横浜市役所
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横浜市役所 (8代目)

情報
用途市庁舎(事務所)[1]
設計者デザイン監修者 槇文彦
竹中工務店
槇総合計画事務所
NTTファシリティーズ
オンサイト計画設計事務所(外構
アールフュージョン(フラワーランドスケープ)
LIGHTDESIGN INC(照明
ケイエムディー(サイン[1]
施工竹中西松建設共同企業体[1]
建築主横浜市[1]
事業主体横浜市
管理運営横浜市
構造形式鉄骨造 一部鉄筋コンクリート造および鉄骨鉄筋コンクリート造中間階免震構造、制震構造)[1]
敷地面積13,142.92 m²[1]
建築面積7,941.00 m²[1]
延床面積142,582.18 m²[1]
階数地上32階・地下2階・塔屋2階[1]
高さ155 m[1]
着工2017年8月[1]
竣工2020年5月[1]
所在地231-0005
神奈川県横浜市中区本町6丁目50番地の10
位置.mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯35度27分01秒 東経139度38分03秒 / 北緯35.450288度 東経139.634170度 / 35.450288; 139.634170座標: 北緯35度27分01秒 東経139度38分03秒 / 北緯35.450288度 東経139.634170度 / 35.450288; 139.634170
特記事項コンストラクション・マネジャー 山下PMC/山下設計[1]
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横浜市役所(よこはましやくしょ)は、地方公共団体である横浜市の執行機関としての事務を行う施設である。現市庁舎は8代目で、中区本町に置かれている。

2020年1月31日には北仲通南地区馬車道駅桜木町駅付近)に8代目の新市庁舎が完成[2]。同年4月13日に先行して都市整備局と温暖化対策統括本部が移転し、同年6月1日正式移転(例規上)、同月29日にかけて横浜市会を含めて全面移転が行われた[3](移転の詳細は後述)。約6400人の職員が勤務する[4]
概要

先代の7代目市庁舎は横浜開港100年記念事業の一つとして村野藤吾により設計され、1959年昭和34年)に関内駅の東側に竣工した[5]。戦後モダニズム建築の名作として知られていた[6]が、市の成長とともに手狭となり、市庁舎に入りきれなくなった部局が周辺の民間ビルなど約20カ所に分散して入居する有様であった[4]

市は、2007年平成19年)から2009年(平成21年)にかけ本庁舎の耐震補強工事を実施した[7]。工事の総費用は約62億5千万円(行政棟が約50億円、市会棟が約12億5千万円)[8]

ところが2011年(平成23年)の東日本大震災の発生を受け、巨大地震に際しての耐震性の問題や危機管理機能強化の必要性から[9]、市庁舎の移転・建て替えの議論が始まり、北仲通南地区(中区本町6丁目)への「全面移転案」と、北仲通南地区と現庁舎(港町)からなる「分庁舎案」などを検討した結果[10]、2013年(平成25年)3月28日、「全面移転」を柱とする「新市庁舎整備基本構想」を策定した[11][12][6]

公共工事は設計・施工分離の場合が多いが、市では今回の市役所の本体工事を、「高度技術提案(設計・施工一括)型総合評価落札方式」いわゆるデザインビルド方式で発注。一般競争入札により、2015年(平成27年)12月に竹中工務店西松建設JVを落札者に選定した[13]。デザインビルド方式とした理由の1つは、2020年(令和2年)6月から旧庁舎を東京五輪のプレスセンターなどとして使うことが決まっており[14]、4年半に満たない短期間で、設計と施工を終える必要があったためである[13]

デザインビルド方式は、高度な技術の導入や工期短縮、コストの合理化といった効果を得られる一方、設計の質の担保が課題とされる。そこで市では入札条件の1つに、第三者的な立場から設計の内容をアドバイスする「デザイン監修者」を立てることを掲げた[13]。それに則り、竹中・西松JV側では槇文彦をデザイン監修者、監理にNTTファシリティーズを加え、2段構えの第三者的な視点を備えて、事業の透明性を確保する監理体制を構築してプロジェクトに取り組むことになった[13]
施設構成

超高層ビル(地上32階・地下2階、高さ約155m)の新市庁舎は、旧庁舎から約800m北西の北仲通南地区(中区本町6丁目)に2020年(令和2年)1月31日に竣工[15][16]、6月29日に開庁した[17](「北仲通地区#北仲通南地区」も参照、また移転後における旧市庁舎の跡地開発については後節を参照)。1階に出店しているQBハウス 横浜市役所店。通常店舗よりも落ち着いた色合いになっている。

新庁舎は再開発の進む北仲通地区に所在し、南から西にかけては、古くから栄えてきた関内、野毛といった地区につながる一方で、運河を挟んだ北側には1980年代以降に開発されたみなとみらい21 (MM21) 地区が広がる[4]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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