梅ちゃん先生
ジャンルテレビドラマ
作尾崎将也
演出木村隆文 ほか
監修松坂勲(医療)
出演者堀北真希
ミムラ
小出恵介
松坂桃李
大島蓉子
根岸季衣
池田成志
大和田伸也
木村文乃
鶴見辰吾
南果歩
高橋光臣
満島真之介
小倉久寛
成宮寛貴
世良公則
片岡鶴太郎
平岳大
高橋克実
倍賞美津子
ナレーター9代目・林家正蔵
音楽川井憲次
オープニングSMAP「さかさまの空」
時代設定1945年(昭和20年)8月[注 1] - 1961年(昭和36年)[注 2]
製作
プロデューサー岩谷可奈子
制作NHK
放送
音声形式ダブルステレオ、副音声で解説放送
放送国・地域 日本
公式サイト
本放送
放送期間2012年4月2日 - 9月29日
放送時間月曜 - 土曜
7:30 - 7:45(BSプレミアム)
8:00 - 8:15(総合)
放送分15分
回数156
再放送
放送期間同上
放送時間月曜 - 土曜
12:45 - 13:00(総合)
23:00 - 23:15(BSプレミアム)/
土曜 9:30 - 11:00(1週間分、BSプレミアム)[注 3]
放送分15/90分
結婚できない男と女スペシャル
放送期間2012年10月13日・10月20日
放送時間21:00 - 21:55(BSプレミアム)
放送分55分
回数2
番組年表
前作カーネーション
次作純と愛
特記事項:
20分版の週間ダイジェストを毎週日曜日の『NHKとっておきサンデー』内と毎週土曜日のBSプレミアム18:45から放送、また週間ダイジェスト5分版を総合で毎週日曜日の18:40から放送する。
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『梅ちゃん先生』(うめちゃんせんせい)は、2012年度前期放送のNHKの連続テレビ小説の第86作目。
本稿では本編終了後に続編スペシャルドラマとして制作された『梅ちゃん先生?結婚できない男と女スペシャル?』(うめちゃんせんせい けっこんできないおとことおんなスペシャル)についても触れる。 2011年6月29日、NHKの記者発表で概要が明らかになった。尾崎将也の書き下ろしによるオリジナルストーリーで、同年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)の復興支援プロジェクトの一環として位置づけられた。11月14日、同震災で市役所が全壊するなど、津波より地震や液状化による被害の方が大きかった茨城県高萩市にてクランクインした[1]。 第二次世界大戦末期の空襲(京浜空襲)により焦土となった東京都蒲田区(1947年から大田区蒲田)を物語の出発点とし、3人きょうだいの末っ子・下村梅子が、学制改革前の旧制医学専門学校である城南女子医学専門学校に進学、様々な経験を経た後に町医者となり、地域の人たちと支え合いながら戦後占領期から高度経済成長期を生きていくという物語である[2]。なお、ヒロインのモデルは実在しないものの、ヒロインと同年代に入学した蒲田医師会の女医たちの当時の実体験が台本づくりに反映されている[3]。主演は堀北真希で、オーディションを経ずに起用された[4]。また堀北以外のキャストについても9月13日の記者発表で明らかになった[5]。 本作から、BSプレミアムでの再放送の開始時刻が、18時45分から23時に変更された。また、『NHKとっておきサンデー』での週間ダイジェスト版は23分から20分に変更され、BSプレミアムでも20分版のダイジェストが毎週土曜日18時45分から先行放送された。なお日曜夕方のダイジェスト5分版の変更はなし。 前作『カーネーション』では、映画フィルム調の画質や、撮影カメラによる演出で独特なセピア調の映像が使用されたが、本作では再び通常画質の映像となっている。 ナレーションは、過去の2作(前々作『おひさま』、『カーネーション』)ともそれぞれ、主人公が兼任していたが、本作では2010年度下半期『てっぱん』以来3作ぶりに専任で起用された(9代目・林家正蔵)[注 4]。 一方、戦時中の軍事関連工場や、終戦当時の東京の街、復員兵が降り立つ品川駅ホームなど、当時の歴史的情景の場面に梅子たちがあたかもその場面にいるかのような映画フィルム画像の特殊効果撮影がしばしば使用されている。これはNHKの連続テレビ小説では初めて取り入れられた映像表現効果である。 2012年8月24日、NHK放送センターのスタジオでクランクアップした[6]。 同年8月11日に本作の続編としてスペシャルドラマ『梅ちゃん先生?結婚できない男と女スペシャル?』の制作が決定し、10月13日に(前編)、10月20日に(後編)がNHK BSプレミアムで放送された。 2014年度下半期にNHK BSプレミアムでアンコール放送、2023年5月29日から12月4日までBS12で放送された。
概要
ロケ地
高萩市
AP&PP高萩事業所(日本加工製紙高萩工場跡地、現・未来創電高萩合同会社高萩安良川太陽光発電所)[7] - 終戦前後の蒲田界隈。
宮代町
日本工業大学工業技術博物館内「植原鉄工所」[8] - 梅子が勤労奉仕する工場。
多古町
旧興新小学校[9] - 梅子が終戦を迎える勤労奉仕先。
常総市
弘経寺[7]- 終戦直後、梅子が通う高等女学校の仮校舎。琴平八幡神社[9]- 寺の一角に梅子が隠れるシーン。
栃木市
岡田記念館[10] - 医専時代の梅子が仲間と医薬品を運ぶシーン。
宇都宮市
若山農場[10] - 医専時代の梅子が仲間と医薬品を運ぶシーン。
深谷市
七ッ梅酒造跡地[11] - 竹夫の下宿先、あかねが働く「だるま食堂」。
千葉県立房総のむら[9](智司の帰りを松子が待つシーン、終戦直後に梅子と竹夫が買い出しに行く農村)