桜島赤水町
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桜島赤水町
町丁
赤水展望広場
桜島内の地名と山の地図
桜島赤水町桜島内の地名と山の地図
北緯31度34分23.2秒 東経130度36分36.2秒 / 北緯31.573111度 東経130.610056度 / 31.573111; 130.610056
日本
都道府県鹿児島県
市町村鹿児島市
地域桜島地域
地区桜島地区
人口(2020年(令和2年)4月1日現在)
 ? 合計273人
等時帯UTC+9 (JST)
郵便番号891-1420
町域の大部分が大正溶岩に覆われている 大正大噴火により桜島と陸続きとなった烏島

桜島赤水町(さくらじまあかみずちょう Sakurajima Akamizu-Ch?)は、鹿児島県鹿児島市町名。旧大隅国大隅郡桜島郷赤水村、鹿児島郡西桜島村大字赤水、鹿児島郡桜島町赤水。郵便番号は891-1420。人口は273人、世帯数は151世帯(2020年4月1日現在)[1]目次

1 地理

2 歴史

2.1 赤水の成立と中世

2.2 近世の赤水

2.3 町村制施行以降

2.4 新島町の分立

2.5 字域の変遷


3 施設

4 小・中学校の学区

5 交通

5.1 道路


6 脚注

7 関連項目

地理

桜島の西部、南岳の西麓に位置する。町域の北方は大正溶岩を隔てて桜島横山町、南方は野尻町に接し、西方は鹿児島湾に面している。旧桜島町の鹿児島市への合併時までは、桜島の北東海上にある新島(しんじま)も大字赤水に含まれていたが、合併後の2005年5月に同島の区域が分割され新島町として成立した。

集落は国道西側の海岸部に集中しており、主にビワを中心とした果樹生産を行っている。また、大正大噴火の際に流出した大正溶岩によって町域の大部分が埋没している[2]

地内の採石場跡地にて2004年長渕剛オールナイトコンサートが行われた。2006年に叫びの肖像などのモニュメントが設置され、現在は赤水展望広場として整備されている[3]
歴史
赤水の成立と中世

赤水という地名は室町期より見え、大隅国向島のうちであり、永享11年の島津持久袖判証状の中に見えるのが初見であると考えられている[4]
近世の赤水

江戸期には大隅国大隅郡桜島郷(外城)のうちであり、村高は「天保郷帳」では163石余、「旧高旧領」では289石余であった[4]

安永8年に発生した安永大噴火によって高免村(現在の高免町)の沖合にできた島々は新島と称され、新島は赤水村に編入され、その後寛政12年には赤水村及び黒神村(現在の黒神町)から13名が移住している[5]。明治10年に起こった西南戦争では兵乱を避けるために臨時の県庁がおかれた[4]
町村制施行以降

1889年(明治22年)に町村制が施行されたのに伴い、桜島の西半分より西桜島村が成立し、江戸期の赤水村は西桜島村の大字「赤水」となった。1914年大正3年)の桜島の大正大噴火による溶岩流出により、赤水では家屋351戸が焼失し、1名が死亡している[6]

1973年(昭和48年)には西桜島村が町制施行し、桜島町の大字となり[4]2004年(平成16年)に桜島町が鹿児島市に編入され、大字赤水は鹿児島市の町名「桜島赤水町」となった。
新島町の分立

寛政頃に赤水村に編入されて以降、赤水の区域内となっていた桜島北東部に所在する新島・硫黄島・中ノ島の区域が鹿児島県告示第1871号「 町の区域の設定及び変更」が施行されたのに伴い、2006年平成18年)2月13日に新島町として分割され独立した[7][8][9] 2004年時点の桜島赤水町の町域
字域の変遷

分割実施後分割実施年分割実施前
新島町
2006年平成18年)2月13日桜島赤水町の一部(新島の島域)

施設
公共


赤水展望広場
[3]

烏島展望所

小・中学校の学区

市立小・中学校の学区(校区)は以下の通りである[10]

町丁番・番地小学校中学校
桜島赤水町全域鹿児島市立桜洲小学校鹿児島市立桜島中学校

交通
道路

国道224号

脚注

[脚注の使い方]
^ “年齢(5歳階級)別・町丁別住民基本台帳人口(平成27?令和2年度)”. 鹿児島市 (2020年4月1日). 2020年5月8日閲覧。
^角川日本地名大辞典 46 鹿児島県』角川書店 p.918
^ a b赤水展望広場 - 鹿児島市 2012年1月19日閲覧。
^ a b c d角川日本地名大辞典 46 鹿児島県』角川書店 p.58
^ 『鹿児島県史』(角川日本地名大辞典からの孫引き)
^南日本新聞』 2012年10月22日付 15面(特集 桜島大正噴火けた外れ)
^ 平成17年鹿児島県告示第1871号(町の区域の設定及び変更)
^かごしま市民のひろば2005年 (平成17年12月号) 第463号 (PDF) p.4 - 鹿児島市(鹿児島市広報デジタルアーカイブ) 2012年4月16日閲覧。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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