栄えある海、聖なるバイカル
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『栄えある海、聖なるバイカル』(はえあるうみ、せいなるバイカル、ロシア語:Славное море - священный Байкал)は19世紀から歌われているロシア民謡で、作詞者シベリア詩人・ドミトリー・ダヴィドフ(Дмитрий Павлович Давыдов)で、作曲者は不明。
歌詞

19世紀前半には「デカブリストの乱」(1825年)などで、多数のロシア人がシベリア流刑になっている。作詞者のドミトリー・ダヴィドフは1848年にウラン・ウデを訪れてから、11節から成る詩を「バイカル湖での逃亡者の思い」(ロシア語: ≪Думы беглеца на Байкале≫)と題して発表している。収容所を逃げ出した男が、魚を詰める樽に身を隠して、バイカル湖を渡り、自由の世界へ逃げ出し、湖の周りの大自然を朗々と歌い上げる内容になっている。 [1]

この全体の詩の5節のみを多少変更した形で歌になり、現在もそれで歌われている。第1節は次の通り。ダヴィドフの原詩ロシア語: Славное море ? привольный Байкал,Славный корабль ? омулёвая бочка.Ну, баргузин, пошевеливай вал,Плыть молодцу недалёчко!現在歌われる歌詞ロシア語: Славное море ? священный Байкал,Славный корабль ? омулёвая бочка.Эй, баргузин, пошевеливай вал,Плыть молодцу недалёчко!日本語訳(GFDL)栄えある海、聖なるバイカル、栄えある舟は、オームリ魚を詰める。さあ、バルグジンの風よ、吹いてくれよ、でかしたぞ、行く先はもう遠くないぞ。

日本でも

日本でもこの歌は1950?1970年代に「うたごえ運動」、「歌声喫茶」などで歌われている。「名も床(ゆか)し 聖(きよ)きバイカル、わが舟はオムリの樽(たる)よ。」という出だしの小野光子・井上頼豊の訳「聖なる湖バイカル」 [2] などがある。
参照項目

歌:「
さすらい人 (ロシア民謡)

脚注[脚注の使い方]^Glorious Sea the Sacred Baikal: History
^聖なる湖バイカル (自動的に音が出るので注意!)


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