楽器ショー
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楽器ショー(がっきショー、英:musical instruments trade show)は、楽器製造会社や楽器製作家、音響機器メーカーが自社の楽器や最新技術を演奏者や小売店向けに紹介・展示する楽器見本市。楽器販売会。楽器展示会。国内最大規模の楽器ショー、楽器フェア(2016 東京ビッグサイト)
概要

世界最大規模の楽器ショーとしてはアメリカで毎年開催されているNAMM Showが最も有名である。通常、NAMM Showを始めとする楽器ショーでは演奏者やレコーディングエンジニア、楽器小売店、商社向けの販売会、展示会であるため一般入場はすることが出来ない。ただ、Guitar CenterやMusicians Friendなど大手楽器店では、一定の条件を満たした一般の顧客に自社の招待枠で入場券を発行している。また日本では、海外の楽器ショーと比べると商業規模自体が小さいため楽器フェアやTOKYO GUITAR SHOWなどの展示会ではセミナーやライブイベントを開くなど一般向けに構成されている。
主な楽器ショー
NAMM Show

ナム・ショー
NAMM Show
NAMM Show会場(2009年)
イベントの種類見本市
通称・略称NAMM
正式名称the National Association of Music Merchants
旧イベント名National Association of Piano Dealers of America (NAPDA)
開催時期毎年1月下旬
初回開催1901年1月
会場アナハイムコンベンションセンター(アメリカ合衆国カリフォルニア州)
主催the National Association of Music Merchants
出展数約500社
来場者数9万5,709人(2012年)
駐車場あり
公式サイト
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毎年1月下旬にアメリカで行われている世界最大規模の楽器ショー。1901年にボストンでピアノ販売店を営んでいたChandler W. Smithによってピアノの展示・販売会のNational Association of Piano Dealers of America (NAPDA)として開催された。国内外問わず最も注目され、楽器メーカーや演奏者、小売店に限らず雑誌などの多くのマスコミも必ず取材が赴いている。基本的にトレードショーの形態を取っている為、一般の入場は不可能で、申請を受理された、もしくは招待された楽器ディーラー、メーカー、アーティスト、ビルダー、プレス関係者及びビジター客のみ入場できる。オープニング・セレモニーから連日連夜ライブ演奏も行っている。後述する「Summer NAMM」と対比するために「Winter NAMM」とも呼ばれる。
Summer NAMM

毎年6月下旬にテネシー州ナッシュビルミュージック・シティ・センターで開催される楽器ショー。NAMM Showの主催者のthe National Association of Music Merchantsが開催している。NAMM Showと比べると規模は小さい。
Musikmesse

ドイツのフランクフルトで毎年開催される欧州最大の楽器ショー。
日本国内の楽器ショー

日本国内の楽器ショーの多くは音楽イベントの側面が強く、誰でも入場することが出来る。
楽器フェア

全国楽器協会の付属機関である「日本楽器フェア協会」主催によるにて2年に1度、3?4日間に渡り開催される日本最大規模のイベント。入場は有料。展示以外でも別会場にてライブも行われるため一般からの入場者数が多い。なお、楽器フェスティバル(旧 大楽器祭)とは姉妹イベントであり、毎年交互に開催されていた。2018楽器フェアの展示ブースの一例(A-04)。手前ではプロによるアコーディオンのデモ演奏。奥では客が店員の説明を聞いたり、椅子に座ってコンサーティーナを試奏している。

1987年開催 - 10月15日?10月18日開催。会場は科学技術館ホテルグランドパレス[1]

1993年開催

1995年開催

1997年開催 - 10月23日(木)?26日(日)開催。会場は池袋サンシャインシティ

1999年開催 - 10月14日(木)?17日(日)開催。会場は池袋サンシャインシティ。

2001年開催 - 10月18日(木)?21日(日)開催。会場は池袋サンシャインシティ。

2003年開催 - 10月23日(木)?26日(日)開催会場はパシフィコ横浜

2005年開催 - 11月3日(木)?6日(日)開催。会場はパシフィコ横浜。

2007年開催 - 11月1日(木)?4日(日)開催。会場はパシフィコ横浜(メイン会場は展示ホール)。総来場者数は90,216人。40周年特別企画として11月2日、3日はパシフィコ横浜 国立大ホールにて、TM NETWORKの再結成ライヴ(有料)も行われヒット曲「Get Wild」などを披露した。

2009年開催 - 11月5日(木)?8日(日)開催。会場はパシフィコ横浜。

2011年開催 - 11月3日(木)?6日(日)開催。会場はパシフィコ横浜。

2014年開催 - 11月21日(金)?23日(日)開催。会場は東京ビッグサイト

2016年開催 - 11月4日(金)?6日(日)開催。会場は東京ビッグサイト。

2018年開催 - 10月19日(金)?21日(日)開催。会場は東京ビッグサイト。

2020年、22年は中止。2024年に再開予定。

ギャラリー (楽器フェア)

楽器フェア (共通演奏スペース)

楽器フェア ハーモニカとギターのデモ演奏 (トンボ楽器製作所のブース)

楽器フェア デモ演奏 (谷口楽器のブース)

楽器フェア 商品展示 (モリダイラ楽器のブース)

楽器フェア デモ演奏

楽器フェア ブース

プレミアム・ギター・ショウ

楽器フェアと同時開催されるイベント。プレミアムギター、レアギター、ビンテージギターなどを展示・購入できるイベント。

2007年(第3回)開催 - 11月1日(木)?4日(日)開催。会場はパシフィコ横浜 展示ホール。

2008年(第4回)開催 - 10月25日(土)、26日(日)開催。会場は池袋サンシャイン文化会館2F。

2009年(第5回)開催 - 11月5日(木)、8日(日)開催。会場はパシフィコ横浜 展示ホール。

楽器フェスティバル(旧 大楽器祭)

日本楽器フェア協会主催による池袋サンシャインにて2年に1度開催されるイベント。2004年までは「大楽器祭」というタイトルであったが、2006年から「楽器フェスティバル」に改名した。楽器フェアとは姉妹イベントであり、毎年交互に開催されている。規模や展示メーカーや展示数は楽器ショーには及ばないが、実際に触れて演奏できる事を最大の売りにしている。しかし、諸問題により2008年を最後にイベントが終了している。

2004年開催 - 10月9日(土)、10日(日)開催。

2006年開催 - 10月7日(土)、8日(日)開催。大楽器祭から楽器フェスティバルへと改名。両日トータルで21,491名が来場。同時開催で「プレミアムギターショー」も行われた。

2008年開催 - 10月25日(土)、26日(日)に池袋サンシャイン文化会館2F?5F・噴水広場・アムラックスホール(アムラックス東京5F)開催。

東京楽器博 / TOKYO GAKKI EXPO

一般社団法人日本シンセサイザープロフェッショナルアーツが企画制作、国内外の楽器・音響機器メーカー、輸入ブランド輸入代理店、音楽関連出版社による即売、ハンズオン、セミナーを中心とした展示会。会場は東京・科学技術館。ハンズオンは、シンセサイザー・音楽制作・DJ・ステージキーボードゾーン、アコースティック&エレクトリックドラムゾーン、ギター&アンプ・エフェクターゾーンに分かれている。

・2023年開催 - 11月11日(土)、12(日)。

・2024年開催 - 11月2日(土)、3日(祝)予定。
TOKYOハンドクラフトギターフェス

TOKYOハンドクラフトギターフェス
TOKYO HANDCRAFT GUITAR FES
イベントの種類
見本市
開催時期毎年1月下旬


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