梅小路運転区
東海道本線の列車内から望む梅小路運転区
基本情報
国 日本
所在地京都府京都市下京区観喜寺町
鉄道事業者西日本旅客鉄道
帰属組織近畿統括本部
所属略号梅
開設1914年10月10日
配置両数
蒸気機関車5両
内燃機関車2両
合計7両
備考2022年4月1日現在
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梅小路運転区(うめこうじうんてんく)は、京都府京都市下京区観喜寺町にある西日本旅客鉄道(JR西日本)近畿統括本部に所属する車両基地である。 留置線、扇形車庫を有する車両基地で、京都鉄道博物館の敷地内に併設されている。1972年(昭和47年)から2015年(平成27年)まで梅小路蒸気機関車館が併設されていた。 蒸気機関車[1]およびディーゼル機関車が所属し、検査や修繕が行われている。乗務員の配置はない。 「梅」…梅小路を意味する「梅」に由来する。 2022年(令和4年)4月1日現在の配置車両は以下の7両である[2]。
概要
配置車両の車体に記される略号
配置車両
C57形蒸気機関車 (C57 1)
1937年(昭和12年)3月22日、川崎車輌製。新津機関区 → 佐倉機関区より転入。本線運転可能で、「SLやまぐち号」牽引のため、基本的に下関総合車両所新山口支所に常駐する。
C56形蒸気機関車 (C56 160)
1939年(昭和14年)4月20日、川崎車輌製。上諏訪機関区を経て、1972年9月、七尾機関区より転入。主に「SL北びわこ号」に使用されたほか、出張運転の実績多数。法令上は本線運転可能であるが、2018年5月27日の「SL北びわこ号」をもって本線運転を終了した[3]。
D51形蒸気機関車 (D51 200)
1938年(昭和13年)9月30日、鉄道省浜松工場製。1972年10月、中津川機関区より転入。1979年(昭和54年)に車籍抹消(有火保存)されたが、1987年(昭和62年)に車籍復活し、梅小路蒸気機関車館構内で、構内運転用として動態保存されていた。2017年(平成29年)に本線運転復活。
C62形蒸気機関車 (C62 2)
1948年(昭和23年)5月20日、日立製作所製。1972年9月、小樽築港機関区より転入。1979年に車籍抹消(有火保存)されたが、1987年に車籍復活し、以後梅小路蒸気機関車館構内で、構内運転用として動態保存されている。
C61形蒸気機関車 (C61 2)
1948年7月31日、三菱重工業製。1972年9月、宮崎機関区より転入。1979年に車籍抹消(有火保存)されたが、1987年に車籍復活し、以後梅小路蒸気機関車館構内で、構内運転用として動態保存されている。
DE10形ディーゼル機関車(DE10 1118・1156)
入換や嵯峨野観光鉄道での運転のために配置されている。なお、DE10 1156は嵯峨野観光鉄道専用機の塗装を施されている。
歴史
1876年(明治9年)9月5日 - 京都機関庫として仮開設。
1897年(明治30年)2月15日 - 京都鉄道が二条機関庫を開設。
1914年(大正3年)10月10日 - 京都機関庫と二条機関庫が統合され、梅小路機関庫が発足。
1936年(昭和11年)9月1日 - 梅小路機関庫から梅小路機関区に改称。
1987年(昭和62年)3月1日 - 梅小路機関区から梅小路運転区に改称。
4月1日 - 国鉄分割民営化により、西日本旅客鉄道に継承。
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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