楽器
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出典検索?: "楽器" ? ニュース ・ 書籍 ・ スカラー ・ CiNii ・ J-STAGE ・ NDL ・ dlib.jp ・ ジャパンサーチ ・ TWL(2012年3月)
アンヌ・ヴァライエ=コステルが描いた楽器の

楽器(がっき、: musical instrumentあるいは単に: instrument[1][注 1])とは、一般的には「音楽の素材としての音を発するための道具の総称[2]」「音楽に使用される音を出す器具[3]」とされる。
範囲

[注 2]『音を出すもの』全てが楽器なのではなく、『音を出すためのもの』が楽器であり、言い換えると、音を出すことを目的とするものが楽器である、とも指摘されている。大抵のものは叩けば音がするが、それだけでそれを「楽器」と言うことはない。例えばスプーンは(叩けば音がするが、それだけでは)楽器ではない。だがアフリカにはそれを重ね合わせて楽器とする例があり、『スプーン・カスタネット』と呼ばれる。また法螺貝は元々は貝の殻であり、その時点では楽器でないが、死んで(音を出す目的で)吹かれると楽器になる。他の用途にも使える楽器もあり、例えばステッキとして使えるフルートなどが実在する。この場合、(ステッキとして使っている間はステッキであって)フルートとして使っているときは楽器だと言うことになる[4]

桶・弓・鍋・釜・皿などを叩いて「音楽の素材にする」こともできないわけではないため、広くは「音を出すことができるものはすべて楽器(になりうる)」とみなすことができる。しかし、「音を出すために使われる(ことがある)が、(一般的に他の用途のほうがむしろ主で)楽器とまでは言い難い道具は音具と呼んで区別する」という考え方もある。
歴史楽器は古来さまざまな宗教とも結びついてきた。『阿弥陀経和訓図』上巻(1864年刊)の挿絵

そもそも楽器はいつ頃発明されたのか、様々な楽器がそれぞれいつ発明されたのかという問題は多くの人の関心を呼んできたが、初期の楽器は今日的な意味で「発明」されたわけではなく、大地を踏み鳴らしたり、手で体を打ったりといった人間の様々な動作衝動によって生み出されてきたに違いないのであって、おそらくリズムを刻む種類の楽器が最初に作られたのであろうとザックスは指摘した[5]。さらにはより大きな音や激しい音を得るために木や石を叩いた可能性も大きい。具体的には旧石器時代に「がらがら」を作っていたことが知られ、これは音をより長く持続させるための工夫であったかも知れない。楽器の種類としては打楽器が最も早かったと考えられる。これは作るのが容易であると考えられること、それに現在の民族で打楽器を持たないものがほとんど無いことから推察される。がらがらの他に木の棒を叩く「クラッパー」などがもっとも初期のものと考えられる。なお、も、すでに旧石器時代のそれと思われるものが発見されている[6][注 3]

打楽器は、全ての楽器の中で一番古い歴史をもっている。原始時代から存在していて、古代の人々は、両手を打ち合わせたり、木の枝でものをたたいて音を作り出した。

また山間の歩行に、猛獣毒蛇をさけるための打ち道具も、ダンスに利用すれば立派な楽器となり、これがない場合には、拍手、足ぶみ、胸、腹、尻、腕、脚などを打つこともある。

管楽器は、人間の気息によって発音される楽器の総称で、打楽器に次いで構想されたと思われている。管でないものもあるので、楽器学では空気楽器とか気鳴楽器といわれている。 つまり、口笛や、こぶしを吹くような動作が、たまたま芦や竹の茎や動物のつの、ほら貝を吹くようになった。そして即興的に興奮にまたは合図に用いられたのが発端であるといわれている。 

たとえば、角を強く吹けばオクターブや、5度、4度の音程がでることや、長い竹と短い竹とでは音程に差があることが、だんだん知られてきた。笛類も、最も古いものは、上から吹くもので、これを音階順に並べたものは「パンの笛」といわれ、中国の古楽器「排簫(はいしょう)」はそれである。今日南米ペルー、ボリビアなどに民族楽器として盛んに行われているものである。

管楽器は芦や竹がその材料であることから、竹の特産である東アジア、東南アジア、芦の名産地である西南アジア、地中海東部がこれらの楽器を育ててきたということができる。

打楽器や管楽器は、合図用から発展したものであるが、弦楽器は、明らかに一層後期に、しかも意図のもとに作られたものである。狩りの弓はその起源であるにしても、あるときは武力の優勢を誇るために、弓の弦を一勢に鳴らして、相手側を圧迫しようとしたことがあったと思われる。

