株式市況(かぶしきしきょう)は、新聞やテレビ、ラジオ、インターネット、データ放送で伝えられる、東京、大阪、名古屋などの証券取引所で取引される証券取引市場の模様(上場銘柄の現時点の株価など)の情報のことである。 株式市場が開いている平日の月曜日から金曜日の17:00 - 18:00(JST)に放送する。なお、祝日と年末年始(12月31日から1月3日)は市場が休みとなるため番組も休止となる。 株式市況
ラジオ
NHKラジオ第2放送『株式市況』
東京証券取引所の銘柄
ジャンル報道番組
放送方式合成音声
放送期間1925年3月23日 -
放送時間17:00-18:00
放送局NHKラジオ第2
出演瀬田光彦・伊藤健三
公式サイトNHK「株式市況」 公式サイト
特記事項:
2009年10月以後株価読み上げを合成音声で放送。
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1925年3月23日放送開始[1]。現行の番組としては世界最古。
かつては午前の相場を12:10 - 12:55(ごく一時期NHKラジオ第1放送で放送後、ラジオ第2放送に移行)に、午後の相場を17:00 - 18:00に放送していたが、1996年3月29日放送分をもって午前の終値放送が行われた12時台の放送が完全になくなった。現在は午後の終値を伝える17時台のみの放送。
2013年7月12日まで、前半45分は東証(第1部のみ)、後半15分は大証(第1部、第2部、JASDAQスタンダード及び証券投信・株価指数先物取引)の相場の主要銘柄を放送した。
同年7月16日に市場機能が統合されて東京のみの放送となり、大阪からの放送はなくなった。これに伴い、全体の放送時間は10分短縮(東京からの放送枠として考えた場合は5分延長)の50分番組となり、残りの17:50 - 18:00は「名曲スケッチ」に充てられていたが、2015年3月30日放送分から再び17:00 - 18:00の60分番組となることが同年3月27日放送の最後にアナウンスされた[注 1]。市場機能統合後は一部の大証1部から東証1部(現・東証プライム相当)に移行した銘柄は放送されているが、大証2部から東証2部(同・スタンダード相当)に移行した銘柄、JASDAQ、証券投信、株価指数先物取引についての指標放送は行われなくなった。
この旨については大証の統合前最終の取引となった2013年7月12日放送においても「これまで東京と大阪からお送りしてきた株式市況を7月16日からは午後5時から5時50分まで東京のスタジオからお送りします」と説明があった。
2009年10月9日まで、東京発の担当はNHKのOBのアナウンサーが務めた。
2009年10月13日 - 10月16日・2010年3月8日 - 3月12日・3月29日からの東京発の終値のみ、大相撲中継の前後の放送は瀬田光彦
2010年3月29日より、NHK放送技術研究所と東京アナウンス室による研究で開発された自動読み上げシステムによる放送を開始。2009年5月放送分と同様に東京発放送分の大半が自動読み上げとなり、今まで3人のスタッフで行われていた放送も1人で行えるようになった[1]。
東京発の最初の概況と終了コメントは、2014年3月28日放送までは午後9時台から翌日午前8時台にかけてのニュース担当のアナウンサーが務めていた(NHKでは「C」のポジション 3・4時除く)が、同年3月31日からは冒頭の平均株価のアナウンスも含め、完全自動音声化されたことにより、概況の放送はなくなった。
番組の放送は以下の通りに進行する 以前はNHKラジオ 名古屋第1放送(JOCK)の15:55から、名古屋証券取引所の第1・2部(現・プレミア・メイン相当。
放送開始時
株式市況です。今日の東京株式市場の終値、日経平均株価は、昨日(きのう)[注 2] より○円○銭高い(安い)○円○銭、東証株価指数TOPIXは○○上がって(下がって)、○○でした。一日の出来高は、○○株でした。東京株式市場、今日の終値をお伝えします。
放送終了時
東京株式市場、きょうの終値をお伝えしました。株式市況でした[注 3]。
番組中に緊急地震速報が出された場合または、途中で音声が乱れた場合は東京市場終値の最後の部分で「人命にかかわる情報」という旨の断りのアナウンスが入り、伝えることができなかった銘柄の部分の放送は原則として行われない(確認したい場合はBSデジタル放送のデータ放送で参照)。
配当落ち銘柄が多い場合は、「今日は、配当落ちが多いため、配当落ちの文言は省略して放送させて頂きます」という断りのアナウンスが最初に入る(配当落ち銘柄は原則省略)。
大阪証券取引所の銘柄
2013年7月12日まで大阪証券取引所の終値については、大阪放送局所属のアナウンサーが担当していた。以前は原則として、宵番=夕方から翌日早朝のラジオニュースと、平日22:50からの総合テレビ最終版ローカルニュースを担当するアナウンサーが持ち回りで担当していたが、2010年4月以降は昼番=平日9:55 - 15:55の時間帯(12:15以外は毎時55 - 60分。時間によっては女性契約キャスターが担当し、その時間出演しないこともあった)に放送するラジオのローカルニュースを担当するアナウンサーが持ち回りで担当した。
かつてはNHK大阪ローカルで12:55 - 13:00のローカル枠で大証第1部の主要銘柄の株価を伝えていたことがあったが、ラジオ第2放送の午前の相場放送と共に廃止された。
2005年11月17日分の大阪放送局からの株式市況はNHK内に設置してあるコンピューターの不具合で前日(16日)の終値をそのまま放送してしまうミスがあり、同日19時からのラジオ第1放送「NHKきょうのニュース」内で謝罪した上で同21時からラジオ第2放送の番組内容を変更し、改めて正確な終値を伝えた。[2]
名古屋証券取引所の銘柄