梨木 香歩(なしき かほ、1959年 -)は、日本の児童文学作家、絵本作家、小説家。
『西の魔女が死んだ』(1994年)、『裏庭』(1996年)などが高い評価を受ける。叙情性豊かな作風で幅広い読者を獲得。『家守綺譚』(2004年)が本屋大賞第3位に入賞。ほかに『村田エフェンディ滞土録』(2004年)、『ピスタチオ』(2010年)、『海うそ』(2014年)など。
中学入試などの問題にも多く取り上げられている
梨木 香歩 鹿児島県出身。同志社大学卒業。イギリスに留学し、児童文学者のベティ・モーガン・ボーエンに師事する。ガブリエル・ガルシア=マルケス『百年の孤独』を愛読書の1つにしており、新潮社より刊行されたガルシア=マルケス全小説の『百年の孤独』の解説を担当した。カヤックの愛好者でもある。時に宗教への思いが強く表れるが、特定の宗教には帰依していない。
誕生鹿児島県
最終学歴同志社大学
活動期間1994年から現在
代表作西の魔女が死んだ
デビュー作西の魔女が死んだ
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来歴・人物
受賞歴
『西の魔女が死んだ』で日本児童文学者協会新人賞、新美南吉児童文学賞、小学館文学賞を受賞
『裏庭』で児童文学ファンタジー大賞を受賞
『家守綺譚』で本屋大賞3位入賞
『沼地のある森を抜けて』で第5回(2005年度)センス・オブ・ジェンダー賞大賞を受賞。同作品で第16回(2006年度)紫式部文学賞を受賞
『渡りの足跡』で第62回(2010年度)読売文学賞随筆・紀行部門を受賞
作品リスト
小説
西の魔女が死んだ
文庫版には続編「渡りの一日」(初出『日本児童文学』1996年1月号)を収録。まいの母親の台詞も加筆された(梨木は「感情移入してしまったため」と話している)。2005年3月NHKラジオ第1・FM