楽典
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楽典(がくてん、: musical grammar)は、音楽に関する活動(演奏など)のために必要な最低限の知識のこと。「音楽の文法」や「楽譜の文法」などと言われることもある[注釈 1]。少なくとも1883年(明治16年)には、音楽取調掛にて、ジョン・ウォール・カルコット(en:John Wall Callcott)の『Musical Grammar』[注釈 2]が『楽典』[1]として翻訳・出版されて[2]おり、それ以降、後述の内容をまとめた書籍の名称や、音楽大学などでの音楽専門科目の名前としても使われている[注釈 3]

伝統的な西洋音楽クラシック音楽)や、その流れをくみ否定ないし更新された現代音楽に使われることが多い。
内容

楽典の内容は大きく分けて、以下の二つから構成される。

記譜法」(楽譜の読み書きするためのルールとなる。)

記譜法を説明・理解するために必要な、下記の基礎概念と用語の説明。音程音階演奏記号(楽語も含む)、旋法和音律動楽式和声対位法楽器法音名拍子

脚注
注釈^ これは、言語における文法が、文章の読み書きするルールである正書法とそれらを説明するために必要な概念、そして用語の説明で構成されるのと対比してのことである。
^ 1817年出版。
^ 書籍としての楽典は「楽典書」と呼ばれることもある。

出典^ 神津元訳述『楽典』文部省、1883年7月
^ 櫻井雅人、「唱歌集の中の外国曲 : 『小学校唱歌集』を中心として (2)」『言語文化』 2005年12月25日 42巻 p.3-13, 一橋大学語学研究室。

参考文献

菊池有恒『新版 楽典―音楽家を志す人のための』
音楽之友社、初版1979年、1998年12月10日。 ISBN 978-4276100077

久保田慶一 他『はじめての音楽史』音楽の友社(初版1996年,増補改訂版2009年),ISBN 978-4-276-11016-8

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