月10日?2月8日(明治4年12月) - 神奈川運上所を横浜運上所に改称
12月28日(明治5年11月28日) - 横浜運上所を横浜税関に改称
1902年(明治35年)11月 - 新潟税関が廃止されて横浜税関新潟税関支署となる
1934年(昭和9年)3月 - 横浜税関現本関庁舎(クイーンの塔)竣工
1937年(昭和12年)10月 - 長野県・静岡県の管轄を名古屋税関へ移譲
1945年(昭和20年)8月30日 - 太平洋戦争敗戦によりアメリカ陸軍第8軍司令部が置かれる
1952年(昭和27年) - 横浜税関音楽隊誕生
1953年(昭和28年)8月 - 横浜税関東京税関支署が東京税関として独立し、東京都の管轄を東京税関へ移譲
1955年(昭和30年)8月 - 山形県・群馬県・埼玉県・新潟県・山梨県の管轄を東京税関へ移譲
1971年(昭和46年)4月 - 千葉県のうち成田地区の管轄を東京税関へ移譲
1972年(昭和47年)4月 - 千葉県のうち原木地区の管轄を東京税関へ移譲
1974年(昭和49年)11月8日 - 監視艇「かいどう」(30トン)が盗まれる[1]。
1991年(平成3年) - 麻薬探知犬訓練センター開設
2007年(平成19年) - 資料展示室をリニューアルして「クイーンのひろば」と命名、日祝日も開館
本関
背部が増築部
情報
用途税関
設計者創建時:大蔵省営繕管財局(吉武東里)
改修時:香山・アプル設計JV
施工創建時:戸田組(現:戸田建設)
改修時:戸田建設
管理運営関東地方整備局横浜営繕事務所
構造形式創建時:SRC造
増築部:S造(一部SRC造)
敷地面積7,202 m² ※改修後。創建時は6,875m2
建築面積4,012 m² ※改修後。
延床面積16,049 m² ※改修後。創建時は12,184m2
階数創建時:地上5階+塔屋
増築部:地上7階
竣工創建時:1934年
改修後:2003年10月
備考[1]
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庁舎建築概要
全景(南側より)
塔屋
創建時
竣工年 - 1934年(昭和9年)