この項目には性的な表現や記述が含まれます。免責事項もお読みください。
森野うさぎ
職業漫画家・イラストレーター・キャラクターデザイナー
活動期間1980年 -
ジャンル成年向け漫画・デザイナー
公式サイト ⇒うさぎ幼稚園
テンプレートを表示
森野 うさぎ(もりの うさぎ)は、日本の漫画家、イラストレーター・キャラクターデザイナー、同人作家。日本初のロリコン漫画同人誌『シベール』メンバー。クリエーター集団『いちごはうす』の一員。特撮テレビドラマ『光戦隊マスクマン』やテレビアニメ『おやゆび姫物語』のキャラクターデザインとしても知られる。主に成人向け漫画で活動している。また、影夢 優(えいむ ゆう)名義でも、成人向け漫画を発表している。
概要らが参画した同人サークル「スタジオ・アオーク」主宰[2]。同人サークル「うさぎ幼稚園」主宰[注釈 1]。
コミケ参加当初は同人誌経験もない高校生だったが[3]、まんが画廊のノートにINUのファンである事を記載した際、その場にいたINUにスカウトされる形で『シベール』に参加する[4]。その後INUとともに企画した「機動玩具コエダ」をきっかけに企画者104の下請けも行っていた「スタジオメルファン」に入社。ファンタジー専門同人誌「アスケロン」などを企画後「メカと少女」をテーマにした先駆的なロリコンSF漫画同人誌『TEKUNO RORIA』(STUDIO BAKI)を豊島ゆーさく
らと創刊し[4]、二大ロリコン漫画誌『レモンピープル』『漫画ブリッコ』でも活躍する。森野うさぎ主宰の「STUDIO BAKI」は、後に壁サークルとなるクリエイティブ集団「スタジオ・アオーク」[2]に発展する。スタジオ・アオークは同人アニメ『AWAKE』を自主制作するため1984年に結成された同人サークルで[4]、『AWAKE』[注釈 2]の製作を主軸にその資金稼ぎ[4]として同人誌以外に『漫画ブリッコ』誌上でメディアミックスも展開し、第2次ロリコン商業誌ブームの嚆矢となる[5]。
さらに1985年には活動拠点であった白夜書房を製作母体に大塚英志原案のアダルトアニメ『魔法のルージュ りっぷ☆すてぃっく』の企画制作も行なった[2]。
編集者の池本浩一はサークル主宰者の森野うさぎについて「彼こそが、それまで夢のまた夢のように思われてきた『同人誌の商業化』という概念をモデル化し、また初めての実証実験にも成功して、のちに〈まんがの森商法〉とも呼ばれるようになる『同人誌リンケージによる複合的な利潤追求』を完成させてしまった第一人者。彼の活躍がなかったなら『販売活動を重視したサークルによる同人誌制作』が全盛となることもなかった」と評している[5][注釈 3]。
他にテレビアニメ『おやゆび姫物語』(テレビ東京)のキャラクターデザインや、スーパー戦隊シリーズ『光戦隊マスクマン』『超獣戦隊ライブマン』や宇宙刑事シリーズ『宇宙刑事ギャバン』『宇宙刑事シャリバン』の怪人デザインなども担当した。