樅沢岳
弓折岳から望む樅沢岳(2004年8月)
標高2,755[1] m
所在地 日本
岐阜県高山市、長野県大町市
位置.mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯36度22分00秒 東経137度36分28秒 / 北緯36.36667度 東経137.60778度 / 36.36667; 137.60778
樅沢岳(もみさわだけ)は、岐阜県高山市と長野県大町市にまたがる飛騨山脈の標高2,755 m[1]の山。山域は中部山岳国立公園の特別保護地区の指定を受けている[2]。 北には双六岳、三俣蓮華岳へと、南は、槍ヶ岳、穂高岳へと国境尾根(西鎌尾根)が続き、西へは笠ヶ岳への稜線が延びている。また、新穂高温泉から小池新道を登って来ると、双六岳と樅沢岳との間に出る。このように、各方面への登山道が交差する位置にあり、双六小屋が建っている。 東方向は、高瀬川源流部を隔てて常念山脈の表銀座の峰々と対峙している。山頂からは、槍ヶ岳までの西鎌尾根が一望でき、絶好のカメラスポットとして人気が高い。樅沢岳は、裏銀座縦走コース途中の山であり通過者は多い。この山自体を登山目標にされることはあまりないが、新穂高温泉から双六岳とセットで登る登山者はある。 樅沢岳は、西鎌尾根 中期更新世に活動した火山。樅沢岳南方の小岩体である水鉛谷火道を給源とする。約40万?30万年前に合計総噴出量74 km3 DREに達する珪長質マグマの大噴火が発生した。この時の火砕流として奥飛騨火砕流堆積物、広域テフラとして大町Apmテフラ群(Tky-Ng1)が噴出された。飛騨山脈の激しい隆起運動によって山体は残存していない[5][6]。 双六小屋から、西鎌尾根のルートを登った最初のピークが樅沢岳である。
概要
地形
槍ヶ岳から見下ろす西鎌尾根上にある樅沢岳
樅沢岳火山
登山形態南側の抜戸岳から望む樅沢岳周辺、西側に位置する双六岳との鞍部には双六小屋がある
西鎌尾根を利用した縦走時に、通過する。
双六小屋利用者が、ご来光や夕景を見るために、往復する場合がある。
近隣の山小屋
双六小屋
鏡平山荘
わさび平小屋
槍ヶ岳山荘
周辺の山
槍ヶ岳
双六岳
左俣岳
弓折岳
硫黄岳
脚注[脚注の使い方]^ a b c d “日本の主な山岳標高(長野県の山)”. 国土地理院. 2017年12月24日閲覧。