この項目では、JR西日本の桜井線について説明しています。大阪電気軌道の桜井線については「近鉄大阪線」をご覧ください。
「万葉まほろば線」はこの項目へ転送されています。「万葉線」あるいは「万葉あかね線」とは異なります。
桜井線
奈良駅に停車中の227系による普通列車
(2019年9月)
基本情報
通称万葉まほろば線
国 日本
所在地奈良県
種類普通鉄道(在来線・地方交通線)
起点奈良駅[1]
終点高田駅[1]
駅数14駅[1]
電報略号サラセ[2]
路線記号
開業1893年5月23日
全通1899年10月14日[1]
所有者西日本旅客鉄道
運営者西日本旅客鉄道
車両基地吹田総合車両所日根野支所新在家派出所ほか
使用車両使用車両の節を参照
路線諸元
路線距離29.4 km[1]
軌間1,067 mm(狭軌)
線路数全線単線
電化方式直流1,500 V 架空電車線方式
閉塞方式自動閉塞式(特殊)
保安装置ATS-SW
最高速度85 km/h
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桜井線(さくらいせん)は、奈良県奈良市の奈良駅から奈良県大和高田市の高田駅までを結ぶ西日本旅客鉄道(JR西日本)の鉄道路線(地方交通線)である[1]。「万葉まほろば線」(まんようまほろばせん)の愛称があり[1][3]、旅客案内において正式路線名の「桜井線」と案内されることはほとんどない。 全線が奈良県内にあり、起点の奈良駅で関西本線(大和路線)、終点の高田駅で和歌山線に接続している。 開業時は大阪市・京都市などから橿原市・桜井市・天理市方面へ向かう重要な交通機関として位置づけられていたが、近畿日本鉄道(近鉄)の前身である大阪電気軌道および奈良電気鉄道によって現在の近鉄大阪線・京都線・橿原線・天理線などが建設された(天理線は天理軽便鉄道が建設したものを買収)ことにより、利用客の多くはそれらの路線に流れた。そのため、当線はローカル線の趣きが強くなっている。特に、近鉄大阪線とほぼ並行する桜井駅 - 高田駅間は利便性の面で近鉄に劣ることもあって、利用者が少ない。 近畿統括本部が管轄する奈良駅をのぞき、全線が大阪支社の王寺鉄道部の管轄であったが[4]、2023年6月に王寺鉄道部が廃止[5]された後は奈良駅が管理している。全線が旅客営業規則の定める大都市近郊区間の「大阪近郊区間」、およびIC乗車カード「ICOCA」エリアに含まれている[6]。 2014年度から導入された路線記号はU[7]。 2009年11月時点では路線愛称はなく、旅客案内上でも正式路線名がそのまま使用されていたが、2010年に「平城遷都1300年祭」や、「奈良デスティネーションキャンペーン」といったイベントが開催されることから、より親しみをもってもらえるように愛称名を公募していた[8]。
概要
愛称の制定