根室港
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根室港
根室港区(2009年平成21年)12月)
所在地
日本
所在地北海道根室市
詳細
管理者根室市
種類重要港湾
統計
統計年度平成26年
発着数36,029隻[1]
貨物取扱量811,713トン[2]
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根室港(ねむろこう)は、北海道根室市にある港湾港湾管理者は根室市。港湾法上の「重要港湾」、港則法上の「特定港」に指定されている。
概要

北海道最東端となる根室半島の基部に位置しており、オホーツク海側の「根室港区」と太平洋側の「花咲港区」で構成している[3]。古くから貿易港(交易港)としての歴史を有する港であり、現在は北方海域の漁業基地や根室市をはじめとする周辺の生活関連物資の流通拠点港としての役割があるほか[3]、「北方四島交流事業」(ビザ無し渡航)や、CIQの充実による外国貿易船の輸入水産物拠点港としても利用している[3]。根室港区は漁船、官公庁船、交流船を係留しており、北方領土への玄関口になっている[4]。また、『ねむろ港まつり』、『根室かに祭り』、『根室さんま祭り』などのイベントを開催している[4]。花咲港区は日本国内有数の水揚げを誇るサンマ[5]サケマス漁やタラ漁などを行っているほか[5]、外来船によってウニカニを輸入している[6]
港湾施設

「根室市港湾管理条例」[7]、「根室港港勢要覧」参照[8][9]
根室港区

北緯43度20分33秒 東経145度34分57秒
防波堤


南防波堤

西防波堤

北防波堤

海岸町防波堤

北地区突堤

海岸町船入間北防波堤

海岸町船入間南防波堤

弥生町防波堤

弥生町船入間南防波堤

中防波堤

大型けい留施設


北地区岸壁

日冷横岸壁

本町 - 6.0 m岸壁

北地区 - 5.5 m岸壁

荷さばき・保管施設


海岸町物揚場

1号水産上屋


本町物揚場

2号水産上屋


海岸町物揚場

水産物荷捌上屋


花咲港区

北緯43度16分54秒 東経145度34分24秒
防波堤


西防波堤

防波堤(南)

中防波堤

東外防波堤

西外防波堤

大型けい留施設


漁業埠頭 - 4.5 m岸壁

西浜埠頭 - 5.5 m岸壁

西浜埠頭 - 6.0 m岸壁

西浜( - 6.0 m)岸壁

西浜( - 5.0 m)岸壁

南埠頭 - 5.5 m岸壁

東 - 10.0 m岸壁

東 - 7.5 m岸壁

荷さばき・保管施設


漁業埠頭 - 4.5 m岸壁

1号水産上屋

2号水産上屋


西浜埠頭 - 5.5 m岸壁

3号水産上屋

4号水産上屋


西浜埠頭 - 6.0 m岸壁

5号水産上屋


西浜埠頭 - 5.5 m岸壁

水産上屋


中央物揚場( - 3.0 m)岸壁

第2荷捌所


官公署

根室市役所

根室振興局

函館税関根室税関支署

小樽検疫所花咲出張所

北海道開発局釧路開発建設部根室港湾事務所

第一管区海上保安本部根室海上保安部

花咲分室


沿革根室市中心部と根室港(根室港区)周辺の空中写真(1978年昭和53年)撮影の9枚を合成作成)。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成。

『キイタフ之門子モロ場所之図』によると、1792年寛政4年)にロシアの遣日使節・アダム・ラクスマンの一行は帆船「エカテリーナ号」で「ネモロ(子モロ)」(現在の根室港区)に入津し、弁天島に停泊して上陸後、約8カ月間過ごすことになった[10]1797年(寛政9年)の『蝦夷巡覧筆記』では、「ネモロ」は弁天島が自然の防波堤となって大船が入港できる良港として知られており、キイタップ場所(霧多布場所)の番小屋があったとしている。その後、港はネモロ場所の中核港として発展し、『東蝦夷地場所大概書』には東に出崎、西に弁天島、北にも島があるため操船するのに都合が良く、入船は北東の風、出船は西南の風を利用するとの記述がある。また、風向きが悪い時などには西別港(現在の別海町)を補助港としていた。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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