根尾川
水系一級水系 木曽川
種別一級河川
延長47 km
平均流量31.26 m³/s
(山口観測所 2013年[1])
流域面積389 km²
水源能郷白山(岐阜県・福井県)
水源の標高1,617 m
河口・合流先揖斐川(岐阜県)
流域岐阜県
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根尾川(古根尾川)
水系一級水系 木曽川
種別一級河川
延長4.5 km
河口・合流先伊自良川(岐阜県)
流域岐阜県
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現在の瑞穂市(着色部)周辺河川の位置関係図
根尾川(ねおがわ)は、木曽川水系の一級河川。岐阜県本巣市を流れる。揖斐川を経て伊勢湾に至る木曽川の2次支川[2][3]。 岐阜県本巣市(旧根尾村)の能郷白山を水源とする「根尾西谷川」と、左門岳を水源とする「根尾東谷川」が旧根尾村の樽見地区で合流して「根尾川」となる[4]。根尾川全体の源流は根尾西谷川の「本巣市根尾大字黒津字コハ谷678番地」と定められており、岐阜県の河川調査では根尾西谷川を単に「根尾川」として記載し、根尾東谷川を支流として扱っている[5]。河川法における河川区間は、根尾西谷川の源流から揖斐川合流点までの47.237キロメートル[5]。 上流部は越美山地を深く侵食した「根尾谷
地理
上流部・中流部
旧根尾村の平野部を抜けると、北西から南東へと伸びる山地を越えるために蛇行した流路をとる[4]。 現在山口用水の取水口が設けられている本巣市山口付近で濃尾平野に出ると、本巣市海老・本巣市下真桑・北方町北方付近を末端とする面積30平方キロメートル、傾斜率5度の大規模で緩やかな扇状地が広がっており、根尾川は古くから洪水を起こしてはこの扇状地上で幾度も河道を変えて分流を繰り返した[4][6]。現在の根尾川下流部はかつて藪川とも呼ばれた派川の1つで、本巣市山口からやや西寄りに南流して揖斐川へと合流する[4]。 この揖斐川に合流する根尾川とは別に、岐阜市曽我屋付近には長良川支流の伊自良川に合流する「古根尾川」とも呼ばれるもう1つの根尾川が存在する[4][6]。これは現根尾川以前の下流部河道の名残の1つであり、古根尾川が根尾川本流から切り離された後に席田用水や真桑用水の一部などに改修され、手付かずのままだった長良川への合流部が残ったものである[4][6]。
下流部
流域の画像
根尾西谷川
根尾西谷川と根尾東谷川の合流点
(本巣市根尾板所付近)
開運橋から西(上流)側の根尾川
(本巣市根尾板所・本巣市根尾水尾付近)
地震断層観察館・体験館付近の根尾谷断層
(本巣市根尾水尾)
谷汲山大橋と根尾川
(本巣市木知原・揖斐郡揖斐川町谷汲長瀬付近)
根尾川に設けられた魚道の1つ
(本巣市石神・揖斐郡大野町上秋付近)
かつて存在した名鉄揖斐線の薮川橋梁と根尾川