榛名山
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この項目では、群馬県の山について説明しています。栃木県の榛名山については「本山 (宇都宮市)」をご覧ください。

榛名山
東側の箱田城渋川市北橘町)より望む
標高1,449 m
所在地 日本
群馬県高崎市
位置.mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯36度28分38秒 東経138度51分02秒 / 北緯36.47722度 東経138.85056度 / 36.47722; 138.85056座標: 北緯36度28分38秒 東経138度51分02秒 / 北緯36.47722度 東経138.85056度 / 36.47722; 138.85056
山系独立峰
種類成層火山活火山ランクB)
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掃部ヶ岳 - 地理院地図

掃部ヶ岳 - Google マップ

OpenStreetMap
プロジェクト 山
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榛名山(はるなさん)は、関東地方の北部の群馬県にある上毛三山の一つであり、古来山岳信仰を受けてきた山である。山の南西麓に榛名神社が祀られている。
概要榛名火山の火山体地形図山頂部地形図と解説 >無印画像榛名山カルデラ付近の空中写真
国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成

山頂にはカルデラ湖である榛名湖中央火口丘の榛名富士溶岩ドーム(標高1,390.3 m)があり、495年頃(早川2009)と約30年後に大きな噴火をしたと見られている。中央のカルデラと榛名富士を最高峰の掃部ヶ岳(かもんがたけ 標高1,449 m)、天目山 (1,303 m) 、尖った峰の相馬山 (1,411 m) 、二ッ岳 (1,344 m) 、典型的な溶岩円頂丘の烏帽子岳 (1,363 m) 、鬢櫛山 (1,350 m) などが囲み、更に外側にも水沢山(浅間山 1,194 m)、鷹ノ巣山 (956 m) 、三ッ峰山 (1,315 m) 、杏が岳 (1,292 m) 、古賀良山 (982 m) 、五万石 (1,060 m) など数多くの側火山があり、非常に多くの峰をもつ複雑な山容を見せている。
噴火史金井東裏遺跡出土の甲を着た古墳人(複製)。群馬県立歴史博物館展示。
古期榛名火山:約50万年前頃から開始し、約24万年前頃まで。約20万年間の活動休止期を経て、約5万年前から新期榛名火山の活動に移行。

新期榛名火山:約5万年前の八崎降下軽石・白川火砕流の噴出で開始し、榛名カルデラを形成。その後、榛名富士、蛇ヶ岳、相馬山、水沢山、二ッ岳など少なくとも5個の安山岩溶岩ドームを形成したが、いくつかが山体崩壊し榛名山東側及び南側山麓に扇状地状地形を形成。


5世紀に活動を再開し、マグマ水蒸気噴火を起こす。(二ッ岳有馬火山灰噴火)

489年 二ッ岳渋川噴火で大規模なマグマ水蒸気噴火と泥流。マグマ噴出量は0.32 DREkm3。火山爆発指数:VEI4

525年から550年 大規模マグマ噴火、マグマ水蒸気噴火、マグマ噴火泥流。マグマ噴出量は0.74 DREkm3。火山爆発指数:VEI5

有史以降の記録は残っていないが、古墳時代後期にあたる6世紀代には二ツ岳で大規模噴火が度々発生しており、北東山麓では6世紀初頭の「榛名山二ツ岳渋川火山灰(Hr-FA)」と、6世紀中頃の「榛名山二ツ岳伊香保軽石(Hr-FP)」の降下による分厚い堆積層が形成されている。渋川市黒井峯遺跡や中筋遺跡、高崎市三ツ寺遺跡など、火山灰や火砕流で被災した古墳時代後期の遺跡は多く発見されており、当時の群馬県域(上毛野地域)に甚大な被害があったことが解っている[1]。渋川市の金井東裏遺跡国道353号建設工事に伴う調査)では、6世紀初頭のHr-FA火砕流に巻き込まれた小札甲を着装した成人男性人骨1体(甲を着た古墳人)と、その家族と思われる成人女性人骨1体と幼児人骨1体、乳児頭骨1点が発掘されており、人的被害が出ていたことが裏付けられている[2]。当時の北関東は大和とは別の毛野地域で、南海トラフ巨大地震白鳳地震とは違って記紀には記載はない。
伝承

榛名山に関係する伝承では、巨人ダイダラボッチ[3]が、富士山浅間山、榛名山を競争で作り、あと一息というところで富士山のだいだらぼっちが勝ったという民話、榛名神社が諏訪神社から井戸を通して食器を借りたという民話、弘法大師(空海)を刺して井戸を掘ったという民話などが残っており、山岳信仰が盛んだったことをうかがわせる。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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