柿葺
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出典検索?: "?葺" ? ニュース ・ 書籍 ・ スカラー ・ CiNii ・ J-STAGE ・ NDL ・ dlib.jp ・ ジャパンサーチ ・ TWL(2013年1月)
?葺の屋根(慈照寺)

?葺(こけらぶき)は、屋根葺手法の一つで、木の薄板を幾重にも重ねて施工する工法である。日本に古来伝わる伝統的手法で、多くの文化財の屋根で見ることができる。世界各地で古くから類似の手法が見られ、日本独特のものではない。英語ではWood Shingle roof、Shake roof等と呼ばれる。

なお、「?(こけら)」と「(かき)」とは非常に似ているが別字である。「?(こけら)」は「こけらおとし」の「こけら」同様、木片・木屑の意味。ただし、両字の関係については議論がある(「こけら落とし」参照)。

2020年「伝統建築工匠の技:木造建造物を受け継ぐための伝統技術」がユネスコ無形文化遺産に登録され、この中に「檜皮葺・?葺」が含まれている[1]
概要柿板の束(左下)と竹釘(右下)と金槌。エドワード・モースのスケッチ柿板葺きの作業中の釘入れ。モースによるスケッチ

板葺の一種であり、薄く短い板を重ねて葺く。曲線的な造形も可能で、優美な屋根をつくることができ、主に書院や客殿、高級武家屋敷などに用いられた。 耐用年数は25年程度とされる[2]。また、瓦葺の下地として用いられることもあり、土居葺あるいはトントン葺と呼ばれる[3]

用いる?板(こけらいた)の厚さにより以下の種類がある。
?葺(こけらぶき)
最も薄い板(?板)を用いる。板厚は2 - 3ミリメートル。ふつう一枚ずつ釘で打ち付ける[4]
木賊葺(とくさぶき)
?板よりも厚い板(木賊板)を用いる。板厚は4 - 7ミリメートル。最も格の高い葺き方とされ、仙洞御所などで用いられたが、現在ではほぼ使われない[5]
栩葺(とちぶき)[6]
最も厚い板(栩板)を用いる。板厚は1 - 3センチメートル。東北地方でよくみられる[5]
材料?葺の構造見本延暦寺根本中堂回廊の栩葺屋根

ヒノキサワラスギエノキなど、筋目がよく通って削ぎやすく、水に強い材木が用いられる。地方によってはクリマキも用いられる[7]。木賊葺や栩葺にも、トクサ(木賊)やクヌギ(栩)が材料として用いられるわけではない。

原木を30cm程度の輪切り(玉取り)にし、刃物でまず耐水性に劣る辺材を落とし、次に6ないし8等分に放射状に割る(ミカン割り)。次に柾目取りに割り裂いて3cm程度の厚板を取る(分取り)。板幅をそろえた(脇取り)後に決まった板厚に割り裂いて仕上げる(小割り)。板を裂いて作ることから、板を重ねたときに間に適度な隙間ができ、毛細管現象により水を吸い上げることを防ぎ耐久性が増す[7]

このように原木を割り裂いていくため、節があるような原木では?板は作れない。材料の確保には手の行き届いた森林が必要であるが、林業の衰退により難しくなってきている[8]
葺き方

軒先に軒付板と呼ばれる化粧材で厚みをつくった上から平葺きする。葺足(ふきあし・上下の板をずらす間隔)は3cm程度を基本とし、左右の板の継ぎ目は上下で重ならないようにする。板は二枚重ねごとに竹釘で止める。この際、耐久性を向上するため銅の薄板を挟み込むことがある。箕甲(みのこう・破風際の曲線)では撥型に成型した板を用いる[9]

@media screen{.mw-parser-output .fix-domain{border-bottom:dashed 1px}}木目方向に割って作成した板材をつかった?葺きは通常40年程度の耐久性があるといわれている。海外ではフロー (froe)と呼ばれる道具を使い製材する。[要出典]
歴史

初期の?葺は板葺に檜皮葺の技術を取り入れたものと考えられる。


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