栃木運輸支局
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栃木運輸支局(とちぎうんゆしきょく)は国土交通省の45都道府県にある運輸支局のひとつ。関東運輸局管内。

管内に自動車検査登録事務所を有する。海事関係は栃木運輸支局で扱うが、船舶登録関係の業務は扱わない。目次

1 所在地

2 自動車登録管轄区域

3 交付されるナンバープレートについて

4 佐野ナンバー騒動

5 外部リンク

所在地

栃木運輸支局:
栃木県宇都宮市八千代1-14-8

佐野自動車検査登録事務所:栃木県佐野市下羽田町2001-7

自動車登録管轄区域 佐野自動車検査登録事務所

栃木運輸支局:栃木県中部・北部(宇都宮市鹿沼市日光市真岡市大田原市矢板市那須塩原市さくら市那須烏山市下野市河内郡芳賀郡塩谷郡那須郡下都賀郡壬生町

佐野自動車検査登録事務所:栃木県南部(足利市栃木市佐野市小山市・下都賀郡野木町

交付されるナンバープレートについて

現在交付されているナンバープレートは下記の通りである。

栃木運輸支局:「宇都宮」ナンバー、および「那須」ナンバー(ご当地ナンバー、大田原市・那須塩原市・那須郡那須町)

佐野自動車検査登録事務所:「とちぎ」ナンバー

元々、栃木運輸支局においては栃木県全域において「栃木」ナンバー(かつては「栃」ナンバー)を交付していたが、栃木県内での自動車登録台数が増加したこともあり、ナンバープレートの逼迫対策もあって、1999年に栃木県南部の佐野市に自動車検査登録所を設け、別のナンバープレートを交付することとした。しかし、県南部に「栃木市」が存在する(栃木市は佐野自動車検査登録事務所の管内)ために、栃木運輸支局管内で「栃木」ナンバーを使用しつづけると混乱が生じる恐れがあったことから、栃木運輸支局で交付するナンバープレートは支局の存在する宇都宮市から「宇都宮」ナンバーに変更し、さらに佐野自動車検査登録事務所管内は佐野ナンバーとせず、ひらがなの「とちぎ」ナンバーとした。なお、ダンプカーの表示番号の頭は『とち』ではなく『佐野』である。

このように運輸支局で交付するナンバープレートを変更した事例(1988年頃までに実施された、頭文字一文字からフル表示への変更を除く)は、埼玉運輸支局(1975年、埼玉→大宮)および茨城運輸支局(1978年、茨城→水戸)があるが、いずれも検査対象軽自動車の登録名のみの変更(普通登録自動車は「埼」「茨」からの変更)であり、普通登録自動車(白ナンバー・緑ナンバー)を含めた大規模な変更を行った事例は他にない。
佐野ナンバー騒動

1996年7月の佐野市への自動車検査登録所の新設のための県所有の用地売却を発端として、佐野市・旧安蘇郡田沼町葛生町)を中心として「佐野ナンバー」誕生の期待が高まっていた。しかしながら、1998年ごろより「佐野」の名称を県南地域のナンバーに採用することに対し佐野市と旧安蘇郡を除く周辺市町からの強い反発があった。この背景には、当時は両毛地域の中核都市として存在感が大きかった足利市、元県庁所在地として県南部の政治・文教都市としての役割を担う栃木市、人口増加が著しく急成長を遂げていた小山市と比較し、佐野新都市開発や田沼町・葛生町との合併前の佐野市の都市規模に格段の差があったことが、周辺市町からの激しい反発を招いた要因の一つである。こうした中、各市はナンバーの名称として、足利市は「渡良瀬」、栃木市は「栃南」、小山市は「下野」をそれぞれ提案した。

一方、周辺市町の反発の強さを重く見た渡辺文雄知事(当時)は、「ナンバーの名称に広域的な名称を採用する」として調整に入った。これを受け、佐野市と旧安蘇郡内では「佐野ナンバーを走らせよう!」と示した広告看板が随所に設置され、佐野ナンバー実現の機運を高めようという動きがあったが、周辺市町の佐野ナンバーへの抵抗は根強かった。その後、佐野市長が知事のもとを訪れ、「『栃木佐野』『下野佐野』でも良いので、『佐野』という名称を残してほしい」との陳情を行ったが、「佐野の名称は広域的なものとは言い難く、これ以上『佐野』の名称にこだわるようであれば、佐野市への自動車検査登録所の新設は凍結するか、他市町村に設置を検討する」との答申がなされ、最終的に佐野市側は「佐野ナンバー」の新設を断念し、1999年に自動車検査登録事務所の設置に至った。
外部リンク

国土交通省関東運輸局ホームページ


栃木運輸支局ホームページ











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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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