弦楽器は特定の民族から起こって西東に伝わったというよりも、狩猟に弓を使っているうちに、いろいろな音の効果を知って、それぞれの弦楽器を作ったものと思われる。

弦楽器は振動の起こし方で3種類に分けられる。

・擦弦楽器(さつげんがっき)…弦を弓でこすって振動させ、発音に響く楽器でバイオリンや胡弓などがその実例

・撥弦楽器(はつげんがっき)…弦をばちや指ではじいて、かき鳴らす楽器で、ハーブやギター、三味線や箏など

・打弦楽器(だげんがっき)…・弦をハンマーなどをたたいて鳴らす楽器で、ピアノがその代表

鍵盤楽器で一番古い歴史を持つのは、 紀元前3世紀にエジプトで原型が発見されたオルガン(パイプに空気を送って音を作りだす操作を鍵盤でするもの)であった。 それから14?15世紀にかけて改良され、現在のような白と黒の鍵盤が作られた。

今でこそ鍵盤楽器は、両手と足でふむペダルを使って演奏するが、初期のオルガンは複数の鍵盤の音を出すこともできなかったし、早く演奏したりもできなかった[7]

この節の加筆が望まれています。 (2021年4月)

構造

物理的な側面から見ると、楽器の多くは

振動源(
励振系):振動を作り出す部位(リードマウスピースなど)

共鳴部(共振系):共振共鳴)によって音を大きくする部位(共鳴板、共鳴箱、共鳴筒など)

の双方から成っているが、中には後者を持たないものもある。
楽器の分類

今日、多種類の楽器が知られているが、これらは以下のように様々な見方で分類することができる。
旧来の慣用的分類

主に西洋音楽の分野で歴史的に用いられている分類。奏法を感覚的に把握する上であるていど役立つ実用性をもつ反面[注 4]明確な分類基準に基づくものではないので、楽器を体系的に分類するには適していない。

管楽器 - 一般的には「管」の内部の空気を振動させて音を出す楽器であるが、オカリナのように「管状」でないものも含まれるから、訳語としては「吹奏楽器」の方が適切である。後述のHS分類では気鳴楽器となる。管状の楽器では、音高は筒の長さや形状によって決まり、音色は楽器の作りによってかなり異なったものとなる。

金管楽器 - 唇の振動によって管の内部の空気を振動させる楽器。唇簧管楽器。広義のラッパ。音高を変えるために、バルブなどによって管の長さを変える仕組みを持つものが多い。「金属」で作られているかどうかは無関係である。

木管楽器 - 金管楽器以外の管楽器すべて。唇の振動によらないもの。広義の。無簧(エアリード)、単簧(シングルリード)、複簧(ダブルリード)に分けられる。一般に音高を変える側孔(音孔)を持つ。「木」で作られているかどうかは無関係である。


弦楽器 - 張力を持たせて張ったを弾く、擦る、叩くなどして音を出す楽器。音高は弦の長さや張力、単位長さ当たりの質量によって決まり、弦の材質、共鳴胴の形状、材質などによって様々な音色のものがある。HS分類では弦鳴楽器となる。

打楽器 - 楽器を手やばちで打ったり楽器同士を打ち合わせることによって音を出すものが多いが、振ったり擦ったりして出す楽器もある。様々な材料と形のものがあり、音や奏法も様々である。HS分類では体鳴楽器または膜鳴楽器となる。

鍵盤楽器 - 指や足で演奏するための鍵盤を有するもの。HS分類では発音原理次第で、体鳴楽器、弦鳴楽器、気鳴楽器、電鳴楽器のいずれかに該当することになる。

電気楽器 - 何らかの手段で作り出した物理的振動を、電気的、電子的に増幅処理して、最終的に電磁気力によって音を出す楽器。振動源だけに着目すれば、HS分類の体鳴楽器、膜鳴楽器、気鳴楽器、弦鳴楽器のいずれかに属するわけであるが、いずれであってもHS分類では電鳴楽器として分類される。

電子楽器 - 振動自体を電子的手段で作成し、最終的に電磁気力によって音を出す楽器。HS分類では電鳴楽器となる。

- 人間の声は一種の楽器として取り扱われることもあり、その場合は声帯が振動源、口腔が共鳴部ということになるが、一般的には「声楽」は「器楽」の対語であり、声は楽器とみなさない。


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