栗田工業株式会社
Kurita Water Industries Ltd.
本社の入居する中野セントラルパークイースト
種類株式会社
市場情報東証プライム 6370
栗田工業株式会社(くりたこうぎょう、英: Kurita Water Industries Ltd.)は、東京都中野区中野に本社を置く、半導体や液晶などの製造に欠かせない超純水を製造する水処理装置・水処理薬品の製造・開発を行なう企業である[2]。水処理専業としては国内最大手。東証プライム上場。
1949年(昭和24年)に海軍機関少尉や引揚船・千歳丸の機関長を務めた栗田春生が設立した[3]。
社名の「栗田」は創業者・栗田春生の苗字からとられているが、一代限りであり、現在創業者一族との関係はない。また「栗田工業」という名の企業は他にも全国に幾つか存在するが、それらとは全く別の企業である。
かつては「水の未来、人間の未来」などのスローガンがあった。 氏名在任期間出身校
沿革
1949年(昭和24年)- 兵庫県神戸市にて設立。旧日本海軍の技術を生かしたボイラー清浄剤(清缶剤とも呼ぶ)の製造販売業。
1953年(昭和28年)- イオン交換樹脂による純水装置を手始めに、水処理装置事業を開始。
1956年(昭和31年)- 本社を大阪市中央区に移転。
1961年(昭和36年)- 東京証券取引所、大阪証券取引所2部上場。
1962年(昭和37年)- 神奈川県横浜市保土ケ谷区に総合研究所を設立。東京証券取引所、大阪証券取引所1部指定替え。
1969年(昭和44年)- 東京都港区と大阪市の二本社制。
1974年(昭和49年)- 東京都新宿区に東京本社ビルを建設。
1983年(昭和58年)- 本社を東京都新宿区に移転・統合。H2Oをイメージしたシンボルマークを制定。
1985年(昭和60年)- 神奈川県厚木市森の里に技術開発センターを開設。横浜の総合研究所を移転・閉鎖。
1998年(平成10年)- 栃木県下都賀郡野木町に事業開発センターを設立
2005年(平成17年)- 研究開発体制の再編に伴い、技術開発センターと事業開発センターを統合し、クリタ開発センターを開設[4]。技術開発センターは閉鎖。
2012年(平成24年)- 本社を東京都中野区の中野セントラルパークイーストに移転。
2022年(令和4年)- 東京都昭島市に研究開発拠点「クリタイノベーションハブ」を新設。栃木の開発センターを移転・閉鎖。
歴代社長
1栗田春生1949年7月 - 1967年12月海軍機関学校[5]
2貝石眞三1967年12月 - 1977年10月神戸高等商業学校[6]
3佐川明1977年10月 - 1981年9月東京商科大学[6]
4中村貞夫1981年9月 - 1986年6月京都帝国大学法学部[7]
5高岡清1986年6月 - 1995年6月広島大学工学部[8]
6竹歳一夫1995年6月 - 1999年6月神戸大学文学部[9]
7三東崇秀1999年6月 - 2003年6月大阪府立大学農学部[10]
8藤野宏2003年6月 - 2009年6月九州大学理学部[11]
9斉藤浩2009年6月 - 2011年6月大阪大学大学院工学研究科[12]
10中井稔之2011年6月 - 2016年4月早稲田大学法学部[13]